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コーヒーには、人の心を癒やす特別な力がある。自家焙煎の「ROAST CAFE」。

25種類ものコーヒー豆を販売しているカフェ。

新潟市江南区の若松街道沿いにある「ROAST CAFE(ローストカフェ)」。店内に入ると、ずらりと並べられたコーヒー豆の多さに驚きます。自家焙煎している25種類ものコーヒー豆を販売し、カフェではその豆を使ったコーヒーをさらに4種類の淹れ方で提供しているこだわりよう。今回はオーナーバリスタの岩﨑さんにコーヒーの魅力やこだわりについて語っていただきました。

 

 

ROAST CAFE

岩﨑 利治 Toshiharu Iwasaki

1967年新潟市江南区生まれ。東京の大学在籍中にカフェバーのアルバイトや趣味を通じて、コーヒーの知識や技術を身につける。大学卒業後は新潟に戻り、ブライダル業界でさまざまな業務をこなす。2004年新潟市江南区に「ROAST CAFE」オープン。2011年には同業者3人と共に「新潟バリスタ協会」を立ち上げた。趣味は勉強も兼ねたカフェ巡り。

 

カフェをやる上で役に立ったブライダルの仕事。

——岩﨑さんとコーヒーとの出会いを教えてください。

岩﨑さん:東京の大学に行っていた頃からコーヒーが好きで、自分でもコーヒー豆を買ったり、美味しい淹れ方を研究したりしてたんです。コーヒーの淹れ方はアルバイト先のカフェバーで覚えたり、いろんなカフェを回るうちに店のオーナーさんと仲良くなって教えてもらったりしました。

 

——わりと独学に近いかたちだったんですね。自分でカフェをやりたいという気持ちはいつ頃からあったんですか?

岩﨑さん:早いうちからカフェをやってみたいという気持ちはありました。でも新潟に帰ってコーヒーだけで商売をやっていけるか不安だったんです。それでブライダル関係の会社に14年間、勤めてました。企画、営業、設備管理、接客、司会まで、いろんな業務に携わったおかげで、そのすべてがお店をやる上で役に立ちましたね。

 

——結構長い間ブライダルの仕事をされてたんですね。

岩﨑さん:36歳の時にブライダルの仕事に区切りがついたタイミングがあって、そのままブライダルを続けるか、辞めてカフェの夢を追いかけるか、人生の分かれ道に差し掛かったんです。とても迷ったんですが、家族から協力的な意見をもらったので、「カフェをやってみよう」と決心したんです。

 

コーヒー豆の店とカフェが一緒になった店。

——カフェを始めた時はどうでしたか?

岩﨑さん:それほど宣伝はしなかったんですけど、オープン当日には知り合いがたくさん来てくれたんですよ。メディアでも取り上げてもらったおかげで、知名度も上がってお客様も増えたんです。でも、まだオペレーションを回し慣れていないので、最初はバタバタしてしまって大変でしたね。

 

——知り合いがたくさん来てくれるあたり、岩﨑さんの人望を感じますね。「ROAST CAFE」はどんな特徴のあるカフェなんでしょうか?

岩﨑さん:ひとことでいえばコーヒー豆店とカフェを一緒にやっている店です。コーヒー豆の販売は店頭販売の他、ネット販売、卸売り、ギフト対応などをして、力を入れています。カフェは50種類のコーヒーが飲めて、シェフが作るパスタランチセットや手作りケーキを味わっていただけます。

 

自家焙煎豆で淹れるコーヒーとエスプレッソ。

——お店で飲めるコーヒーについて教えてください。

岩﨑さん:大きく分けて2種類あります。ひとつがオリジナルの自家焙煎コーヒー豆で入れるコーヒー。もうひとつが本格的なエスプレッソです。このふたつを両方とも提供している店は、オープンした頃はまだ新潟になかったんですよ。本格エスプレッソが飲める店は今でも多くないと思います。

 

——メニューを見てみると自家焙煎コーヒーは種類が多いですね。

岩﨑さん:25種類あります。お好みのコーヒー豆を選んでもらった後、ペーパードリップとプレスからお好きな淹れ方を選んでもらっています。お客様から指定がない時はペーパードリップになりますが、プレスも根強い人気がありますね。

 

 

——いろいろなコーヒーや飲み方が楽しめるんですね。それではおすすめのコーヒーを教えてもらえますか?

岩﨑さん:はい。まずは「ハウスブレンド」です。うちの代表的なブレンドで、甘み、酸味、苦味のバランスがとてもいいコーヒーになってます。次に「水出し珈琲」。深煎りのヨーロピアンブレンドです。中細挽きした豆を水出し器にセットして、10杯分を8時間くらいかけてゆっくり抽出していくんです。ホットコーヒーにはない独特の味わいを感じられます。

 

——どちらもこだわりの強さを感じるコーヒーですね。他にもおすすめはありますか?

岩﨑さん:豆からこだわって自家焙煎している「エスプレッソ」も飲んでほしいですね。本場のイタリアでは砂糖をひとつ入れて3口で飲み干すんです。少量で濃厚な味わいのコーヒーですね。エスプレッソやラテアートの練習をするために、オープンの少し前にエスプレッソマシンを買ったんですよ。現在使っているエスプレッソマシンは新潟県で一番いいもので、車一台買えるほどの高額なマシンなんです。

 

——そんなに高額なものとは!

岩﨑さん:そのエスプレッソマシンを使って作る「カプチーノ」もおすすめしたいです。エスプレッソと泡立てた冷たいミルクを1:5の割合で割ったもので、ミルクを注ぐ時にラテアートを施しているので、見て楽しくて飲んで美味しい一杯ですね。ラテアートは大会のチャンピオンが経営しているカフェに足を運んで、いろいろ教えてもらっては練習を繰り返しました。

 

コーヒーに込める思いとこれからのこと。

——岩﨑さんにとってコーヒーってどんなものですか?

岩﨑さん:実はカフェをやろうと決心するきっかけになった出来事があるんです。前職のサラリーマン時代に忙し過ぎてメンタルをやられてしまった時期があったんですよ。そんな頃に山の中にあるカフェで水出し珈琲を飲んで、ものすごく気持ちが癒されて和んだんですよね。その時、コーヒーには人の心を癒したり元気づけたりできる特別な力があるって思いました。だからその時の自分と同じように病んだり疲れたりしている人たちを、コーヒーの力で元気づけられたらいいなって思ったんです。

 

——なるほど。そういう思いでカフェをやってきたんですね。ではこれからやって行きたいことってありますか?

岩﨑さん:ひとつは、いいコーヒー豆をお客様に提供して、パスタやスイーツももっと充実させて、より寛いでいただける空間にしていきたいということです。もうひとつは、夢を持ってこれからカフェをオープンする人たちを応援して、いろんな店のプロデュースをしていきたいですね。そして新潟に新たなカフェの名店がどんどん増えてくれたらいいなって思ってます。

 

 

学生時代にコーヒーにハマり、サラリーマン時代に飲んだコーヒーに心を救われた経験から、カフェを始めようと決心した岩﨑さん。提供しているコーヒーは、厳選したコーヒー豆を自家焙煎しているこだわりの一杯です。みなさんも体や心が疲れた時は、新潟市江南区にある「ROAST CAFE」を訪ねてみてください。元気が出るコーヒーに巡り会えるかもしれませんよ。

 

 

ROAST CAFE

〒950-0134 新潟市江南区曙町3-2-7

025-381-1210

10:00-20:00(ランチ11:00-14:00)

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