「nid」の喫茶と焼菓子。そして顔の見える手仕事たち。
食べる
2021.01.28
今回ご紹介するのは、新潟市中央区の「ピアBandai」にある焼菓子屋さん「nid(ニド)」。こちらのお店は、「piatto giorni」のセカンドラインとして誕生しました。新潟の地粉を使った焼菓子がたくさんラインナップ。食べても見ても素敵で、贈り物にもピッタリな「nid」の焼菓子について、店長の渡邉さん&スタッフのみなさんにお話を聞いてきました。

nid
渡邉 未穂 Miho Watanabe
1978年三条市生まれ。「nid」の店長。スコーンが好き。

nid
笹川 絵理 Eri Sasagawa
1981年新潟市生まれ。パティシエ&開発部長。ティラミスとワインが好き。

nid
村山 麻衣子 Maiko Murayama
1979年三条市生まれ。工場長。シュークリームやフィナンシェ、プリンが好き。

nid
渡邉 まさみ Masami Watanabe
1967年新潟市生まれ。販売&ホール担当。パンやシュークリーム、スコーンが好き。
女性4人が切り盛りする「nid」。それぞれのパートを聞いてみた。
――今日はスタッフさんが大集合ですね。えっと~……みなさんは、それぞれどんなお仕事を担当しているんですか?
渡邉店長:じゃあ、順番に自己紹介していきますね。まず、私は「nid」で店長という名の何でも屋をしています(笑)。お店の仕事を全般的にしつつ、果物の加工が主な業務で、農家さんから届いた果物をジャムやシロップにしたり、ジェラートも作ったり、焼菓子をもっと美味しくするパートを担当しています。
笹川さん:私はお菓子の製造担当で、みんなの「これ作りたいね」「こんなの食べたいね」をカタチにする開発担当でもあります。20年ぐらい培ってきた製菓の技術をフルに使って、みんなの味覚と思いを具現化しています。

村山さん:私も一緒に製造を担当しています。焼菓子やデザートをずっと作ってきたのもあって、工場長と呼ばれています(笑)。接客もしています。
笹川さん:お菓子のベース作りがメインってこともあって、村山さんは「何でも知っている、頼れる姉さん」なんですよ。
スタッフ一同:そうそう(笑)
渡邉まさみさん:それでは最後に……私は製造の補助をしたり、ホールや商品の包装を担当したり、その時々に応じて「これお願いします」を担当しています。子育てがひと段落したのもあって、基本的には土日メインの登場です。
――なるほど。それぞれのパートを担当しながら、サポートしあっている感じなんですね。

自分自身に戻れる場所。それが「nid」。
――それでは、お店についても聞かせてください。「nid」って書いて、何て読むんですか? 「ニッド」ですか?
渡邉店長:「ニド」です(笑)。「鳥の巣」を意味するフランス語とイタリア語を織り交ぜた造語で、「鳥の巣みたいに自分自身に戻れる場所」という意味を持たせました。
――なんか、お洒落ですね。 「nid」は焼菓子屋さんですよね? 店内メニューが置いてありますけど、もしかして店内で飲食もできるんですか?
村山さん:そうなんですよ。焼菓子の販売だけでなく、スコーンを食べたり、ドリンクでほっと一息ついたり、そういう喫茶もやっています。あとは、パンケーキミックスなどの販売もしているんですけど、これは「手しごとたち」って言葉でまとめています。

――焼菓子、喫茶、そして手しごとたち。「nid」はこの3つでできているんですね。メインの焼菓子には、どんなこだわりが詰まっているんですか?
笹川さん:ひとつの土地で生産から製粉まで行っている小麦粉を「地粉」といって、この店では「新潟の地粉」を使った焼菓子を作っています。強い個性があるわけじゃないけれど、とにかく美味しいから、この素晴らしさを知ってもらいたくて。
渡邉まさみさん:そうそう。香りとかじゃなくて……なんだろう、シンプルなんです。この地粉。素直に粉の味わいが伝わるというか。

地粉を使った焼菓子は、季節によっていろいろ。
――素直に粉の味わいが伝わる焼菓子……どんな味が気になりますね。焼菓子はどのくらい種類があるんですか?
渡邉店長:焼菓子はクッキーやスコーン、パウンドケーキなどがあって、季節によって内容は変わるけど、常時15種類ぐらいが並んでいます。
――「これぞnidの定番」って焼菓子は、どれですか?
村山さん:それならバタークッキーとスコーンですね。
笹川さん:バタークッキーは、しっかりと焼いているからちょっと色が濃くて、発酵バターの香りがあって、そして地粉でサクサク。量り売りをしていて、専用の缶を買ってもらえると割引もあるんですよ。

渡邉店長:スコーンは生クリームをたっぷり使っているから中はしっとりだけど、外側はザクザクで全粒粉の香ばしさを感じられます。「ボソボソしているからスコーンは好きじゃない」って人に「スコーンが好きになった」と言ってもらえる率が高いし、甘さを抑えてあるから食事としても召し上がってもらえます。ちなみに、私が一番好きな焼菓子です。
――どっちも美味しそう! じゃあまずはバタークッキーとスコーンを食べないと「nid」は語れませんね。
渡邉まさみさん:あ、忘れちゃいけないのが、喫茶でのスコーンです。農家さんから届いた果物を使った手作りジャムとか、もっと美味しくしてくれるトッピングと一緒に楽しめる「スコーンサンド」として提供しています。

――ほほう。喫茶ならではの楽しみが待っているなんて。それでは最後に、渡邉店長にお聞きします。これからスタッフのみなさんと「nid」で、どんなチャレンジをしていきたいですか?
渡邉店長:まずは、みんなが「楽しい」と思ってくれるのが絶対です。みんなが楽しく仕事に取り組んでくれれば、味にも、お店の雰囲気にも、もちろんお客さんにも、その楽しさは伝わります。それで、普段の何気ない会話の「こんなの食べたいね」をカタチにして、体感してもらえるように、これからもいろんな焼菓子を提供していきたいし、お酒と焼菓子を楽しむ会とかもしたいし……。うん、やりたいことはいっぱいあるから、ちょっとずつみんなで叶えていきたいです。

nid
新潟県新潟市中央区万代島2-13 ピアBandai内
025-384-4956
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