大きな看板が目印の「中華飯店 永楽」は、横越エリアにある中華料理店。ラーメンだけでもたくさん種類があり、カレーやカツ丼などのご飯ものも充実しているお店です。でも、ほとんどの人が注文するのは「五目ラーメン」なんだとか。今回は、店主の遠藤さんにお店のこと、そして五目ラーメンのことをいろいろ聞いてきました。
中華飯店 永楽
遠藤 大樹 Daiki Endo
1981年新潟市生まれ。建築関係の仕事を経て、20歳から「中華飯店 永楽」で働く。2017年に父の後を継ぎ、2代目店主となる。
——遠藤さんは、どんな経緯で飲食の仕事をはじめたんですか?
遠藤さん:子どもの頃から、「親の仕事を継ごう」と決めていたんですよね。若い頃は建築の仕事をしていましたが、父が営む「永楽」のスタッフに空きが出たというので、20歳のときからこの店で働きはじめました。
——はじめての頃はどうでしたか? 最初は大変な思いをされたのでは?
遠藤さん:う〜ん……。あまり苦労した記憶はないですねぇ(笑)。この店で働くまでほとんど料理をしたことはなかったんですけど、包丁の使い方も割とすぐに覚えましたし、店に入ってからすぐに鍋調理もやりましたし、淡々といろいろなことをこなしていった感じです。この仕事をはじめて、だんだんと料理が好きになっていったんだと思います。好きなことをしているから苦にならなかったのかもしれません。
——お店のメニュー、たくさんありますよね。ラーメンだけじゃなくて、餃子、焼きそば、カツ丼、カレーも。
遠藤さん:このお店は広いし、座敷があるから家族でいらっしゃるお客さまも多いんですよ。だから、お子さんもご年配の方も、みんなが自分の好きなものを選べるようにいろんなメニューを揃えていたいと思っています。たくさんのメニューから好きなものを選べるってワクワクしますよね。自分だって、メニューがいっぱいある中から好物を選びたいって思いますもん。でも、少し前まで、もっとメニューがあったんですよ。これでも絞った方なんです。
——お店の一番人気はどれでしょう?
遠藤さん:自家製の皮で作る餃子も人気があるんですけど、ほとんどのお客さまが五目ラーメンを注文されます。メニューをたくさん用意しているけど、五目ラーメンが圧倒的に人気なんですよ(笑)
——その五目ラーメンにはどんなこだわりがあるんですか?
遠藤さん:父の代から変わらない味が受けているんですかね。当たり前に五目ラーメンを作り過ぎていて、何がこだわりか言葉にしにくいです。あ、でも、5年くらい前に自家製麺に変えました。「美味しくなった」と嬉しい声をいただきましたね。
——五目ラーメン以外も自家製麺?
遠藤さん:ラーメンは全部自家製麺を使用しています。自家製麺だとどうしても手間がかかるんですけど、美味しさをもっと追求したいと思ったんです。コシが強めのストレート麺で、ツルツルした食感にもこだわりました。
——新メニューを作ることもありますか?
遠藤さん:ちょうど今、新しい麺を作ろうと動いているところです。ラーメンって美味しいけど、体重を気にしている人には天敵ですよね。僕も今ダイエットをしているので、ラーメンを我慢することが多いんですよ。だから、ダイエット中も気にせず食べられるラーメンを作りたいと思って、小麦の代わりに低カロリー・高タンパクの材料で自家製麺を試作しているところです。新しい麺には、濃いめの魚介スープが合うと思うんですよね。
——新メニュー、楽しみにしています。最後に、どんなお店を目指しているのか教えてください。
遠藤さん:ご家族が休日に来ても、働く人がランチに来ても食べたいものが見つかるように、中華料理店らしくいろいろなメニューがあるスタイルは変えないでいたいです。それと、いつまでも愛されるお店でいたいですね。
中華飯店 永楽
新潟市江南区横越川根町3-13-16
025-385-5227