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気軽に楽しめるケーキ=カップケーキがメインの洋菓子店「ateli M’s」。

みなさんはどんなときにケーキを買ったり食べたりしていますか? お友達の家に遊びに行くときの手みやげに、誕生日や記念日などの特別な日に、いろんなシチュエーションが考えられますよね。自宅でのティータイムに楽しむ人もいると思います。でもそう毎日食べるものではありません。ケーキには、贈り物やお祝いなど、ちょっと贅沢なイメージがあるんじゃないでしょうか。今日ご紹介するのは、もっと気軽にケーキを楽しいんでほしいと「カップケーキ」をメインに作っている「ateli M’s」の和田さん。いろいろなお話を聞いてきました。

 

 

ateli M’s

和田 誠 Makoto Wada

1980年胎内市生まれ。新潟市内の製菓専門学校卒業後、兵庫県の洋菓子店で8年間修行する。その後、長野県にあるカフェ併設のパティスリーで4年半店長を務め、独立のため新潟県に戻って2014年に「ateli M’s」をオープン。お酒を飲むことと散歩するのが好き。

 

「アトリエ エムズ」じゃなくて「アトリエムズ」という名のお店。

——「アトリエ エムズ」じゃなくって「アトリエムズ」っていう店名なんですね!

和田さん:「アトリエ」と「エムズ」ていう意味の店名なんですけど、読むときは「アトリエムズ」ってくっつけて読むことにしちゃったんです。

 

——「アトリエ」は工房っていう意味ですよね?「エムズ」って何ですか?

和田さん:私の名前の「まこと」、妻の名前の「まみ」、それから「記憶」や「記念」といった意味の「メモリー」を合わせて「M’s(エムズ)」です。私たち夫婦がやっているお店で買ったケーキが、お客様の記憶に残ったり、記念になってくれたらいいなっていう思いでつけました。

 

 

——じゃあまず、奥さんの出会いから教えて下さい。

和田さん:長野県にある和菓子屋で出会いました。そのお店に洋菓子ブランドのカフェがあって、私がそこの店長をやっていたとき、一緒に働いていたんです。結婚を機に独立することを決めて、ふたりで新潟に帰ってきたんですよ。それから準備をして2014年4月に「ateli M’s」をオープンしたんです。

 

——ご自分でお店を始めた当初はいろいろとご苦労もあったんじゃないですか?

和田さん:長野で店長をやっていたときもお店の管理をしてましたけど、自分で経営するのは初めてでしたからねぇ。最初はわからないことだらけで苦労しましたね。でも妻と助け合いながらなんとかやってきました。

 

東京に行く仲間が多い中、あえて関西の洋菓子店で働く。

——和田さんはどうしてお菓子作りをするようになったんですか?

和田さん:子どものときから、ものを作ることが好きだったんですよ。私の父も兄も飲食関係の仕事をしている料理人だったから、私も飲食関係の仕事をしようかなと思っていたんです。でも父や兄と同じことをしたくはなくて。そこで私はお菓子作りの道に進むもうと決めて、新潟市内の製菓専門学校で学びました。卒業してからは、兵庫にある洋菓子店で8年間、お菓子作りの仕事をしてました。

 

——人と同じことをするのがイヤなタイプですね(笑)。それにしてもずいぶん遠いところまで行ったんですね。

和田さん:製菓学校の卒業生の多くは、東京をはじめ関東に就職する人が多かったんですよ。でも私は人と同じことをするのがイヤだったから、あえて関西のお店を紹介してもらったんです。

 

 

——ここでも同じことをするのがイヤだったわけですね(笑)。洋菓子店での修行はいかがでしたか?

和田さん:当時は朝早くから夜遅くまで働いてたので、辞めていく仲間もたくさんいました。私も「イヤだな〜」とか「行きたくねえな〜」とかは思いましたけど、「辞めよう」とは思わなかったんですよね。自分で決めたことだから最後までやり通そうと思ってました。工房内はすごく忙しくてバタバタしていたので、先輩の手が飛んできたり、同僚同士で取っ組み合いの喧嘩が起こったりするなんてこともありましたね(笑)

 

——長野のカフェに行ったのはその兵庫でのお仕事の後ですか?

和田さん:そうです。兵庫県の洋菓子店で一緒だった先輩が長野県のカフェで店長をやっていたんですけど、その先輩が辞めることになったので代わりにやってみないかって声がかかったんです。その頃には私も独立を考え始めていたので、いろいろ勉強する意味でもお引き受けすることにしたんです。

 

公園や土手などの屋外や、忙しい職場でも、気軽にケーキを楽しんでほしい。

——ところで「アトリエムズ」がカップケーキをメインにしているのはどうしてなんですか?

和田さん:ケーキって誕生日とか記念日とかに食べたりする「特別」なイメージが強いような気がするんです。でも、もっと日常的にカジュアルな感じでケーキを楽しんでほしいんですよ。たとえば公園や川の土手に持っていって、屋外でも気軽に味わってもらえたらいいなって思うんです。カップケーキだったらお皿を用意しなくても、どこでも手軽に食べることができるって思ったんですよね。

 

——たしかに後片付けも簡単ですよね。

和田さん:最近ではオフィスでミーティングのときに食べたり、看護師さんや保育士さんが職場のちょっとした休憩時間に食べてくれているんです。そういった、忙しくてあまり休憩時間が取れない人たちにもぜひ食べてほしいですね。

 

 

——ちなみに、どんなケーキがおすすめなんですか?

和田さん:おすすめといえば、みんなおすすめなんですけど……(笑)。お客様から人気があるのはムースショコラ、ティラミス、レアチーズケーキですね。でもカップケーキに負けないほど人気なのが店内メニューのパフェなんです。

 

——え? パフェもやってるんですか。

和田さん:やってるっていっても不定期メニューなんですけどね。本当はレギュラーメニューとしてやりたいんですけど、パフェを提供している間は他のことに手が回らなくなっちゃうんですよ。だから年に7〜8回くらい期間限定でしか作れないんです。評判を聞いてパフェをめがけて来てくれるお客様も多いんですが、やってなくてがっかりされてしまうことも多いんですよね……。提供期間はTwitterやInstagramを使って告知してますので、そちらでチェックしてから来ていただけるとありがたいです。

 

お菓子だけじゃなくて、いろいろな楽しみ方のできるお店でありたい。

——今後、新しくやっていきたいことってあるんですか?

和田さん:洋菓子店以外の企業とコラボして、何か面白いことができたらいいなって思ってます。お店ではケーキ屋お菓子だけじゃなくて、いろんなことでお客様に楽しんでいただきたいんですよ。だからハンドメイド作家さんや帽子屋さんの商品も販売させてもらってるんです。これからもケーキの気軽な楽しみ方を広げていけるよう、美味しいカップケーキを作り続けていきたいですね。

 

 

 

 

ateli M’s

〒950-0908 新潟県新潟市中央区幸西3-2-3 サニーアームス 1F

025-282-7079

10:00-19:00

水曜休(ほか不定休あり)

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