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古町エリアにあるフェアトレードとエコロジーのお店「Rerun」。

新潟市中央区の営所通に「Rerun(リラン)」という、アパレルや雑貨のお店があります。そのラインナップはエコロジーとフェアトレードにこだわったものばかり。「フェアトレード」ってよく耳にするけれど、いったいどんなものなのか、オーガニックコットンの魅力とともに、オーナーの小川さんにお話を聞いてきました。

 

 

Rerun

小川 朝子 Asako Ogawa

新潟市中央区生まれ。百貨店やアパレルショップで働いた後、友人とショップを開業。その後メンズブランドショップを経て2008年に「フェアトレード&エコロジー Rerun」をオープンする。趣味は音楽を聴くこととカフェでゆったり過ごすこと。

 

「フェアトレード」ってなんだろう?

——フェアトレードって、よく耳にしますけど、どんなものなんですか?

小川さん:ひとことで言うと「人と地球にやさしい貿易の仕組み」です。アジア、アフリカ、中南米といった国々で暮らしている、労働者としての立場の弱い人たちに、公正な対価で仕事をする機会を提供して、彼らが自立した生活が送れるように支援することなんですよ。

 

——なるほど、安い賃金で労働力を搾取せずに、生産者の生活向上を支える、ということですね。フェアトレードではどんな製品が作られているんですか?

小川さん:それぞれの生産地で採れたり、農薬や化学肥料に頼らない自然農法で作られたりした天然素材を使って、その国の伝統技術で作られている製品が多いですね。国によってそれぞれ得意分野があるので、その土地の技術を生かした製品作りがおこなわれています。

 

 

——たとえば、どの国でどんなものを作っているんでしょうか?

小川さん:たとえばインドはオーガニックコットン製品、バングラディシュは手織り製品や刺繍製品、ネパールはウールのニットが得意で品質が高いですね。アフリカではアクセサリーが多いかな。

 

——「Rerun」でフェアトレード製品を扱うようになったきっかけはなんだったんですか?

小川さん:環境にやさしい商品を探しているうちに、フェアトレードにたどり着いたんです。ほとんどが天然素材を使って作られていて、いいものを丁寧に、ごまかしなく作っているところに魅力を感じました。

 

アパレル一筋でやってきた小川さんの到達点。

——小川さんがお店を始めたのは、何か理由があったんですか?

小川さん:百貨店の販売員をやっていた頃、東京へよく遊びに行っていたんです。そのとき入った下北沢の古着屋さんが、すごく自由にやっているお店だったんですよ。百貨店では決まりごとが多かったので、自由にやっているそのお店に魅力を感じて、自分でもそんなお店をやってみたいって思うようになったんです。

 

——じゃあ百貨店を辞めてすぐにお店を?

小川さん:いえ、最初は勉強のために小さなアパレルショップで働きました。その後、友達とふたりでアパレルのお店を3年くらいやってから、独立してメンズブランドのショップをオープンしたんです。

 

——メンズブランドですか。今のお店とはイメージが違いますね。

小川さん:当時はメンズブランドが盛り上がっていたんですよ。新潟にはまだそういうお店も少なかったので「新潟でもかっこいいものが手に入るんだ」っていうのを知ってほしくて始めたんです。新潟の街を盛り上げたいっていう気持ちもありました。でもそのうち、まわりにメンズブランドのショップがどんどん増えてきて、そんな中で頑張って競争する必要もないって思うようになったんです。もっと自分が興味のあることで、長く続けていくことができるようなお店をやってみようって思いました。

 

——それが「フェアトレード&エコロジー Rerun」だったんですね。

小川さん:はい。環境がよくなるような仕事がしたいって思ったんです。私はずっとアパレル系の仕事をしてきたので、服を売ることが、そういうことにつながるなら最高だなって思いました。それで2009年に「フェアトレード&エコロジー Rerun」をオープンしたんです。最初は鍛冶小路にお店があったんですけど、2013年にこちらの営所通へ移転しました。

 

オーガニックコットンの魅力について。

——こちらに移転してみて変化はありましたか?

小川さん:家賃が安くなった分、商品が前よりも充実しましたね。移転してよかったと思っています。

 

——お店でどんな商品を扱っているのか教えてください。

小川さん:フェアトレードで仕入れているオーガニックコットン製品、手編みウール製品、手織り製品、ブロックプリントのクロス、チョコレート、アクセサリーなどですね。スリランカカレーも人気があります。

 

 

——オーガニックコットン。これもよく耳にしますが、詳しくは知らなくて……。どんなところが魅力なんでしょうか。

小川さん:消費者の立場からすると、肌触りや着心地がとてもいいんですよ。生産者も農薬を使うことで病気になる心配がなくって、おまけに高価な農薬を買わずに済むっていうメリットがあるんです。生産者、消費者、環境のすべてにやさしい素材だと思います。

 

——なるほど。買う側だけじゃなくて作る側にもメリットがあるわけですね。お店にはどんなお客さんが買いに来られますか?

小川さん:親子で来てくれるお客様が多いですね。最初はお母さんだけがお店に来て、次に来るときは娘さんと一緒に来てくれたり、その逆で若い子がお母さんを連れて来ることもあります。年代を問わずにいろいろなお客様からお店を気に入ってもらえるのがうれしいですね。

 

遠くの知らない国の人たちにも、やさしさを。

——ところで、フェアトレード製品を扱うことの難しさがあれば教えてください。

小川さん:お客様にフェアトレード製品の価値をお伝えするのが難しいです。知っていただけると、商品の素晴らしさがもっとわかってもらえるんですけど……。

 

——製品のモノとしての価値だけではなく、その裏にある人や環境にやさしい取り組みの価値っていうことですよね。

小川さん:そうですね。人にやさしい人たちがもっと世界中に増えてくれるといいですよね。自分の子ども、親、友達だけじゃなくって、自分の知らない人や他の国の人に対してもやさしくなって欲しいんです。自分の利益になることばっかり考えるんじゃなくて、もっと地球規模で考えていかなければダメなんじゃないかって思うんですよ。みんなが思いやりの心を持てたら、きっといい世の中になるって信じています。

 

 

 

Rerun

〒951-8114 新潟県新潟市中央区営所通1-260-41 1F

025-226-6609

12:00-20:00

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