全国の美味しいものが食べられる、五泉の「さらい」。
食べる
2022.02.28
五泉市でキャンプ気分を味わえると大人気の肉バル「CARAVAN」。その2号店がオープンしていたと聞いて、さっそく行ってみることにしました。目的地に近づくと、紺色の海上コンテナに「さらい」と書かれたのれんがパタパタとなびいているのを発見。「CARAVAN」とは違ってどうやら和食のお店のようです。なんでも、ラーメンやおでんなど、全国各地から厳選した美味しいものが食べられるんだとか。今回は店長の白井さんにいろいろとお話を聞いてきました。

さらい
白井 凌 Ryo Shirai
1994年五泉市生まれ。「にいがた製菓・調理専門学校えぷろん」を卒業後、「ホテルオークラ新潟」に和食のシェフとして就職し、5年勤務。「CARAVAN」のオーナーである大湊さんと出会い意気投合し、「CARAVAN」の2号店として2020年12月に「さらい」をオープン。店長を務める。
五泉に居ながら、全国の美味しいものが食べられるお店。
――本日はよろしくお願いします。白井さんはやっぱり昔から料理がお好きだったんですか?
白井さん:そうですね。昔から家でよく料理をしていたのがきっかけで、「仕事にしたいな」と思って調理の専門学校に入りました。そこでの2年間で、和洋中とパンやお菓子の作り方も勉強しましたね。卒業してからは和食のシェフとして「ホテルオークラ新潟」に採用してもらって、鉄板焼きの担当をしていました。
――それからどんな経緯で「さらい」の店長さんに?
白井さん:自分も、地元である五泉で「CARAVAN」みたいなお店をやってみたいと思っていたんです。そんなときに「CARAVAN」のオーナー・大湊さんに出会って、いろいろ話をしていたら「一緒にお店をやろうか」って言ってくれて、「さらい」を任されることになりました。
――「五泉でお店をやりたい」と思われたのは、地元への愛着からですか?
白井さん:それもあります。五泉の人って、飲むとなると新潟とか新津まで行っちゃうことが多いんですけど、こういうお店が増えれば地元の五泉で飲む人が増えるだろうと思って。市外の人からも「五泉に行けばあのお店があるよね」とか、思ってもらえる場所が作りたかったんです。

――「さらい」はどんなコンセプトのお店なんですか?
白井さん:「五泉に居ながら全国の美味しいものが食べられる」っていうのがコンセプトです。それでいて、お米やお野菜は地元の契約農家さんが作ったものを使っています。
――外観はシンプルですけど、内装はとっても落ち着く雰囲気ですよね。
白井さん:和食が合う雰囲気のお店にしたくて。新しい木材に、古材とか昔の棚とかを組み合わせたらおしゃれだよねって話して、いろいろこだわって作りました。カウンターのテーブルはイチョウの1枚板なんです。

昼間は食堂で、夜は居酒屋に。
――貝出汁のラーメンがとっても人気だそうですね。
白井さん:そうですね。貝出汁にはこだわっています。オープン当初は「居酒屋さらい」として夜だけ営業していたんです。なので「貝出汁らぁめん」も夜しか提供していなかったんですけど、「このラーメンだったらランチでも食べたいな」っていうお客さんの声もありランチ営業をはじめることになりました。


――ランチでは他にどんなものが食べられるんですか?
白井さん:最近は毎月、限定麺をやったり、去年の夏からは「台湾まぜそば」をはじめました。うちはいろんなメニューに貝をいっぱい使っているので、台湾ミートの中にもあさりとホンビノス貝を入れて作っているんですよ。あとは日替わり定食とか豚丼、昼飲み用に小鉢もあります。
――「あがの豚丼」、すごく美味しそうです。量もいろいろ選べるんですね。
白井さん:「並盛」から、その2倍以上の量の「日本昔話」っていう盛りまで選べるようになっています。コロナ禍で居酒屋さんに入りにくい雰囲気もあるし、キャッチーなメニューにしようってことで。お肉は阿賀野市のブランド豚の「純白のビアンカ」、タレも阿賀野市の「コトヨ醤油」を使っています。

――夜にはおでんもあるんですね。レタスのおでんって珍しいですね。
白井さん:貝出汁のおでんですね。これもオープン当初からあるメニューです。レタスはしゃぶしゃぶみたいな感じでおでん出汁の中に崩して、食感が残るようにして提供しています。ロールキャベツとかもそうだと思うんですけど、長時間入れておくと色が変わってしまうので、レタスとか春菊はオーダーをいただいてから火を入れていますね。
――他にもいろんなメニューがありますけど、特に人気なのは?
白井さん:全国の美味しいものシリーズの中だと、茨城にある「越田商店」さんの「とんでもない鯖」はよく出ますね。干物の概念をくつがえされますよ。

――へ~!やっぱりとんでもなく美味しいんですか?
白井さん:そうです! 干し時間が短く、干物なんだけど干物っぽくないし、油も乗っていてふわふわに焼きあがるのでジューシーで美味しいですよ。
――そういう全国の美味しいものっていうのは、どうやって探されているんですか?
白井さん:基本的には自分たちでいろんなお店に食べにいったりして、そこで「いいな」って思ったものを参考にして作っています。「極厚ハムカツ」も、ここまで厚く切っているところってないと思いますし、長崎の「雲仙ハム」が食べられるのも多くないと思います。

新しい食文化を提供していきたい。
――ところで、店名の由来が気になるんですけど……。
白井さん:「サライ」ってペルシア語で、「家」とか「宿」っていう意味なんです。「最終的にはみんながいるさらいに帰ってくるんだよ」っていう意味を込めてこの名前になりました。「さよならさんかく またきてしかく」ではじまる遊び歌があると思うんですけど、それを「はねるはかえる かえるはさらい」というふうにひねって、お店の入り口にもその歌を書いています。「さらい」というとあの有名な曲を思い浮かべる人も多いと思うんですけど(笑)
――私も曲のタイトルからとったのかと思っていました(笑)。そんな素敵な意味が込められていたんですね。最後に、今後の目標を教えてください。
白井さん:新しい食文化を提案、提供していきたいっていうのと、そういうものをお客さんと一緒に探して成長していけるようなお店になったらいいなと思います。

さらい
五泉市赤海599-1
025-047-4660
火-金 11:30-13:30/18:00-23:00
土日祝 11:30-14:00/18:00-24:00
月曜定休
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