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ラーメン大好き佐藤店長の作る、本格燕系背脂ラーメン。

新潟市で食べる本格燕系背脂ラーメン

新潟市役所の真ん前にあるラーメン店「中華そば こころ」。平日のランチタイムには市役所の職員をはじめ多くの会社員などで混み合う人気店です。それもそのはず、新潟市のど真ん中で、本格的な燕系背脂ラーメンが食べられるのだから。ラーメンを作るだけではなく、食べることも大好きという店長の佐藤さんに、あふれんばかりのラーメンへの想いを語っていただきました。

 

中華そば こころ

佐藤店長 Sato maneger

1972年新潟市生まれ。食堂での勤務を経て「中華そば こころ」の店長に。時間さえあればラーメンを食べに行くほどラーメンが好き。

 

 

オープンのきっかけはひょんなことから。新潟市で燕系ラーメンを。

――まず「中華そば こころ」を始めたきっかけを教えてください。

佐藤さん:きっかけは幼馴染みからの誘いでした。彼の勤めている会社がラーメン店を始めることになったんですが、そのときに「ラーメン屋やってみる気ある?一緒にやってみない?」と誘ってもらったんです。ちょうどブラブラしていたときだったのですぐに「やる!」って言っちゃいました。

 

――なぜ新潟市で燕系背脂ラーメンを?

その会社の社長がお店のオーナーなんですけど、燕市の出身だったんですね。オーナーが幼い頃から食べ親しんでいる燕市のラーメンにとても思い入れがあって、「新潟市で燕系背脂ラーメンを提供する店にしたい」ということになったんです。

 

――ラーメン作りの経験はあったんですか?

佐藤さん:それが…自分は食堂に勤めていたんですが、ラーメンはちゃんと作った経験がなかったんです。

 

 

――どうやってラーメン作りを覚えたんですか?

佐藤さん:ちょうどお店を始めようとしていた頃、燕市にある「福来亭」が閉店することになったんですよ。

 

――燕系背脂ラーメンの老舗じゃないですか。

佐藤さん:そうそう。早速頼み込んで、数日間お店の手伝いをしながらレシピの基本を教えてもらいました。教わったレシピで試作してみては近所の人達に食べてもらい、感想を聞きながら試行錯誤して完成させました。

 

――ラーメンはもちろんですが、カレーも人気メニューですよね?

佐藤さん:そうですね。カレーはオーナーの希望です。カレーのレシピ本を何冊も買って来て試したんですが、なかなかオーナーの望むような味にはなりませんでした。

 

――どうやって納得いくカレーができたんですか?

佐藤さん:最終的に、オーナーのお母さんがやっていた喫茶店のカレーが理想の味ということで、今度はオーナーのお母さんにカレー作りを教わりました。大変手間のかかるカレーだったので驚きました(笑)。

 

多くの人にラーメンを食べてほしくて出前でお届け

――最近では珍しい出前をやってますよね?

佐藤さん:もともと燕系背脂ラーメンは、冷めにくく伸びにくいっていう出前向きのラーメンですからね。せっかくなんで出前してます。

 

――けっこう大変じゃないですか?

佐藤さん:いや〜大変ですねえ。悪天候もあれば交通トラブルもあったり…。確かに大変なことも多いんだけど、でもうちのラーメンを食べたいっていうお客さんの気持ちには応えたいんですよね。

 

 

――やはり近所への出前が多いんですか?

佐藤さん:新潟県民会館でコンサートがあると、たまに出前の注文がありますね。県外から来たアーティストが、新潟のご当地ラーメンを食べたいってことになるんですかね。

 

――コンサート会場に出前ですか? まさかスタッフ分も?

佐藤さん:コンサート会場で作って食べるので、スタッフ全員分120杯のラーメン材料を届けてくれっていう注文がありましたね。材料を届けたついでに作り方を教えてきてね(笑)。

 

研究熱心のあまりラーメンを食べ歩く佐藤さん。

――佐藤さんご自身が、ラーメンの食べ歩きが好きなんですよね?

佐藤さん:好きですねえ。休みの日は息子の運転でラーメン屋に行って、ビール飲みながらラーメン食べるのが楽しみ。お店の休憩時間とかにもバイクでラーメン食べに行っちゃいます。でも休憩時間に行くと、あちらの営業時間も終わってることが多いんですよね(笑)。

 

――ちなみによく行くお店はどこですか?

佐藤さん:「おもだかや 女池店」は自宅も近所だし、昔っからよく行きます。お店のスタッフさんとも馴染みだしね。「三吉屋」もよく行きますね。信濃町店に行くことが一番多いんですが、西堀店やけやき通り店にも行きます。西堀店に行くと店主の話し相手になることが多くて、ラーメンが伸びないか気が気じゃないんです(笑)。

 

 

――あっさり系のラーメン店が多いですね。

佐藤さん:こってり系も食べますが、あっさり系が多いかな。ラーメンだったらなんでも好きなんですけど、とくにワンタンメン好きなんですよ。「福竜軒」や「信吉屋」のワンタンメンが好きでよく食べます。「信吉屋」のラーメンは真似してみようと思っても、なかなか同じ味が出せないんですよね。

 

――仕事でもプライベートでもラーメン食べてると食べ飽きたりしないんですか?(笑)

佐藤さん:以前、しょっちゅう食べていた大好きなラーメンがあったんですが、あるとき箸が止まってしまったんです。急に飽きてしまったっていうか。その後しばらく食べなかったんですが…1年ぶりに食べてみたんです。でも、やっぱり箸が進まなくって…。一度飽きちゃうと、前みたいにおいしく食べれなくなるんですね。

 

――大好きなラーメンでも飽きることがあるんですね…

佐藤さん:その経験があるので、うちでは日替わりメニューとか季節限定メニューなどを充実させるようにしてるんです。もちろん定番のラーメンは毎日提供してますよ。

 

スープの味や麺の固さのチェックは欠かせない

――ラーメン作りで気をつけていることはありますか?

佐藤さん:スープも麺も気温や熟成度で味や固さが変わっちゃいますから、味見することは欠かせませんね。麺は熟成が進むと、不思議と茹で時間が長くなってくるんです。ほんとに毎回違いますから毎回チェックしています。

 

食べられるラーメンはこちら

全部入りらーめん 1,150円

煮干や豚骨を使ってじっくり作り上げた醤油スープは、振りかけられた背脂との相性も抜群です。もちもちした極太の平打ち麺がスタンダードですが、細麺を選ぶ事もできます。トッピングはとっても豪華。6枚並んだチャーシュー、これでもかと入っているメンマ、煮玉子までついてきます。「全部入りらーめん」は、無料で大盛りにも特盛にもできてしまいます。ぜひゴージャスなボリュームを味わってみてください。

 

 

新潟市で本格的な燕系背脂ラーメンを食べたくなったら、ぜひこのお店を訪れてみてください。ラーメン大好きな店主が作るご当地ラーメンが待ってますよ。

 

中華そば こころ

025-224-3065

11:00-21:00 / 月曜休

新潟市中央区学校裏町19-4

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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