Things

喫茶店を通り抜けたら現れる、隠れ家的古着屋さん「BASE LINE」。

燕市宮町にある商店街。昔ながらのお店が立ち並んでいる中に、「BASE LINE(ベースライン)」という古着屋さんがあります。このお店、ちょっと不思議な作りをしているんです。なんと、入り口で現れるのはまず、喫茶店。「え? ここって古着屋じゃ……」と恐る恐る進んでいくと、ちゃんとあります、古着たち。今回は代表を務める原田さんに、隠れ家的古着屋さんの楽しみ方を聞いてきました。

 

BASE LINE

原田 崇 Takashi Harada

1976年三条市生まれ。サラリーマン時代を経てアパレル業界に足を踏み入れたのは26歳のとき。2019年に「BASE LINE」をオープン。音楽が好きで、現在もバンド活動をしている。担当はベース。The Beatles、The Rolling Stonesが好き。

 

え? ここは喫茶店? いやいや、古着屋「BASE LINE」です。

――こんにちは……。えと、ここって「BASE LINE」さんですよね?

原田さん:そうですよ。あ、もしかして、喫茶店があったから驚きましたか(笑)

 

――はい(笑)。え? どういう形態のお店なんですか?

原田さん:同じ空間に「ルーム217」という喫茶店と、古着屋の「BASE LINE」があるだけなんです。あ、運営は別ですけどね。喫茶店には別のオーナーさんがいて、一緒にこの物件を借りてやっているんですよ。

 

 

――そういうことだったんですね。違うお店に来たのかと思って驚きました(笑)。どういった経緯でこの形態になったんですか?

原田さん:喫茶店のマスターと昔から知り合いだったんです。独立のタイミングで「一緒にやらない?」って話になったんです。それで同じ空間で喫茶店と古着屋があるのも面白いと思って、この形態になったんですよ。その当時はカフェとアパレルが併設しているとか、そういう形態の店舗が新潟にはほとんどなかったから、同じ空間でやったら面白いかなって。

 

――なるほど。お互いの店舗で相乗効果みたいなのって、やっぱりあるんですか?

原田さん:そうですね。洋服を買いに来た人が飲食をしていくこともあるし、もちろんその逆も。いろんな意味でお互いに相乗効果があるから、良い関係性ですね。

 

おばあちゃんだってやって来る。幅広い年代が利用する古着屋さん。

――では、本題のお店についていろいろ聞かせてください。「BASE LINE」って、メインは古着屋さんなんですよね。どんなアイテムが並んでいますか?

原田さん:レギュラーといわれている、製造年数が新しくて比較的お手頃な古着から、50~70年代のビンテージまで、アメリカ買い付けの古着をメインに扱っています。古着にミックスして着られるドメスティックブランドとか、アメリカ製にこだわっているインポートブランドも扱っています。

 

――ふむふむ。幅広いラインナップってことですね。買い付けでこだわっているポイントってありますか?

原田さん:うちは新潟市内の古着屋さんと違って年齢層が幅広いから、若い子向けに「ラルフローレン」や「カーハート」とかメジャーな古着もあるし、ビンテージブームだった頃に20代全盛期だった自分世代も食いつくようなアイテムもピックするようにしていますね。……と言いつつ、実際は感覚でパパッと選んでいるかも(笑)

 

 

――お客さんの層は幅広いんですね。それを感覚で買い付けられるとは……すごいっすね!

原田さん:いや、本当に幅が広くて……。たまに「ここは何屋さんだい?」っておばあちゃんが来ることもあるんですよ(笑)

 

――おばあちゃん……驚きです(笑)

原田さん:高校生とか、若い子ももちろん来てくれるけど。でも、幅広い年代の人たちが来てくれることで、いろんなファッションや感覚を自分自身が吸収できる面もあって。刺激がもらえて楽しいです。

 

原点回帰で見つめ直した古着の存在。そしてこの場所で広めたいカルチャー。

――当たり前だとは思うんですけど……昔から古着が好きだったんですか?

原田さん:そうですね(笑)。90年代にあったビンテージブームがピッタリ世代で。Levi’sが大好きだったから、XX(ダブルエックス)を買うために働いていたと言ってもいいぐらいでしたね。

 

――やっぱりそうですよね。前職もアパレルだったんですよね?

原田さん:そうそう。サラリーマンをしていたけど、「やっぱりアパレルの仕事がしたい」って思って転職して、何だかんだと16年間お世話になっていました。そこでいろんな洋服を見させてもらって、お客さんにも良くしてもらって、やり切った感のあったタイミングで独立したんです。

 

 

――でも、どうして古着屋だったんですか? 一般的なアパレルショップでもよかったのでは?

原田さん:やっぱり、自分の中でファッションのスタートは古着だったんですよ。原点回帰じゃないけど、どこかで古着を見つめ直したいって思いもあったし、販売しながら古着の楽しみ方も伝えていきたいなって。

 

――そうだったんですね。2019年にオープンしたから……今は2年目ですね。これからの目標ってありますか?

原田さん:そうだな……。県央エリアって、古着屋やアパレルショップがめちゃくちゃ少ないんです。マーケットが弱いというか。だからこそ、「こんなにかっこよくなれた」「こんな着方があるんだ」とか、ファッション本来の楽しみ方を感じてもらいながら、県央エリアならではの洋服の提案や伝え方をしていきたいと思っていますね。

 

 

 

BASE LINE

新潟県燕市宮町2-17 金橋ビルヂング1F

 

  • She
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード


TOP