「炭火焙煎珈琲きらり」で味わう清涼感いっぱいのアイスコーヒー。
カフェ
2019.07.30
本町商店街のコーヒー店で飲める極上アイスコーヒー。
本町商店街にある一軒のコーヒー店。その名も「炭火焙煎珈琲きらり」。老舗コーヒー店で長年コーヒーを淹れてきたオーナーが、こだわりの豆を使っておいしいコーヒーを淹れてくれる、そんなお店です。中でも人気なのが、豆や氷を贅沢に使った清涼感いっぱいの「極上ICEコーヒー」。グラスからあふれんばかりの氷でキンキンに冷されたアイスコーヒーは、乾いた喉を潤してくれます。「炭火焙煎珈琲きらり」のオーナー山村さんから、コーヒーへのこだわりについて話をお聞きしました。

炭火焙煎珈琲きらり
山村照子 Teruko Yamamura
1960年新潟市生まれ。「サントス炭火自家焙煎珈琲」で20年間コーヒーの勉強をし、2016年「炭火焙煎珈琲きらり」をオープン。コーヒーカップを集めるのが趣味で、店で使っているカップはすべて自前のコレクション。朝のコーヒーと夜のビールが楽しみ。
人情あふれる本町商店街にあるコーヒー店。
——今日はよろしくお願いします。本町商店街だけあって、お店の外をひんぱんに人が通っていきますね。ここでお店をやることになったいきさつを教えてください。
山村さん:はい。お店の裏に駐車場があるんですけど、その駐車場が作られる際に、商店街への雨風の吹き込みなどに考慮して風除けや目隠しを兼ねた店舗スペースを作ったんですね。駐車場のオーナーが知り合いだったので、「店をやってみないか?」と声をかけていただき、思い切って出店しました。
——商店街の中でお店をやるにあたり、心がけていることってあるんでしょうか?
山村さん:お店の営業時間を、商店街にやって来る人の動きに合わせています。市場が多くて朝が早いんですね。ですから朝7時には開店するようにしています。反対に夕方は、市場へ買い物に来たお客さんも夕飯の支度などで家に帰ってしまうので、夕方4時には閉店しています。
——朝早くから営業してるんですね。お店にはどんなお客さんがやってきますか?
山村さん:平日の朝はどちらかというと年配の方が多いかな。散歩中に立ち寄ってくれる方や、お医者さんの開業時間待ちをする方など。サラリーマンやOLも出勤前にコーヒーを飲みにきてくれます。日中は、市場にきた主婦が買い物の休憩に利用してくれるんです。週末には若い家族連れもたくさん来てくれますね。
——本町商店街にくるお客さんが、そのまま立ち寄る感じですね。商店街でお店をやってよかったですか?
山村さん:はい、よかったです。とにかく商店街の人たちや市場のおばさんたちの人柄が、あったかいんですよ。お店に来たお客さんが「魚屋で聞いてコーヒー飲みにきたよ」とか「肉屋さんがここのコーヒーはおいしいって教えてくれたから」とかいうんです。みなさん、「きらり」をお勧めしてくれてるんですね(笑)。本当にうれしいです。

苦味ある深煎りか?まろやかな浅煎りか?
——こちらのお店で人気のあるコーヒーを教えていただけますか?
山村さん:いちばん人気があるのは「サントスブレンド」です。天日で乾燥したコーヒー豆を深煎りしていて、豊かな香りとコクのある苦味を楽しめます。その割に飲んだあとはすっきりして、くどさを感じさせません。二番目に人気があるのは「ソフトブレンド」。こちらは年配のお客さんに人気があります。コーヒー豆を浅めに煎ってあり、軽い苦味や香りの、まろやかな一杯です。三番目に人気なのが「スウィートブレンド」。隠し味が効いていて、苦味と酸味のバランスがいい一杯。マイルドながら深い香りを楽しめます。
——おいしそうですね。他にはどんなメニューがあるんでしょうか?
山村さん:「けやき並木ブレンド」は「サントスブレンド」をマイルドにして、より飲みやすくした、あっさりした苦味のコーヒーです。あとコーヒーじゃないんですが「ちょっと大人のコーヒーゼリー」も人気がありますよ。それから、「サントスブレンド」に負けず人気が高いのは「極上ICEコーヒー」ですね。

透明感や清涼感が味わえる「極上ICEコーヒー」。
——「極上ICEコーヒー」、いかにも美味しそうな名前ですね。
山村さん:ひとことで言って「贅沢なアイスコーヒー」です(笑)。ホットコーヒーの倍くらいコーヒー豆を使います。そのくせ抽出するコーヒーの量はホットコーヒーの半分なんです。はみ出すほど氷を入れたグラスにコーヒーを注ぎ、急速にコーヒーを冷やします。そうすることで、透明感や清涼感のあるアイスコーヒーができあがるんです。
——お客さんの評判はいかがですか?
山村さん:「ていねいに一杯ずつ淹れてくれるから、とってもおいしい。」とか「この夏一番おいしいアイスコーヒーだった。」とか言っていただけますね(笑)。アイスコーヒーを2杯飲んでいくお客さんもいますよ。
——おいしいアイスコーヒーの飲み方ってあるんですか?
山村さん:飲むときはストローで氷をよくかき混ぜて、全体をまんべんなく冷たくしてから飲んでほしいです。シロップやミルクはお好みで自由に入れてもらえたらいいと思います。最初はブラックで楽しんで、途中からシロップやミルクを入れて味の変化を楽しんでみてもいいんじゃないでしょうか。

常連からスタッフへ。ルーツは老舗コーヒー店「サントス」。
——人気のコーヒーが「サントスブレンド」ということなんですが、この「サントス」というのは?
山村さん:新潟駅南口にある老舗コーヒー店「サントス炭火自家焙煎珈琲」から、コーヒー豆を仕入れているんです。「サントスブレンド」だけではなく、当店すべてのコーヒーに「サントス」のコーヒー豆を使っています。コーヒーメニューも「サントス」で提供しているものなんです(笑)。
——え? それはどういうことなんですか?
山村さん:そもそも私がコーヒーに目覚めたきっかけが「サントス」だったんです。高校を卒業し、新潟駅南口にある銀行に勤めていた頃、先輩からしょっちゅう「サントス」へ連れて行ってもらってたんです。最初はコーヒーの味なんてわからなかったんですが、通い続けているうちに「サントス」のコーヒーにはまってしまったんです。それからは「サントス」の使っているサイフォンを買って使ったり、ドリップを真似たりしていました。
——なるほど。山村さんがコーヒーに目覚めたきっかけのお店だったんですね。
山村さん:そうなんです。でも、それだけじゃないんですよ(笑)。「サントス」のマスターとの世間話で、「いつか自分でもコーヒーショップをやってみたい。」と話したことがあったんですね。それをおぼえてくれていたらしくて、ある日マスターから「店を手伝ってコーヒーの勉強をしてみないか?」と誘われたんです。そこで、「サントス」のスタッフとして働くことになり、コーヒーの淹れ方などいろいろなことを教わりました。そうして、かれこれ20年間「サントス」でコーヒーを淹れてきたんですよ。そのようないきさつもあり、店をオープンするにあたってサントスのメニューやコーヒー豆を使わせてもらうことになりました。

内装は「サントス」仕様。オープン日には100人も来店?
——お店の内装がきれいでとても落ち着きますよね。
山村さん:主人が建築関係の仕事をしているので、知り合いの建築事務所に設計をお願いしたんです。けっこう私のリクエストも取り入れてもらいました。たとえば、カウンターと後ろの棚の台が同じ高さに揃えてあります。これは「サントス」と同じになるよう合わせたんです。カウンターの幅やイスの高さなども「サントス」と同じです。なぜかというと、私が長年働いてきた「サントス」のカウンターに慣れてしまっているので、同じ環境にすることでしっくりくるんです。あと座っているお客さんと目線を合わせるために、カウンターの中は客席より少し低く掘り下げてあるんです。
——内装もさりげなくこだわっているんですね。オープンは順調でしたか?
山村さん:じつは補助金の関係でオープン日が予定より遅れてしまったんです。平成28年9月6日にオープンしたんですけど、最初は語呂合わせで「くろう」と読めるのでためらって…(笑)。でも会計士さんが「くろ」と読めば「黒字」という意味にも取れるといってくれたので、そう思うことにして9月6日にオープンしました(笑)。たいした宣伝はしていなかったんですが、オープン日には100人近いお客さんが来てくれて大変でしたね。

一日の始まりには元気になれるコーヒーを。
——山村さんにとって、コーヒーってどんな存在ですか?
山村さん:私は毎朝飲む1杯のコーヒーのおかげで「今日も一日がんばろう。」っていう気持ちになれるんですよ。「きらり」にくるお客さんにも同じように、1杯のコーヒーを飲むことで元気になってもらえたらと思いますね。そんなコーヒーを提供していけたらって思ってます。
——なるほど。それでは最後に今後の夢を教えてください。
山村さん:健康に気をつけながら、長くお店を続けていきたいと思っています。息子がお嫁さんをもらったら、いっしょにお店をやりたいです。できれば私の跡も継いでもらえるとうれしいですね。

老舗店「サントス炭火自家焙煎珈琲」のコーヒーの味にはまり、その店で20年間コーヒーを淹れ続けた山村さんが本町商店街でオープンした「炭火焙煎珈琲きらり」。お店の人気メニュー「極上ICEコーヒー」はこだわりの豆や氷をふんだんに使った贅沢な一杯。暑い夏、本町商店街で買い物する際には「極上ICEコーヒー」でほっと一息ついてみてはいかがでしょうか。

炭火焙煎珈琲きらり
〒951-8067 新潟県新潟市中央区本町通1112
025-224-0588
7:00-16:00(日祝日は9:00開店)
木曜定休
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