子どもと一緒に行きたくなる、
阿賀野市のカフェ「BunBun」。

カフェ

2026.04.13

text by Ayaka Honma

阿賀野市保田に昨年「BunBun」という新しいカフェがオープンしました。このお店の特徴は、店内に広いキッズスペースがあること。このスペースには、自身も3児の母として子育てに奮闘している岩脇さんの思いが詰まっています。今回はお店にお邪魔して、岩脇さんがお店を開けるまでのことや、「BunBun」のこと、これからのことなど、お話を聞いてきました。

Interview

岩脇 麻里亜

Maria Iwawaki(BunBun)

1995年阿賀野市出身。大学進学を機に上京し、卒業後は美容部員として働く。出産を機に新潟に戻り、地元である阿賀野市でカフェの開業を決意する。2025年の11月に「BunBun」をオープン。趣味はアニメを観ることなんだとか。

30歳までに、カフェを出す。
計画が実現した、岩脇さんのこれまで。

――岩脇さんは昨年こちらのお店をオープンしました。それまでどんなことをされてきたのか、教えてください。

岩脇さん:大学進学をきっかけに関東に住みはじめて、卒業後は美容部員として百貨店で働いていました。美容部員になりたいとずっと思っていて、関東にはだいたい10年ほど住んでいましたね。働いている間にふたりの子どもの出産も経験しました。

 

――そんな岩脇さんが新潟に戻ってくることになったのには、どんなきっかけが?

岩脇さん:3人目を妊娠したときに、このまま関東で3人の子どもを育てるのが大変なのが予想できたので、新潟に戻りたいって思ったんです。旦那さんにお願いして、出産の前に新潟に戻ることにしました。その後出産して、少し落ち着いてから、カフェをオープンする準備をはじめました。

 

――以前から、カフェをはじめたいと思っていたんですね。

岩脇さん:大学生のときにこれからの人生計画を書いたことがあって、そこに30歳でカフェをやるっていうのを書いていたんです。カフェにある、ゆっくり過ごせる雰囲気や人が集まる空間に憧れがあって、「カフェをやってみたい」となんとなく思っていました。それをいろんな人に話していたら、人のご縁とタイミングに恵まれて、お店を出せることになったんです。

 

――お店を出すというのは、ご自身でもはじめての経験だったと思います。

岩脇さん:学生の頃にパン屋さんがやっているカフェでアルバイトをしていたことはあったのですが、調理はほとんど経験したことがなくて、メニューを決めるのは大変だったかもしれないです。でも、不安はあんまり感じていなくて。それよりも「やるしかない」っていう思いのほうが強くて(笑)。わからないことも多かったんですが、とにかく調べて準備しましたね。やってみたら、意外となんとかなるんですよ。

 

――そうしてできた「BunBun」ですが、名前はどうやって決めたのでしょう。

岩脇さん:私が阿賀野市の分田という地域の出身なので、そこからこの名前をつけました。小さいお子さんにも読んでもらえるように、「Bun」をふたつ並べてみました。お店のロゴには、実家の犬のイラストを描いてもらいました。足を組ませたら可愛いかなと思って、2匹には足を組んでもらっています(笑)

 

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「BunBun」は、広いキッズスペースと、
甘さ控えめのスイーツが楽しめるお店。

――大きな特徴は、広いキッズスペースでしょうか。

岩脇さん:新潟でカフェをやるって決めたときには、キッズスペースを作ろうと決めていました。新潟に久しぶりに戻ってきて、子どもが遊べるカフェを探したんですけど、そういうお店はほとんどなかったんです。カフェやファミレスに入りたくても、子どもがじっとし続けられるかはわからないし、大きな声を出したときに、周りの迷惑になっちゃうんじゃないかって思うと行けなくて。だから自分のお店には、絶対にキッズスペースを作ろうと思いました。

 

――おもちゃの数も多くて、どんな子でも飽きずに楽しめそうです。

岩脇さん:おもちゃの中には、少し前に閉園した「分田こども園」さんから譲っていただいたのもあります。「分田こども園」さんが保育園だった頃、私自身も通っていましたし、私の子どもも通っていました。みんなが慣れ親しんで遊んでいたおもちゃや絵本がなくなっちゃうのは悲しいと思ったので、「分田こども園」さんにご協力いただいて、ここで使わせてもらうことにしたんです。

 

――園に通われていた方にとっては、思い出深いおもちゃもあるかもしれませんね。ところで、こちらのお店ではスイーツとランチを楽しむことができると聞きました。

岩脇さん:東京のお店でパティシエとして働いていた弟に作ってもらっています。弟にはお店をはじめるときに、お願いして新潟に帰ってきてもらったんです。これもすごくタイミングがよくて。ここのスイーツは、他のお店と比べると少し甘さが控えめだと思います。というのも、私がふたり目の子どもを産んでから、甘いものがあまり食べられなくなってしまって。甘さを気にせず、何個でも食べられるようなスイーツを出すことにしたんです。

 

――いろんなスイーツがある中で、岩脇さんのおすすめは?

岩脇さん:スコーンもおすすめですが、私はバスクチーズケーキがおすすめです。すごく滑らかな口当たりで、甘さも控えめなのでぺろっと食べられちゃいます。よかったらぜひ食べてみてください。

 

――甘すぎず、どんどん食べられちゃいます。美味しいスイーツが楽しめて、子どもが遊べるスペースもあって、子ども連れの方にはぴったりの場所ですね。

岩脇さん:そう思ってもらえたら嬉しいです。周りの目を気にしないで、ゆったり過ごしてもらえたらなって思うんです。このあたりの方だけじゃなくて、五泉市や新潟市からも、お子さまと一緒に来てくださる方がいて。ママ友同士で食事を楽しんだり、近況を報告したりする場所になってくれたらなと思っています。

 

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子育てに頑張る人が、
ひと息つけるような場所でありたい。

――「BunBun」がオープンしてから、もう少しで半年が経ちますね。

岩脇さん:お店の経営はまだまだ難しくて、厳しさもあるんですけど、お店をはじめたことで、いろんな子どもたちに会えるのが嬉しいんです。大変なことよりも、子どもたちに会えて楽しい、嬉しいっていう気持ちが強くて。子どもたちがここで遊んでいるのを見るだけで、ワクワクするし、自分の力にもなるんです。

 

――お店からも、お話からも、岩脇さんの子どもに対する思いが伝わってきます。これから、岩脇さんがやってみたいことを教えてください。

岩脇さん:子ども向けのイベントはやってみたいな、と今考えています。ゆくゆくは子ども食堂やフードバンクとして活用したり、レンタルスペースとしてこの場所を利用してもらったりできればよいなと思っています。普段、子育てをしていると、お家の中で子どもとふたりきりになって、辛くなっちゃうときもあって。そんなときに外に出て遊べる場所に行くだけでも、リフレッシュになると思うんです。「BunBun」がそういう場所になっていったらいいなと思っています。

 

――「BunBun」がこれからどんな場所になっていくのか、とても楽しみです。

岩脇さん:大学生の頃に書いた人生計画が、実は32歳までしか書いていなくて。つい最近その先の計画も書き出してみたんです。これからここに来てくださる方が楽しんで、ひと息つけるような場所にできるように、まずはお店を続けていけたらいいなと思っています。

 

お店には、キッズスペースの他にも、ベビーベッドやおむつ台などもありました。

BunBun

阿賀野市保田7510番

10:00-16:00

定休日はInstagramをご確認ください

※最新の情報や正確な位置情報等は公式のHPやSNS等からご確認ください。なお掲載から期間が空いた店舗等は移転・閉店の場合があります。また記事は諸事情により予告なく掲載を終了する場合もございます。予めご了承ください。

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