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店舗販売も移動販売もできる、ハイブリッドな「旅空Cafe-YAHIKO-」。

弥彦の神社通りに巨大なフードトラックが登場しました。今年オープンしたばかりの「旅空Cafe」です。トラックの裏にはウッドテラス風の飲食スペースもあり、スパイスカレーやレモンスカッシュなどのメニューが楽しめます。オーナーの山崎さん夫婦を訪ねたところ、奥様の昌枝さんから思いがけず壮大なお話を聞くことができました。

 

 

株式会社SMILE HEART

山崎 昌枝 Masae Yamazaki

1981年福島県生まれ。ドキュメンタリー映像の撮影クルーとして発展途上国を回った後、フリーランスで映像制作の仕事をはじめる。2010年に知人と「株式会社SMILE HEART(スマイルハート)」を立ち上げ、映像制作の他、「居酒屋甲子園」などのイベントプロデュースも手掛ける。映像の仕事のために訪れた新潟で結婚。2022年に弥彦で「旅空Cafe」をオープンする。

 

カフェのオーナーは映像プロデューサー。

——山崎さんはご主人と一緒に「旅空Cafe」をはじめるまで、どんな仕事をしてきたんですか?

山崎さん:ドキュメンタリー映像の撮影をメインに、イベントプロデュースや飲食企業のブランディングなど、いろいろなことをやってきました。

 

——へ~!映像のお仕事をされていたんですね。

山崎さん:報道カメラマンのアシスタントとして、カンボジアやモンゴル、南アフリカといった発展途上の国々へ、ドキュメンタリー映像の撮影に同行したことがきっかけではじめました。

 

 

——どうして、その撮影に同行しようと思ったんですか?

山崎さん:ガールスカウトで募金活動のボランティアをしていたとき、募金が送られる貧しい国の子どもたちの様子をビデオで見る機会があったんです。自分よりも辛い思いをしている子どもたちがひたむきに明るく生活している姿を見て、とっても勇気づけられたんですよね。それからは彼らの役に立ちたいという気持ちが芽生えて、国際協力というものに興味を持ちはじめたんです。

 

——実際に現地に行ってみていかがでしたか?

山崎さん:全部で4回同行させていただいたなかで、自分は人のために何ができるのかを考えるようになりました。そして、「映像を通して人の思いに寄り添っていこう」と決心したんです。

 

 

——それから映像の仕事を続けてきたわけですね。今までどんな撮影がありましたか?

山崎さん:新しくオープンする創作居酒屋のオーナーさんから、お店がオープンするまでのドキュメンタリーを撮影してほしいとご依頼をいただいて、カメラマン兼スタッフとして(笑)、その居酒屋で働きました。そのとき飲食業についていろいろ勉強することができましたね。

 

——撮影のためにスタッフとしてお店で働いたんですか? まさに「思いに寄り添った映像」ですね。

山崎さん:その居酒屋時代に知り合った方から誘われて、2010年に映像プロデュースの仕事をする「株式会社SMILE HEART」を立ち上げたんです。ユーザーに向けたコマーシャルではなく、働いている社員やその家族に向けて経営理念を伝える映像を作る仕事がほとんどでした。やっぱり働くなら自分たちの仕事に誇りや意義を感じて、楽しみながら働いてほしいんですよ。大人が心から笑えない世の中じゃ、子どもだって笑顔になれないと思います。

 

いつかは全国を回って子ども食堂を開きたい。

——山崎さんはどんな経緯で新潟に?

山崎さん:三条にあるイタリアンレストランから、ドキュメンタリー映像の依頼があったので新潟に来ました。その頃に弥彦出身の主人と結婚したこともあって、新潟で暮らしはじめたんです。

 

 

——では「旅空カフェ」をオープンすることになったいきさつを教えてください。

山崎さん:「株式会社SMILE HEART」の立ち上げと同時に「居酒屋甲子園」というイベントのプロデュースを任されて。そこで関わった飲食業の方々が、アイドルタイムを活用した「子ども食堂」をはじめたんです。私もプロデュースに関わるうちに、「子ども食堂」を通して子どもたちに食の素晴らしさを伝えたいと思うようになったんですよ。いつかキッチンカーで「子ども食堂」をやりながら、全国を旅して回りたいという思いで「旅空Cafe」をオープンしました。

 

——では、いつかは全国で「子ども食堂」を?

山崎さん:やってみたいですね。でも、その前に自分たちがもっと飲食業の経験を積む必要を感じたので、主人の地元・弥彦を拠点にカフェをはじめたんです。フードトラックを使うことで実現した、店舗販売も移動販売もできるハイブリッドなカフェなんですよ(笑)

 

——メニューにスパイスカレーを選んだのはどうしてなんですか?

山崎さん:弥彦には無農薬で野菜の栽培をされている方も多くて、市場に出せないハネ物の作物をいただくことも多いんです。その作物をうまく生かせるメニューはないかと考えて、思い浮かんだのがスパイスカレーでした。カレーだったら形の悪い野菜でも使えるし、子どもから大人まで食べられますからね。その上で、それぞれのお好みで楽しんでいただけるよう、4種類のスパイスカレーをご用意しています。

 

 

——スパイスカレーの他に、レモンを使ったドリンクも提供しているんですよね。

山崎さん:レモンはビタミンCも豊富で身体にいいし、カレーにも合いますからね。いつかは弥彦産のレモンを使いたいと思って自家栽培に挑戦しています。寒い地方でレモンを育てるのは難しいんですけど、頑張って育てたいです。

 

 

——弥彦産へのこだわりが強いんですね。

山崎さん:全国を回れるようになったら、新潟や弥彦の食材を各地でアピールしていきたいんですよね。「旅空Cafe」をオープンしてから、弥彦の人たちも何かと応援してくれるので私たちも心強いんです。私は早いうちに地元の福島を離れていろいろな土地で過ごしてきたので、はじめて「故郷」として地に足をつける場所を手に入れた気がしています。だからより一層「旅空Cafe」を弥彦の方々から喜んでいただける店にしていきたいんですよ。

 

——弥彦にできたカフェを取材するつもりが、想像以上に壮大な計画で驚きました(笑)

山崎さん:これからも主人とふたりで、少しでも多くの人たちに笑顔を伝えていきたいです。自分たちが心から笑えて、大切な人たちも心から笑えることが、ゆくゆくは世界中の子どもの笑顔につながっていくんだと思っています。

 

 

 

旅空Cafe-YAHIKO-

西蒲原郡弥彦村弥彦1218

10:00-17:00

不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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