キッチンカーも手掛ける鈑金塗装工場
「有限会社バラーズファクトリー」

ものづくり

2026.08.27

text by Kazuaki Yamazaki

今まで様々なジャンルのキッチンカーを紹介してきましたが、今回はキッチンカーの製造販売を手掛けている、新潟市南区の自動車鈑金塗装業者「有限会社バラーズファクトリー」の代表・橋本さんをご紹介します。

Interview

橋本 剛

Tsuyoshi Hashimoto(有限会社バラーズファクトリー)

1969年新潟市南区(旧白根市)生まれ。学生時代からロックバンドでボーカルを担当し、上京して音楽活動に取り組む。その後は新潟へ戻って鈑金塗装会社で経験を積み、2001年に独立して「有限会社バラーズファクトリー」を立ち上げる。その後は鈑金塗装業に留まらず、中古車販売、キッチンカー製造販売、飲食業、発達性障害者施設などに幅広く取り組んでいる。

音楽活動を諦めて新潟に戻り
鈑金塗装工場を立ち上げる。

――橋本さんは音楽をやられていたんですよね。

橋本さん:LOUDNESS(ラウドネス)に影響を受けて、高校に入ってから組んだバンドではボーカルを担当していました。新潟市内のライブハウスで演奏していて、そのとき知り合った音楽仲間とは今でも交流があるんです。

 

――東京でも音楽活動をされていたそうですね。

橋本さん:新潟で活動していたバンドは解散したんですけど、音楽で食べていく夢を諦められなかったので、何人かで上京してバンド活動を続けていました。内装工事の仕事をやりながら音楽活動を6年間頑張って、それから見切りをつけて新潟へ戻ってきたんです。

 

――新潟に帰ってからはどんな仕事についたんでしょう?

橋本さん:もともと車が好きだったし手に職をつけたかったので、東区にある鈑金塗装工場で2年間働いて経験を積んで、2001年に独立して「有限会社バラーズファクトリー」を立ち上げました。お金がなかったので、事務所の内装工事は父と一緒にDIYしたんですよ(笑)

 

――鈑金塗装の仕事で心掛けていることはありますか?

橋本さん:当たり前のことなんですけど、仕上がりが綺麗になるように日々精進しています。

 

――スタッフが何人もいらっしゃるんですね。

橋本さん:うちは新人でもすぐに仕事をさせるようにしています。経験を重ねることで学ぶことの方が多いですからね。

 

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鈑金塗装業や中古車販売以外に、
かつての人気ラーメン店も経営?

――こちらの会社では、鈑金塗装の他にもいろいろビジネス展開をしているんですよね。

橋本さん:中古車販売やキッチンカーの製造販売をやっていますし、車とは関係ない業種にもチャレンジしてきました。

 

――例えばどのような?

橋本さん:ラーメン店やサーフショップ、居酒屋の経営もしてきましたね。

 

――ラーメン店までやっていたんですか?

橋本さん:「らぁめん紬麦(つむぎ)」のオーナーをはじめ周りにはラーメン店をやっている知り合いが多いので、興味を持つようになって、南区で「風の味らーめん GOIN GOIN(ゴインゴイン)」をオープンしました。

 

――え、あのお店は橋本さんが経営していたんですか。

橋本さん:そうなんですよ。職人が辞めた後は、僕がラーメンをつくっていました(笑)。キッチンカーの製造販売をすることになってからは、クレープのキッチンカーもやっていたんですよ。

 

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飲食業に携わってきた経験を生かし、
使いやすいキッチンカーをつくる。

――キッチンカーの製造もやっているんですか。

橋本さん:今ではキッチンカーの数が増えて製造を請け負うところも増えましたけど、15年前は新潟でキッチンカーをつくっているところなんてなかったんです。誰もやっていないなら自分がやろうと思ってはじめました。

 

――はじめてみて、いかがでした?

橋本さん:今まで飲食店に携わってきた経験が役に立ちましたね。厨房に立った経験もあるので、実用的な仕様で作業しやすいレイアウトをつくることができたんです。

 

――具体的にはどのようなことでしょう?

橋本さん:掃除がしやすいようにアルミを床に敷いたり、防火対策で壁にステンレスを貼ったりしています。使い勝手がいいのはもちろん、長く使えるキッチンカーを製造するよう心掛けているんです。中古車販売でもそうなんですけど、いくら安くてもすぐ壊れるような車は売らないようにしています。

 

――良心的で信用できますね。キッチンカーをつくるのが難しい業種はあるんでしょうか?

橋本さん:今までの経験でいえばピザ屋さんですね。ピザ窯の重量が300kgくらいあるのでキッチンカーの強度を上げなければならないし、防火対策もしなければならないんです。

 

――コロナ禍以降はキッチンカーのオーダーが増えて、忙しいんじゃないですか?

橋本さん:一時期はどっと増えましたが、今は落ち着いてきたように感じます。すぐに廃業してしまったキッチンカーもありますけど、長く続いているのはお金をかけてしっかりしたキッチンカーをつくったところが多いです。ガタガタなキッチンカーで料理やスイーツを買いたいとは思わないじゃないですか。

 

――そうかもしれませんね。でも開業資金のない人もいると思うので……。

橋本さん:ある程度のリスクを背負ってはじめることで、その後の頑張りも違ってくるんじゃないかと思います。そこを一歩踏み出せるかどうかじゃないでしょうか。はじめる前から失敗を怖がっていたら何もできませんからね。

 

――確かにその通りかもしれませんね。最後にこれからの展望があれば教えてください。

橋本さん:キッチンカーを製造する業者が増えてきましたので、新しいことを考えているところです。楽しみにしていてください。

 

――そのときはまた取材させてください(笑)

 

有限会社バラーズファクトリー

新潟市南区下塩俵1073-4

025-362-0858

10:00-19:00

※最新の情報や正確な位置情報等は公式のHPやSNS等からご確認ください。なお掲載から期間が空いた店舗等は移転・閉店の場合があります。また記事は諸事情により予告なく掲載を終了する場合もございます。予めご了承ください。

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