Things

古民家に泊まって三条の魅力に触れる「Craftsmen’s Inn KAJI」。

古くから金属加工が盛んで「ものづくりの街」として知られる三条市。そんな三条のまち歩きに利用してもらいたいという目的で生まれた宿泊施設が「Craftsmen’s Inn KAJI」です。カフェもやっているというこちらの施設で、店長の薩美さんから施設のコンセプトや運営のあれこれを聞いてきました。

 

 

株式会社 下田村

薩美 鈴音 Suzune Satsumi

1998年上越市生まれ。専門学校で医療事務を学んだ後、小児科クリニックに就職。2021年「株式会社 下田村」に入社し「Craftsmen’s Inn KAJI」の店長になる。飯豊山や北アルプスに泊まりがけで登るほどのアウトドア好き。

 

自分のやりたいことを探して、「株式会社 下田村」に入社。

——薩美さんは「Craftsmen’s Inn KAJI」の店長さんなんですよね。どんないきさつでこのお仕事を?

薩美さん:「Craftsmen’s Inn KAJI」は「株式会社 下田村」という会社が管理運営していて、私はそこでプロジェクトマネージャーをやっているんです。最初はキャンプ場の企画があって、そちらに参加する予定だったんですけど、会社が「Craftsmen’s Inn KAJI」の運営をすることになったので、こちらを任せていただいくことになりました。

 

 

——その「株式会社 下田村」ってどんな会社なんですか?

薩美さん:「下田村に生まれた子どもが、100歳まで豊かに生活できる環境づくり」をコンセプトに、下田村周辺の素晴らしさを伝えながらより良い環境にしていく活動をしている会社です。下田村で「村長の家」っていうゲストハウスや「星空レストラン」というレストランを運営しています。

 

——薩美さんは創業時から「株式会社 下田村」のスタッフさんなんですか?

薩美さん:いえ、以前は小児科クリニックで医療事務をやっていました。でもやってみたら自分がやりたい仕事とは違ったんです。もっと自分がやりたい仕事が他にあるんじゃないかと思って、こちらに入社しました。私は小学校に入学してから高校を卒業するまで、12年間ずっとバレーボールをやってきたんです。長岡の高校にバレーボールで推薦入学をさせてもらって、大学も推薦入学のお話をいただいていたんですよ。

 

——へー、それはすごい。

薩美さん:でも周囲からのプレッシャーを感じ続けてきたこともあって、バレーボールが楽しめなくなってきてしまって、そうなったら今度は嫌で仕方なくなってきちゃって、とうとうやめることにしたんです。その代わりに何か新しい目標を探そうと思って、とりあえず医療事務を勉強した後、小児科クリニックに就職したんです。

 

——でも自分のやりたいこととは、ちょっと違ったわけですね。

薩美さん:そうなんです。そんなときに「株式会社 下田村」に勤めている同級生が生き生きとキッチンカーをやっているのを見て、すごくうらやましく思ったんですよ。それを話したら、代表の今井さんに推薦してくれて、それで「株式会社 下田村」に誘っていただいたんです。ジャンルを問わずやりたいことができそうだったし、「自分のやりたいことが見つかるかも」と思って入社しました。

 

古民家に泊まって三条の暮らしに触れてほしい。

——さて「Craftsmen’s Inn KAJI」についてお聞きしたいのですが、まず、こちらはどんな施設なんですか?

薩美さん:1日1組限定で1棟丸ごと貸切できる宿泊施設なんです。2人から最大15人くらいまで泊まることができて、食事はつかないけど台所や浴室は自由に使っていただけます。

 

——それにしてはなんというか……宿泊施設らしさがない建物ですよね。

薩美さん:昔文房具店だった築80年以上の古民家をリノベーションした建物なんです。「三条の民家での暮らしを味わってみてほしい」という思いがあったんじゃないでしょうか。お茶の間は天井が吹き抜けみたいになっていて、高いところに大きなガラス窓があるので、昼間はとても明るいんです。古民家に詳しい人が見ても、こういう造りの家屋は珍しいんだそうですよ。

 

 

——へ〜、昔の生活が味わえる宿なんですね。ちなみに、どんな目的の人が宿泊するんですか?

薩美さん:いろいろなお客様がいますね。三条市内に商用で来ていてビジネスホテル代わりに泊まる方もいれば、建物に興味がある古民家マニアの方もいらっしゃいます。工場見学やまち歩きの拠点にする方もいらっしゃいますよ。

 

——いろんな人が集まるんですね。

薩美さん:古民家に泊まることで三条の暮らしに触れていただいて、まち歩きを楽しみながら「ものづくりの街 三条」を知ってほしいという思いがあります。だから土間スペースの棚には、三条市で作られている金属製品を展示させてもらっています。あと、10時から16時までは1階の和室スペースを「SAKUNOYAカフェ」として開放しているので、白玉あんみつやドリンクを楽しみながらゆっくり過ごしていただけるんです。

 

 

——「SAKUNOYAカフェ」の「サクノヤ」ってどういう意味なんですか?

薩美さん:「サクノヤ」の「サク」は「ものづくりの街」を表す「作」と、「まち歩き」を表す散策の「策」の意味があります。だから「作の家」とか「策の家」とか、そんな店名になっていて、「ものづくりの街」をじっくり散策してほしいっていう思いが込められているんです。ただ、白玉あんみつをテイクアウトしてくれる人は増えているんですけど、カフェとして利用できることを知っている人はほとんどいないんですよ。だから今後はカフェスペースの見直しをして、多くの人に知ってもらうことが課題だと思っています。

 

——「株式会社 下田村」に入ってみて、自分のやりたいことは見つけられそうでしょうか?

薩美さん:そうですね。「Craftsmen’s Inn KAJI」や「SAKUNOYAカフェ」の仕事にもやりがいを感じていますし、今後はキャンプ場を作る仕事にも関わっていきたいなと思っています。いろいろと新しいことに挑戦しながら、三条地域を盛り上げていきたいですね。

 

 

Craftsmen’s Inn KAJI

三条市元町12-6
0256-46-8872(株式会社下田村)

カフェ 10:00-16:00

カフェ 火水曜休

  • She
  • Things×セキスイハイム 住宅のプロが教える、ゼロからはじめる家づくり。
  • 僕らの工場
  • 僕らのソウルフード


TOP