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ナチュラルワインが楽しめる「家庭料理とワインの店 Kuwabara」。

新潟駅南口近くに今年オープンした「家庭料理とワインの店 Kuwabara」は、オーナーの桑原さん夫婦が営む小さなお店です。居心地のいい落ち着いた雰囲気の店内で、店の名前にも謳われているように美味しい家庭料理やワインを楽しむことができます。どんなメニューが揃っているのか、お話を聞いてきました。

 

 

家庭料理とワインの店 Kuwabara

桑原 敬 Satoshi Kuwabara

1979年新潟市中央区生まれ。新潟市内のホテルでレストランサービスを経験。29歳のとき体調を崩してしばらくは療養しながら職を転々とする。その後ホテルに勤務しマネージャーから支配人に昇格するが、ホテルの閉館に伴って退職。2020年3月「家庭料理とワインの店 Kuwabara」をオープンする。ラーメンが好きで食べ歩きが趣味。

 

今年オープンしたナチュラルワインと家庭料理の店。

——取材依頼の連絡が取れなかったのは、しばらくお休みしていたからなんですね。長めのお休みでしたけど何かあったんですか?

桑原さん:ご迷惑おかけしてすみませんでした。店舗が老朽化してたので、店内の補修工事をやってたんです。オープンしてからバタバタしてしまって、気になることがあってもなかなか手を付けることができなかったから、思いきって少しの間休業することにしたんですよ。

 

——そうだったんですね、安心しました。オープンしたのはいつでしたっけ?

桑原さん:今年の3月です。

 

——家庭料理とナチュラルワインのお店ということですが、ナチュラルワインってどんなワインなんですか?

桑原さん:とくに決められた定義はないんです。私が考えるナチュラルワインっていうのは、できるだけ自然に近い状態でぶどうが育てられ、醸造されたワインなんですよね。添加物や人工的な操作をしていないワインだから、なかなか大手ワインメーカーで作ることができないんです。ですから小規模なワイナリーで作られたワインだけを扱っているんですよ。私はもともとワインが好きじゃなかったんですけど、優しい味わいのナチュラルワインにハマってしまったんです。

 

 

——味だけじゃなく身体にも優しそうなワインですね。ワインに合う料理っていうとフランス料理やイタリア料理が思い浮かびますけど……。

桑原さん:日本も含め各国のナチュラルワインを扱っているので、料理のジャンルは決めてないんですよ。強いていうなら「家庭料理」です。私は料理人としての修行をしてきたわけじゃないから、専門的な料理を作れるわけじゃありませんし、だったら家庭料理をお出ししようと思ったんです。

 

——それで「家庭料理とワインの店」っていう言葉がついてるんですね。

桑原さん:はい。あとお客様と長く付き合える、地域に根付いたお店にしたかったので、繁華街よりも住宅街で営業することにしたんです。ここは新潟駅の近くということもあって、転勤族の人たちが多く住んでる地域なんですよ。そうした人たちにも家庭料理は喜んでもらえるんじゃないかなって思ってます。

 

ワインのお店の意外なおすすめ料理とは。

——お料理へのこだわりも聞かせてください。

桑原さん:家庭料理なんだから、肩ひじ張らず気軽に食べられるのが一番大切ですよね。あと難しい名前のメニューにはしないようにして、料理の内容がわかりやすくて、オーダーしやすいように心掛けてます。メニューを考えるときは、妻とふたりでああだこうだ言いながら考えてるんです。

 

——なんだか楽しそうでいいですね(笑)。イチ推しはどんな料理なんですか?

桑原さん:しそとパクチーの2種類の味が選べる「手作りぎょうざ」です。私の中では、ぎょうざって気軽に食べられる料理の代名詞なんですよ。あと今だったら秋の季節限定メニューで「シャインマスカットとクリームチーズのサラダ」もおすすめです。

 

 

——ぎょうざがワインに合うのって意外ですね。どっちかっていうとビールのイメージが強いですよね。

桑原さん:ワインにも合うので、ぜひ試してみていただきたいですね。

 

「KUWABARA」のオーナーは、元ホテルの支配人。

——桑原さんは料理の修業をしてないっておっしゃってましたけど、お店を始める前はどんなお仕事をしてたんですか?

桑原さん:最初は新潟市内のホテルでレストランサービスの仕事をしていたんです。ところが29歳のとき双極性障害で引きこもり状態になってしまったんですよ。短期間でいろいろ仕事も変えました。

 

——それは大変でしたね。どうやって回復したんですか?

桑原さん:お医者さんのアドバイスや仲間の支えもあって、生活を変えたりしてなんとか回復できました。それで、ホテルで働いていた経験を生かして、プールを併設した別のホテルに勤めることになったんです。宴会とレストランを担当するマネージャーをやってましたが、2年後にホテルの支配人を任されることになって。ちなみに妻と知り合ったのはその職場でした。

 

——2年で支配人を任されるってすごいですね。

桑原さん:でも、しばらくしてホテルが閉館することになったんですよ。その後、妻と入籍して、「家庭料理とワインの店 Kuwabara」をオープンすることになりました。

 

——料理経験なしで飲食店を始めるのって大変じゃなかったですか?

桑原さん:いろいろな仕事をしているときに、短期間だけど創作居酒屋で調理をしていたことはあったんですよ。あとはホテル時代の知り合いや、行きつけの懐石料理店の人たちからアドバイスをもらって、なんとかやってきました。

 

大変でも苦労にはならないお店のこと。

——お店をやっていて大変なことってありますか?

桑原さん:お店の営業を最優先にしているので、事務仕事や雑務が後回しになっちゃうことですかね(笑)。今回の補修工事なんかもそうですよね。でも勤めているときとは違って、自分のお店のことだと大変でも苦労にはならないんですよね。

 

——なるほど。じゃあ今後やってみたいことってありますか?

桑原さん:お店にナチュラルワインのメーカーを呼んで、ワイン会を開けたらいいなって思ってます。あとは毎日料理の研究をしながら、日々新しい料理にチャレンジしていきたいですね。

 

 

取材の間にもいろいろと夫婦ふたりで相談し合う姿に、仲のよさが垣間見えてほっこりさせてもらいました。そんなおふたりが作り出す料理は、まさしく「家庭の味」なんだと思います。アットホームな雰囲気の中でゆったり食事をしたい方は、ぜひ訪れてみてください。きっとあたたかい気持ちになれると思いますよ。

 

 

家庭料理とワインの店 Kuwabara

〒950-0912 新潟県新潟市南笹口1-1-38 コーポオリンピア笹口 1F

025-383-8979

11:00-14:00/17:30-22:00(金曜は23:00まで)、土曜11:00-23:00

日曜月曜休

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