Thingsを紙媒体で楽しむ、
『Things ZINE』3冊同時リリース。
カルチャー
2026.08.22
ローカルウェブマガジン『Things』から、この夏、新しいZINEシリーズが誕生します。その名もそのまんま『Things ZINE(シングス・ジン)』。今回は制作に携わったチーフ・エディターの本間が登場し、このZINEについていろいろご紹介させていただきます!
本間 彩華
Ayaka Honma(Things)
2000年新潟市生まれ。新潟大学人文学部卒。2024年4月に「JOEMAY」に入社し、同年の9月より『Things』のエディター/ライターとして記事を制作している。
チーフ・エディター本間が語る
『Things ZINE』って何?
――ThingsからZINEが登場したということで、今回はその制作の中心人物であるチーフ・エディターの本間さんにお話を聞きます。まず、そもそもZINE(ジン)というのは何なのか、というところから教えてください。
本間:よろしくお願いします。ZINEというのは、個人とか少人数の団体が自由なテーマで作る小冊子です。書籍だと出版社が作って流通してとたくさんの人が関わったり複雑なビジネスの仕組みがありますけど、ZINEはもっと気軽に、誰でも作って発表できる出版物、という感じのものです。私は勝手に「マガジンのちっちゃいバージョン」と思っていて。そんなにボリュームもないので手軽にサクッと読めて、楽しめるものですね。
――マガジンといえばThingsでは3年前に『Things Magazine』という雑誌をリリースしました。当時は本間さんは?
本間:私はまだ関わっていないときですね。なんなら『Things Magazine』を買う方の、お客さんの立場でした。実際、買いました(笑)
――雑誌とZINEではまただいぶ違いがありますか?
本間:より自由に、フットワーク軽く作れているんじゃないかと思います。今回はポップなロゴをZINE用に作ってもらいましたし、お店もほぼ私の主観で選ばせてもらったので、Thingsの読者に向けて、というより、私の気持ちがより入ったものに(笑)なっています。
――実は、本間さんが完成したZINEの実物を手に取るのは、今日(取材日)がはじめてだそうですね。率直な感想を教えてください。
本間:感想ですか……本当にできるものなんだな、っていうのが(笑)。文章を再構成したり、校正やチェックをしている段階ではずっとデータで見ていたんですけど、実際にかたちになって触れてみて、あ、意外としっかりしてる表紙なんだな、反射が綺麗だなとか、もし本屋さんに並んでいたら私だったら気になって手に取るなとか、そういうことをまず思いました。本当にできたんだなって、素直に嬉しいです。

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ウェブメディアが作る紙媒体、
手触りやリズムを楽しんで。
――ウェブの媒体が紙のものを作るというのは、作り手としてすごくワクワクしますよね。
本間:そうですね。やっぱり紙でページをめくる感覚が好きですね。手触りとか、音とか。いつもスクロールで伝えていることを、こうしてページをめくる感覚やリズムで伝えられるというのは、私にとっては本当に新鮮です。
――そもそも、今回ZINEを作ることになったのは?
本間:Thingsのディレクターの藤田さんから、「ZINE作りたいんだけど、一緒にThingsのZINEも作らない?」って誘ってもらって。「やりたい!」って思ったところからですね。私にできるかな、っていう不安は大きかったんですし、さすがにひとりだったらできなかったと思うんですけど、そのときは「まあ藤田さんがいろいろやってくれそうだな」と思って(笑)、私自身も、いい経験ができるような気がしました。
――ウェブで掲載された記事から再編集していく作業はどうでしたか?
本間:ウェブと違って、レイアウトの制限があるので、その中に文章を収めていくことに関しては、書いてみてやっぱり自分はまだまだだなと感じました。でも、以前の取材をもう1回思い出してみて、「こんな話で盛り上がったな」みたいなところをピックアップしたり、逆に、通常のウェブ記事では伝えきれなかった部分も加えてみたり、それは面白い作業でしたね。
――なるほど、キュレーター的な存在であるメディアが、さらにその媒体の中からセレクトしていく、編集していく、という二次的な面白みがZINEにはありそうですね。
本間:そうですね。年間365本の記事を全部読む、って読者の方にとってはけっこう大変かもしれないですよね。もっと気軽にThingsを楽しんでもらうために、編集部の人間がセレクトして短くまとめたものをお渡しする、という、そんな感じに捉えていただけると嬉しいです。


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3種類を同時リリース!
めっちゃ主観入っています!
――今回、ZINEは三冊同時リリースということで、掲載店はほとんどが本間さんが実際に取材をされたお店と聞きました。
本間:そうですね、別のライターさんの原稿もいくつかは含まれていますけど、ほぼほぼ、私が取材したお店です。
――三冊それぞれにテーマがあります。カフェ、居酒屋、雑貨店で分かれていますが、このテーマ設定はどのように決めたのですか?
本間:前提として、せっかく紙で刷るのだから「写真が綺麗なお店を選びたい」というのがあったんです。そこから考えはじめて、「カフェは絶対欲しいな」「雑貨屋さんも最近いい写真撮れたしな」「あと自分が大好きな居酒屋さん特集はマストだな」という感じで(笑)、わりとすんなり決まりましたね。
――取材をしていると、記事を書くだけじゃなくて写真も撮るから、その部分での思い入れがある、というのは実際のライターさんならではの気持ちでしょうね。
本間:例えば雑貨屋さんって、けっこう撮影が難しいんですよ。同じようなアングルばっかりになったりして。今回はその中でも、雰囲気をちゃんと伝えられたな、と思うお店を選ばせてもらいました。でもやっぱり写真撮影はこれからも私の課題なんです。
――本間さんが上手に写真を撮れているか、そういう視点でZINEを楽しむのもありですね(笑)。お店の方とのコミュニケーションという意味でも、今回、またやりとりがあったりするわけですよね。
本間:掲載店のセレクトは全部まかせてもらったので、お店の方にまたお会いできたり、連絡ができたりして、そういう楽しみがありましたし、逆にまだ直接お会いできない方もいてもどかしかったりもしています。ZINEが完成したらお持ちして、ちゃんとご挨拶できたらいいなと思っています。
――完成したZINE、これを持ち帰って、本間さんはどこで最初にじっくり読みますか?
本間:家に帰って読むか、それこそお気に入りのカフェでじっくり読もうかなと思います。居酒屋さんをテーマにした号は、やっぱりどこかのお店のカウンターとかでお酒を飲みながら読もうかな(笑)
――お店の人に、「見て見て、これ作ったの、私」って?
本間:めっちゃ嫌な客じゃないですか(笑)
――(笑)。でも、そんなふうに持ち歩いて、気がむいたときにぺらぺらめくる、そういう楽しみ方もできますよね。
本間:文章量もそんなに多くないですし、気軽に楽しんでほしいです。読まなくても、写真だけを見て「あ、これ美味しそう」とか「焼き鳥食べたくなったな」とか、全然そんな感じでいいと思うんです。
――この『Things ZINE』はどこで手に入るのでしょうか?
本間:9月上旬からオンラインでも購入できるようになりますし、8月23日(日)の「ZINE FEST 新潟」(会場:朱鷺メッセ中会議場301)でも出展して先行販売をします。ぜひ、手にとっていただけるとありがたいです!


CAPSULE PRESS(カプセルプレス)
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