お客さんの好みに合わせた中華料理を提供する、古町の「旬菜中華 十嵐」。
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2023.12.26
味の好みって人それぞれですよね。自分が美味しいと思って勧めたのに、相手の反応はイマイチだったり……。でも大丈夫、人それぞれの好みに対応してくれる中華料理のお店が西堀通りにあります。その名も「旬菜中華 十嵐(しゅんさいちゅうか とおがらし)」。店名からは激辛料理のイメージしか感じられませんが、はたして実際は? 店主の五十嵐さんにお話を聞いてみました。


旬菜中華 十嵐
五十嵐 敬朗 Takao Ikarashi
1990年新潟市南区生まれ。創作中華居酒屋でアルバイトをしながら国際製菓調理専門学校に通い、卒業後はそのままアルバイト先に就職。その後は同系列のラーメン店で店長を経験し、2023年に独立して「旬菜中華 十嵐」をオープン。趣味は海釣りで、店から近い日和山海岸で釣り糸を垂らしていることも。
お客さんの顔を見て料理を作る中華料理店。
——かなりこじんまりとして、アットホームな雰囲気のお店ですね。
五十嵐さん:お客様の顔を見ながら料理が作れるお店を、ずっとやりたいと思っていたんですよ。
——それはどうしてなんですか?
五十嵐さん:最初に勤めた創作中華居酒屋では、お客様の好みに合わせた味付けをして料理を作っていたので、僕もその料理を実践したかったんです。
——お客さんの好みに合わせた味付けなんて、そんなことができるんですか?
五十嵐さん:例えばお酒を飲んで酔っているお客様には濃い味付け、年配のお客様にはあっさりした味付けに調節します。あとはお客様との会話のなかで、お客様の味の好みを探りながら作っていくんです。

——じゃあお客さんからすると、自分のために味付けした料理を作ってもらえるってことなんですね。
五十嵐さん:好みは人それぞれで違いますから、自分の味を押し付けるよりも、好みに合わせた料理を作ってあげたいんですよね。
——お客さんにとっては何よりありがたいことですね。ところで五十嵐さんは、ずっと料理の仕事をしてこられたんでしょうか?
五十嵐さん:はい、小学校に上がる前からラーメン屋さんに憧れていたんです。それで調理師専門学校に通いながら本町の創作中華居酒屋でアルバイトをして、卒業を機に正社員として働くことになったんです。
——そのときにお客さんの好みに合わせる料理を学んだんですね。
五十嵐さん:そうなんです。その後は同系列のラーメン店で働くことになって、店長を2年ほど経験させていただきました。おかげでお店の営業や経営について勉強させてもらう、いい機会になりましたね。ただ、お店が忙しくてお客様の顔を見ることができない状況に、だんだん違和感を感じるようになっていったんです。

——それで独立することにされたんですか。
五十嵐さん:ラーメン店で僕の前に店長をやっていた先輩が独立したのを見て、僕も自分のお店をやってみたいと思うようにななりました。勉強のためにいろいろなお店を回っているうちに「だいず」という隠れ家っぽい居酒屋に出会って、自分のやろうとしているお店のスタイルが明確になりました。
——独立するとき、そのお店を参考にした部分は大きかったんでしょうか。
五十嵐さん:今でもいろいろと相談に乗っていただいています。いつだったか「小さなお店だと大きい忘年会の予約が取れない」と愚痴ったことがあるんです。そうしたら「僕らのようなお店は忙しい日を作る必要はないんだよ。暇な日をなくすようにすればいいんだ」と言われて感銘を受けましたね。

旬の食材を使った中華料理と、種類豊富な紹興酒が味わえる。
——「十嵐」という店名やロゴのイメージからすると、辛い料理をメインにしているお店なんですよね。
五十嵐さん:そんなことないんですよ(笑)。「麻婆豆腐」や「エビチリ」、「台湾ラーメン」といった辛いメニューもありますけど、それを前面に売り出しているお店じゃないんです。
——そうなんですか! そのわりに、お店のいたるところに唐辛子が飾られているような……。
五十嵐さん:(笑)

——お料理や、使っている食材へのこだわりがあれば教えてください。
五十嵐さん:店名に「旬菜中華」とあるように、旬の野菜や魚を使った料理を心がけています。その野菜や魚も本町市場に足を運んで、直接仕入れるようにしているんです。
——自分の目で品質を確かめながら選んでいるんですね。
五十嵐さん:それもありますけど、ひとりでお店をやっているとお客さん以外とは関わらないようになっちゃうので、できるだけ外に出て人と会うようにしているんです。八百屋さんや魚屋さんと会話することで知識もつくし、人間としての成長もあると思うんですよ。

——紹興酒の種類が充実していますよね。何か理由があるんですか?
五十嵐さん:料理とは違うんですけど、紹興酒推しのお店を目指しています。日本酒やビールはライバルが多いので、あんまり他のところがやっていないような、何かにこだわったお店にしていきたいんです。今は13種類の紹興酒を置いているんですけど、将来は50種類くらいご用意したいと思っているんです。
——確かにいろいろな紹興酒が飲めるお店って、新潟では珍しいかも……。
五十嵐さん:紹興酒ってとても種類が多いんですよ。クセが苦手という人も多いけど、年代や飲み方でも味や香りが違いますから、きっと自分好みの一杯に巡り合えると思います。
——いろいろ試してみたくなりますね。古町にお店をオープンしたのには、何か理由があったんでしょうか。
五十嵐さん:古町のお店って、お互いに支えあって営業しているんです。だからお店をやるんだったら古町でやると決めていました。僕も古町のいろいろな人たちに支えてもらっているんです。その人たちのためにも、しっかり努力して営業していかなければと思っています。

旬菜中華 十嵐
新潟市中央区西堀前通8番町1488-2 ※移転しました
025-364-3174
16:00-24:00
日曜休
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