Things

体も心もハッピーになれる野菜とフルーツ「ヘルシーカフェHacchi-」。

野菜やフルーツの美味しさを再発見できる店。

野菜を使ったフードやドリンクと聞くと、「カラダには良さそうだけど美味しくなさそう…」とか「ヘルシーだけど味気ない…」っていうイメージを持つ人、多いのではないでしょうか。実際にそういうヘルシー系の野菜メニューは世の中にたくさんあります。でも、人情横丁の「ヘルシーカフェHacchi-(ハッチー)」は違います。このお店のランチセットやスムージーは、そんな固定観念を覆してくれます。今回は店主の星さんに、お店についてのあれこれを聞いてきました。

 

 

ヘルシーカフェHacchi-

星 百合恵 Yurie Hoshi

1988年魚沼市生まれ。「食育・保育専門学校えぷろん」で調理や製菓を学んだ後、当時のアルバイト先だった新潟市のホテルに就職。その後、ピザ屋、タイ料理店、カフェなどで経験を積み、2018年「ヘルシーカフェHacchi-」を新潟市の人情横丁にオープン。野菜ソムリエプロ、アスリートフードマイスターなど様々な資格を持つ。趣味はラウドロックなどのライブ参戦、ボクササイズ、散歩、神社めぐりと幅広い。

 

突然訪れた、自分のお店をオープンするチャンス。

——今日はよろしくお願いします。まずは下積みの頃のお話から聞かせてください。

星さん:私は専門学生時代、「食育・保育専門学校えぷろん」で調理の勉強をしながら新潟市内のホテルでアルバイトをしていました。それで学校を卒業するのと同時に、そのままホテルに就職したんです。そこでは調理の下ごしらえや前菜係、朝食の担当をしていたんですけど、ある日、職場の先輩から「一人前のシェフになるまでには10年かかる」と聞いて…。さすがにそれまでは待っていられなかったのと、当時、ちょっと体調を崩したこともあって、退職することになりました。

 

——10年ですか…若いときは遠い遠い先に思えちゃいますね。その後はどうしたんですか?

星さん:一度は飲食の仕事を離れようと思ったんですけど、やっぱり料理をやりたかったので、今度はピザ屋さんに勤めました。そこでは、シェフから料理のいろんなことを教わり、店長からは接客サービスについて教わり、1年もいなかったけど中身の濃い経験をさせてもらいましたね。野菜ソムリエの資格を取ったのもこの頃です。その後はエスニック料理に興味を持ち始めてタイ料理店で1年半働きました。最後は人情横丁の近くにあった、私の野菜ソムリエの師匠がやっていたカフェでお世話になってました。

 

——飲食店を渡り歩き、いろんな経験を積んできたんですね。ずっと前から「自分の店をやりたい」っていう目標はあったんですか?

星さん:それはありましたね。でも、いつ頃からどんな店をやろう、っていう明確なビジョンは持ってなかったんです。ただ最後に勤めていたカフェが急に閉店することになってしまって…、以前から知り合いだった人情横丁にある「かなで食堂」さんに相談したんです。そしたら、ちょうど空いた店があるから人情横丁でお店やってみたら? って勧めてくれたんです。

 

——なんか流れるような展開ですね。お店をやると決断するにあたって迷いはなかったんですか?

星さん:あまりに急だったから少し考えたかったんですけど、そうも言ってられない展開になってしまって。この店舗の前のオーナーを紹介してもらってお話したんですけど、1週間後に店内を取り壊す予定になってるって言われて…。それで1週間以内に店舗を引き継ぐかどうかの返事をしなければならなくなっちゃったんです。迷いましたけど、通っているキックボクシングジムのコーチに「お前ならできるから、やってみろ」って言われて決心しました(笑)

 

店名や店舗に込められたオープン秘話。

——店名の「Hacchi-」ってどんな由来があるんですか?

星さん:魚沼市にある実家の屋号が「八衛右門」なんです。当時は人情横丁の雰囲気考えて「八衛右門」が合うかなーとふんわり思ってたんです。でも、店舗のイメージは業者さんにお任せしてたんですけど、女性オーナーの店舗ということで可愛く作ってくれて、「八衛右門」っていう店名が合うような雰囲気じゃなかったんですよ(笑)。そこで「八衛右門」から「八」だけ取って「ハッチー」にしてアルファベット表記にしたんです。ちなみに正式には「Hacchi-」の後に小さな星印が入るんです。これは私の苗字の「星」って意味と、画数判断では「Hacchi-」だけだと最悪な画数になっちゃうということで、1文字入れてあるんです。

 

 

——確かに「八衛右門」よりは「ハッチー」の方が似合う、お洒落なお店ですよね。この青と白のカラーリングにはコンセプトがあるんですか?

星さん:かわいい雰囲気で女性っぽいということで勧めてもらいました。青は食欲減退色だから最初はちょっと不安もあったけど、出来上がってみると落ち着きのある爽やかな雰囲気で安心しました。今ではとても気に入っています。人情横丁の中にあっても、ちょっと目立つように洋風な店舗にしてくれたんです。ちなみに、この店舗工事をしてくれた人は東京ディズニーシーにも関わった人なんですよ。

 

——じつはすごい人が手掛けてるんですね。オープンはいつ頃だったんでしょうか?

星さん:2018年の10月4日です。この日は私が高校生の頃に亡くなった父の誕生日なんですよ。栄養士だった父がよく家のご飯を作っていたことが、私が料理の道を目指したきっかけなんです。だから、食に関係した道に進んで、自分が作った料理でお客さんを笑顔にすることが、父に対しての恩返しになってくれればいいなっていう思いがあったんです。

 

——お店のコンセプトはやはりお客さんを笑顔にすることですか?

星さん:そうですね。来てくれたお客さんが笑顔になってくれることが一番です。「おいしく、楽しく、ハッピーに」っていうお店のキャッチコピーがあるんですよ。この中の「楽しく」という言葉には、ただ食べるだけじゃなくて、うちの料理でいろんな発見を楽しんでほしいという思いが込められています。「ハッピーに」っていう言葉には、体の中から健康に、ハッピーになってほしいという気持ちが込められているんです。ちなみにこのキャッチコピーは私が通っていた小学校のスローガンからパクったものなんですけどね(笑)

 

野菜やフルーツの季節感を味わってほしい。

——星さんは「野菜ソムリエ」の資格を持ってるんですね。

星さん:ピザ屋で働いていたときに、よく野菜直売所に通っていて、野菜に触れるうちに興味を持つようになったんです。料理で野菜を扱うためにも、よく知っておきたいって思ったんですね。資格には「野菜ソムリエ」「野菜ソムリエプロ」「野菜ソムリエ上級プロ」の3段階あって、「野菜ソムリエ」はマークシートで簡単に受かったんですが、「野菜ソムリエプロ」は大変でした。話すのは得意なのでプレゼンの試験は合格したものの、筆記試験では10回くらい落ちてしまい、最後は根性とノリで合格しました(笑)

 

 

——っていうことは「Hacchi-」の料理には、野菜がたくさん使われているんですね。

星さん:そうですね。野菜の種類は多いと思います。ランチセットを食べていただくだけでも20種類くらいの野菜を摂ることができますね。合わせてスムージーも飲んでもらうと、フルーツも摂取できます。野菜はできるだけ新潟県産のものを使うようにしていて、お米も私の実家で作っている魚沼産コシヒカリを使ってます。それから季節感のあるメニューにこだわってます。一番美味しい時期の食材を使いたいっていう気持ちもありますが、お客様に体で季節を感じてほしいっていう思いもあるんです。

 

——それではオススメメニューを教えてください。

星さん:定番メニューの中では「ガパオライス」がオススメです。豚肉ではなく鶏肉を使ってるんです。それからレンコンが入っているのでシャキシャキした食感を楽しんでいただけます。ご飯の量や辛みは調節することもできます。もうひとつは「スープぎょうざ」。私の叔父が埼玉でやっている中華料理店のメニューで、餃子は叔父の店から送ってもらったものを使っています。野菜ダシのスープに、餃子、白菜、人参、玉ねぎが入っていて、とろろご飯がセットでつきます。このメニューを「Hacchi-」で出すことにしたら、叔父の店のInstagramでは勝手に「姉妹店」として紹介されてました(笑)

 

 

——どちらも野菜がいっぱい入ってるメニューですね。美味しそう。スムージーのオススメも聞きたいです。

星さん:看板メニューは「はっちースムージー」です。小松菜、バナナ、キウイ、オレンジ、リンゴ、パイナップルといった野菜やフルーツをふんだんに使っていて、甘みや酸味のバランスを味わってほしいスムージーです。使うフルーツの時期によって甘みや酸味のバランスが変わるので、そういう味の変化も楽しんでみてほしいですね。小松菜は葉物野菜の中でも甘みもあるし青くささがないんです。

 

——季節限定のスムージーもあるんですか?

星さん:来月から始める「いちごの甘酒スムージー」があります。いちごとバナナと牛乳を使って、自家製の甘酒を加えたスムージーです。甘酒はノンアルコールなので安心して召し上がっていただけますし、牛乳は豆乳とどちらかお好みで選んでいただけます。甘酒スムージーを始めたきっかけは、少し前に私が網膜剥離で入院したときに、同室のセレブな奥様から勧められたのがきっかけなんです。おかげさまでけっこう注文があるので、セレブな奥様に感謝してます(笑)

 

本町を盛り上げるために少しでも役に立ちたい。

——今後やっていきたいことってありますか?

星さん:とにかく本町を盛り上げていきたいと思ってるんです。そのためにもまず人情横丁商店街に人が来るように、少しでも役に立てたらいいなって思ってます。その第一歩として今までお休みしていた土日も営業するようにしています。どうか野菜やフルーツたっぷりのランチやスムージーを味わいに来てください。

 

 

亡くなったお父さんへの恩返しの気持ちもあって料理の道を進んだ星さん。野菜やフルーツをふんだんに使ったランチメニューやスムージーは季節を感じることができて、心も体も元気になれます。まさに「ヘルシーカフェHacchi-」の店名の通りです。料理はもちろんですが、星さんの明るく気さくなキャラクターも、このお店で元気になれる理由のひとつ。ちょっと疲れていて元気がほしいな…っていう人は、人情横丁の「ヘルシーカフェHacchi-」を訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

ヘルシーカフェHacchi-

〒951-8067 新潟県新潟市中央区上大川前通1180 人情横丁

080-3726-0141

11:00-17:30

不定休

 

  • She
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード


TOP