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三条の魅力を発信するカフェへと生まれ変わる「SANJO BLANC」。

アートなカフェから、三条市の情報発信カフェへとリニューアル。

今年7月、三条市の街なかに、一風変わったカフェがオープンしたのをご存知ですか? 「SANJO BLANC(サンジョウブラン)」。店内がアート作品で彩られ、デザイン系を中心とした書籍が並べられているお洒落なカフェです。そんなできたばかりの「SANJO BLANC」が、これからリニューアルをするということで、果たしてどんなふうに生まれ変わるのか気になり、コミュニティコーディネーターの池田さんにお話を聞いてきました。

 

 

SANJO BLANC

池田 和也 Kazuya Ikeda

1990年佐賀県生まれ。東京の大学で地域教育を学び、地域おこし協力隊として岡山県で2年間活動。卒業後は企業で海外進出支援の業務に携わり、「株式会社FoundingBase(ファウンディングベース)」に就職。2019年三条市に移住し「SANJO BLANC」を運営する他、様々な活動に取り組んでいる。趣味は勉強も兼ねた三条市内の町歩き。

 

言葉とアートで余白を生み出すカフェ。

——「SANJO BLANC」は、そもそもどのような思いでオープンしたんでしょうか?

池田さん:このカフェを立ち上げるにあたって3つの大きな目的があったんです。1つ目は「三条市への移住や定住の促進」。2つ目は「三条市内の企業支援」。3つ目は「空家や空店舗の再生」です。元々この場所にあった社会福祉施設が閉鎖されることになって、地域の交流拠点として活用できるスペースが作れないかということになって、その手段として2020年にカフェをオープンすることになったんです。

 

——なるほど。明確な目的を持ってオープンしていたんですね。お店に入ったとき、雰囲気が他とは違うというか、ちょっと変わったカフェだなと感じたんですけど…。

池田さん:店名の「BLANC」っていうのは「空白」とか「余白」とかっていう意味の言葉なんです。アートや言葉を通じて、日々の生活や思考に「余白」を生み出すことができるような空間にしたいという思いがありました。

 

——それでアートや書籍がたくさんあるんですね。

池田さん:三条市にはアートを鑑賞できるような施設があまりないように思ったので、どうせやるなら三条市に足りない施設を作ろうということで、アート作品や書籍を並べたカフェを作りました。書籍はすべてスタッフの蔵書なんです。スタッフにはデザイナーもいるので、デザイン系の書籍が多めなんですよ。

 

——店内のところどころに詩のようなものが書かれてますよね?これは何ですか?

池田さん:三条市にゆかりのある詩人でデザイナーの北園克衛(きたぞのかつえ)という人の詩なんです。カフェを立ち上げたデザイナーの子が大学時代に北園克衛の研究をしていたので、それを生かしたかたちで店内に散りばめてあるんです。ドリンクの名前にも詩のタイトルを使わせてもらいました。

 

三条の魅力を伝えるカフェにリニューアル。

——ところでそのお店が今回、リニューアルをするということですが…。どんなふうに変わるんでしょうか?

池田さん:コンセプトを方向転換して、もっと地元・三条市のことをわかってもらえるような、地域に寄り添ったカフェにしていくつもりです。

 

——具体的にはどのようになるんでしょうか?

池田さん:カトラリーに燕三条製のものを使ったり、パンフレットや映像を使ってプロダクトを作っている人々のストーリーを紹介したりして、ここから三条市の情報発信をしていけたらと思っています。その他にも、アートとか音楽とかで表現活動をしている人たちの発表の場として使ってもらえたらと思ってます。

 

——なるほど。三条市の魅力を伝える場に生まれ変わるんですね。メニューも変わるんでしょうか?

池田さん:はい。今後は三条市のプロダクトを使ったドリンクやフードを提供していく予定です。

 

大学の同級生の影響で、地域おこしに興味を持って。

——池田さんは三条市の方なんですか?

池田さん:私は佐賀県の出身です。東京の大学で地域教育を学びまして、そのときの同級生が地域おこし協力隊に参加してたのをみて、私も次第に興味を持つようになっていったんです。お金のためだけじゃなく地域活性のために働きたいと思うようになって、私も地域おこし協力隊に参加するようになりました。

 

——地域おこし協力隊っていうのはいろんな地域に行くんですか?

池田さん:そうですね。私は岡山県で2年間活動しました。地域と連携した授業作りをしたいという高校のために、街の課題を取り上げて高校の授業を作ったんです。講師は街の人にやってもらいました。その後は企業に勤めて、海外進出支援の業務で通訳や翻訳の仕事をしていました。

 

——地域おこし協力隊ってそういうことをしているんですね。三条市に来られたのはどういういきさつなのでしょうか。

池田さん:「FoundingBase」という会社に就職したんです。その会社は自治体のコンサルをやっていて、全国の地域おこし協力隊と一緒に事業を行ったりしているんです。その会社が三条市にカフェを作ことになったタイミングで、私も2019年にここに移住してきました。

 

三条市で新しいことにチャレンジする人をサポートしたい。

——三条で暮らしてみて、どんな町だと思いますか?

池田さん:ほどよい大きさの中に何でも揃っていて、不便のない町ですよね。ここで全部足りるから、私は新潟市に行ったことがないんですよ。あと三条市は若者から高齢者まで年齢を問わず、熱い思いを持って活動している人が多いように思いますね。

 

——そんな三条市でどんな活動をしていきたいですか?

池田さん:点と点を結んで線になり面になるみたいに、熱い思いを持って活動している人たちを、このカフェでつないでいくことができたらいいなって思ってます。

 

——つながることで新しい何かが生まれたら素敵ですね。他に今後やってみたいと思っていることってありますか?

池田さん:まだ具体的な構想はないんですが、新しいことにチャレンジしたい人のサポートをしていけたらと思ってます。このカフェを使ってできたお金が、新しいチャレンジへの資金になるような仕組みが作れたらいいなって思いますね。

 

 

 

 

SANJO BLANC

〒955-0071 新潟県三条市本町2-13-9

11:00-15:00

日曜火曜休

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