「ガーデンカフェかものはし」でお庭を眺めながら甘豚料理やスイーツを。

庭園を眺めながらティータイムを過ごせるカフェ。

畑に囲まれたちょっとのどかな住宅地に、隠れ家のようにたたずむ新潟市北区の「ガーデンカフェかものはし」。季節の花々が鮮やかな庭園は、鳥やハチがよく遊びにやってきます。自慢のスイーツやハーブティー、そして「甘豚」という新潟市のブランド豚を使ったランチメニューを楽しみつつ、庭園を眺めながらゆったりした時間を過ごすことができる素敵な空間。そんな隠れ家的なガーデンカフェをはじめたいきさつを、店主の和田さんにお聞きしました。

 

ガーデンカフェかものはし

和田小百合 Sayuri Wada

1986年新潟市生まれ。ガーデニングとお菓子作りが趣味で、子どもの頃は花屋になるのが夢だった。農業大学卒業後、様々な洋食店での修行を経て2015年に「ガーデンカフェかものはし」をオープン。庭の花で最近のお気に入りは、春一番に芽を出すチューリップや水仙など。

隠れ家的なガーデンカフェをはじめたきっかけ。

——いつも道に迷ってしまうんですが、隠れ家っぽいお店ですよね(笑)。

和田さん:(笑)。お客さんたちにもよく言われてます。道がわかりにくいって。

 

——なぜ、この場所でお店をやろうと思ったんですか?

和田さん:実家の敷地を使わせてもらったんです。親戚や友人からは「こんなわかりにくい場所でお店をはじめても、はやらないよ。」って心配されましたけど(笑)。それでも今年で4年目を迎えます。

 

——場所のハンデはそれほどないわけですね?

和田さん:今はスマホのアプリで道案内もしてくれますし、SNSで情報発信をすることもできますから。昔だったら、こうはいかなかったんでしょうね。

 

 

——最初から「ガーデンカフェ」というコンセプトがあったんですか?

和田さん:いえ、そこにたどり着くまでには、いろいろありまして。そもそも子どもの頃から草花やハーブが好きで、花屋さんになりたいと思ってました。でも農業大学で花の栽培を学んでから、草花を育てる方に興味が向いていったんです。大学卒業後はハーブ園で働きたいと思ったんですが、新潟にはあまりないんですよね。そこでハーブ園はあきらめて飲食店に勤めました。

 

——自分で飲食店をやりたいという気持ちはあったんですか?

和田さん:はい。修行のつもりで、いろいろな洋食店で働きました。でも、やっていくうちに洋食店ではなく、カフェをやりたいと思うようになったんです。

 

——どうしてカフェをやりたいと思ったんですか?

和田さん:洋食店って食事が終わったらお店を出るって感じで、お客さんの回転が速いじゃないですか。私はそれがイヤだなって思って。お客さんにゆっくり過ごしてもらえるお店にしたかったんです。それで、カフェをやりたいって思い始めた頃、北海道旅行をしたんですが、旅先で理想的なカフェに出会ったんですよ。そこは庭園に併設されたカフェだったんですが「こんなカフェをやりたい」って思って。帰ってからすぐに北海道に戻って、そのカフェで半年間働いて修行しました。

 

とにかく庭にこだわったガーデンカフェ。

——北海道から帰ってきてすぐお店の準備を始めたんですか?

和田さん:お店ではなくお庭作りを始めました。派遣の仕事をしながら、庭いじりばっかりやってました(笑)。

 

——和田さんが作ったお庭は、もともと実家のお庭だったんですよね?

和田さん:以前は松や紅葉などが植えてある、私のイメージとはちがう和風庭園だったんです。もっと草葉の緑や花々の彩りがある庭にしたくて、いろいろいじりました。

 

——具体的にはどんな風にいじったんですか?

和田さん:春から秋まで花が絶えることなく、常に彩りのある庭になるよう気をつけました。たぶん100種類以上の植物があると思います。あと、無農薬で種から育てた草花ばかりなので、食べられるものも多く栽培しています。ミントやハーブなどはお店で提供する料理やスイーツ、ハーブティーに使ってますよ。

 

自慢は季節感あるスイーツとブランド豚を使った料理。

——お店の代表的なメニューを教えてください。

和田さん:まず、パフェやケーキなどのスイーツですね。春はいちご、夏は桃といったように、季節ごとに旬の果物を使うようにしています。

 

——スイーツ作りはどこかで修行したんですか?。

和田さん:今まで修行してきたお店でも作っていましたが、子どもの頃からお菓子作りが好きだったので、スイーツは得意なんです(笑)。よかったら食べてみてください。

 

——(目の前のスイーツを見て)とてもきれいなスイーツですね!

和田さん:上質な卵を使っていて、中はふわふわ、外はカリカリに焼き上げたフレンチトーストです。フルーツやソース、生クリームと一緒に召し上がっていただきます。季節によって使うフルーツが変わるんです。春は越後姫を使っています。

 

日替わりフレンチトースト 680円(税込)

 

——ランチメニューもありますよね?

和田さん:甘豚を使ったランチメニューも人気です。レギュラーメニューとして「日替わりお肉ランチ」「野菜たっぷりスープカレー」「スペシャル甘豚ステーキ」の3種類があります。スープカレーは北海道で修行したお店で食べて、あまりのおいしさに衝撃を受け、自分のお店でも出そうと思いました。また、ステーキは最初日替わりメニューとして提供したんですが、お客さんの要望でレギュラーメニューになったんです。

 

野菜たっぷりスープカレー 1,050円(税込)

 

——「甘豚」って名前からしておいしそうですね(笑)。

和田さん:私の実家が「株式会社タケフファーム(旧近藤畜産)」という会社で、養豚業もやっているんですが、そこで育てているのが「甘豚」という名のブランド豚なんです。2017年に(公)中央畜産会が主催する「全国優良畜産経営管理技術発表会」で「最優秀賞(農林水産大臣賞)」を受賞したんですよ。

 

——へえ〜すごいですね。ちなみに「(公)中央畜産会」っていうのは、どんな組織なんですか。

和田さん:安全な国産畜産物を安定供給するために、畜産経営や技術などの支援や指導をする団体です。

 

 

——どういう部分が認められて受賞に至ったのでしょうか。

和田さん:こだわり抜いて育てているところでしょうね。まず肉質と生産性のよさを兼ねそろえた「三元交配豚」を広いスペースでストレスなく育てるため、肉質もおいしくなります。あと薬物に頼ることなく、穀物飼料をはじめ、新潟県産の米粉、パンなど、人間が食べても大丈夫なエサを与えているため、安心して食べられる肉質になります。

 

——こだわった豚肉は味もちがってきますか?

和田さん:そうですね。まず、甘みが強くて脂身がしつこくありません。あと、時間が経っても肉が固くならずに柔らかいままなんです。

 

——なるほど。その肉を調理する際に気をつけていることってありますか?

和田さん:なるべく最小限のシンプルな味つけで、肉のおいしさをいかした調理をしています。あと、肉が柔らかくて煮込み過ぎるとボロボロになっちゃうので、火加減や煮込む時間には気をつけています。

 

甘豚ステーキ 1,380円(税込)

ガーデンカフェとしての展望を聞いてみました。

——今後やりたいことなどはありますか?

和田さん:もっと庭の手入れをしたいんですが、なかなか時間がなくて(笑)最近バラを植えたんですが、もっと手入れをして増やしたいんです。バラは栽培がむずかしいので、手をかけてあげないと増えないんです。

 

 

丹精込めて育てられた甘豚料理でランチを楽しんだり、季節のフルーツを使ったスイーツやハーブティーでティータイムを満喫したり。彩り豊かな庭を眺めながら、ゆったりと過ごすことができる「ガーデンカフェかものはし」。植えたバラがどんどん増えたら、ますます庭が彩り豊かになりそうです。

 

ガーデンカフェかものはし

新潟市北区島見町1912-4

025-250-7057

10:30—17:30(L.o. 17:00) / 月曜休

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