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和風なお店で味わう「すりらんかかれー えいじま」のカレー。

西蒲区・石瀬の山の中にある料亭みたいなカレー店。

弥彦と岩室の間に「石瀬(いしぜ)」という地域があります。そこの県道から少し山の方へ入ったところに行くと、広い庭のある和風なお店が現れます。暖簾がかけられた店構えはなんだか料亭や割烹のようですが、暖簾には「すりらんかかれー えいじま」の文字が。ここはいったいどんなお店なんでしょうか。今回は「すりらんかかれー えいじま」の竹中さんにお店やスリランカカレーについて聞いてきました。

 

 

すりらんかかれー えいじま

竹中 身和 Miwa Takenaka

1985年新潟市西区生まれ。菓子店、居酒屋、パン店、パスタ店など様々な仕事を経験した後、2016年家族と一緒に「すりらんかかれー えいじま」をオープンする。休みの日はいろいろなカレー店を食べ歩いている。ジャンルを問わずお酒が好き。

 

ここは田舎暮らしに憧れていた両親が一目惚れした物件。

——建物を見て最初は和食のお店かと思いました。

竹中さん:よく言われるんですよ(笑)。私の両親はずっと田舎暮らしに憧れていて、県内外で物件を探し続けていたんです。ある日、たまたまこの道を通りかかった時に売家になっていたこの物件を見つけて、一目惚れしちゃったんですよ。

 

——たまたま見つけたってところに運命を感じますね。いつ頃から住み始めたんですか?

竹中さん: 2011年の9月に見つけて10月にはもう引っ越したんです。元はどこかの企業の社長さんが別宅にしていたみたいですね。庭以外はほとんどそのまま住むことができました。

 

——店舗ではなく住居として購入したんですね。お庭はひどい状態だったんですか?

竹中さん:腰くらいまでの雑草が一面に生えているだけで、庭木も庭石もありませんでしたね。父が雑草を刈ったんですが、それでもダメだったので土を裏返してから造園業者にお願いして手入れをしました。庭の手入れは今でも父の仕事になってるんです。

 

どうしてスリランカカレーの店を始めたのか?

——さて、本題に入りたいと思います。この建物でカレー屋さんをやることになったのはどうしてですか?

竹中さん:よく聞かれるんですよ(笑)。父が勤務先を早期退職することになったので、その仕事のかわりに店をやってみようということになったんです。最初はそば屋、ラーメン屋、一組限定の宿っていう案もあったんですよ。

 

——カレー屋さんに決まったのは、なぜ…?

竹中さん:母が新潟日報でスリランカカレー教室の記事を見つけて習いに行ったんです。その教室はスリランカ出身の女性が教えてくれる本格的スリランカカレー教室で、母はそこで初めて食べたスリランカカレーの美味しさに衝撃を受けて帰ってきたんですよ。新潟にはスリランカカレーの店がそんなになかったこともあって、みんなでカレー屋さんをやってみようっていうことになったんです。

 

家族経営のメリットとデメリットとは?

——お店はご家族でやってるんですか?

竹中さん:はい。両親と兄と私の4人で切り盛りしてます。兄は以前居酒屋で働いていたので、調理師免許を持っていたんです。父は営業をやってましたし、母は結婚式場で和服の着付け係をしていたので接客には慣れてました。私も接客業が好きで、今まで菓子店、居酒屋、パン店、パスタ店で働いてきたんです。家族それぞれが自分の特性を生かせてるんじゃないかなって思います。

 

——なんだかいいチームですね。今までお店をやってきて大変だったことはあったんでしょうか?

竹中さん:うーん…。オープンした頃が一番大変だったかもしれないですね。じつはオープンの10日前に父が倒れちゃったんです。脳梗塞の一歩手前だったんでした。幸い命に別状はありませんでしたが、オープン日に父は病院のベッドの上だったんです。オープン日が土曜だったせいもあって私たちが想定した以上のお客様が来てくれたんですけど、まだ家族みんながオペレーションに慣れていなかったこともあって大変な思いをしました(笑)。でも家族全員で一致団結してなんとか乗り切りました。

 

——それは大変でしたね。家族でお店をやることのメリットやデメリットはどうでしょう?

竹中さん:意見の食い違いとかでちょっと嫌なことがあっても、家族同士だと後を引かないのがメリットですね。デメリットはずっと一緒に働いているので、休みの日は会いたくないってことです(笑)

 

スパイスのフレッシュな香りが楽しめるスリランカカレー。

——ところでスリランカカレーってどんなカレーなんですか?

竹中さん:スリランカカレーって、他のカレーと違って煮込まずに作るカレーなんですよ。その分スパイスのフレッシュな香りが生かされていて、サクッと食べれるのが特徴ですね。

 

——スリランカの女性から教わった通りに作っているんですか?

竹中さん:いいえ、日本人の口に合うように工夫しています。本場のスリランカカレーは結構辛いんですけど辛味を抑えたり、日本人向けのトッピングに変えたりしてますね。

 

——なるほど。おすすめの食べ方ってあるんでしょうか?

竹中さん:メインのチキンやシーフードをはじめとして何種類ものトッピングが乗ってるので、最初はそれぞれを味わっていただいて、最後にすべて混ぜ合わせて食べていただくと味の変化が楽しめますよ。

 

——今後作ってみたいカレーってあるんでしょうか?

竹中さん:そろそろメニューを増やしたいんですよね〜。現在ポークカレーの試作中なんですけど、なかなかうまくいかなくって…。でもいずれは完成させてメニューに載せたいと思っています。これからも家族で協力して、皆さんに喜んで頂けるお店になるよう努力していきたいですね。

 

 

山の麓にある料亭みたいなカレー店は、家族で協力しながら経営しているスリランカカレーのお店でした。そしてアットホームな雰囲気のお店でいただくスリランカカレーは、竹中さんたちご家族のような、温かくて優しい味がします。みなさんも弥彦や岩室にお出かけの際は、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

すりらんかかれー えいじま

〒953-0141 新潟県新潟市西蒲区石瀬3402

0256-78-8266

10:00-17:00

水曜休

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