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愛情込めて育てられたお米と野菜で作られる「small kitchen」のカレー。

買い物客で賑わう新潟市の本町市場商店街。その中にある「small kitchen(スモールキッチン)」は、こだわりのお米と季節の野菜を使ったキーマカレーが人気のお店です。気さくな人柄の渡辺さんに、お店をオープンしたいきさつやカレーへのこだわりについてお話を聞いてきました。

 

 

small kitchen

渡辺 元樹 Genki Watanabe

1987年阿賀町生まれ。群馬の大学を卒業後、地元の阿賀町で保育士として働く。その後、関東圏で飲食店スタッフや通信関係の営業などを経験。2019年に新潟でバー「G.g.」をオープンするもコロナ禍の影響で閉店し、2022年より「おかずTOごはん」「small kitchen」をオープンする。前向きな性格で、新潟から千葉まで歩いて旅するなど新しいことに挑戦することが好き。

 

自分の可能性を探して、新しいことにチャレンジを続ける。

——今日はよろしくお願いします。結構コンパクトなお店なんですね。

渡辺さん:そうなんですよ。お客様との距離が近いので、コミュニケーションが取りやすいんです。僕は心理カウンセラーの資格を持っているので、お客様の悩みごと相談に乗ったりもしています(笑)

 

 

——心理カウンセラー? これまで具体的にどんなお仕事をされてきたんですか?

渡辺さん:もともと子どもが好きで、地元の阿賀町にある保育園で保育士をやっていたんですよ。でも新しい場所で新しいことにチャレンジしたくなったので、上京して、和食居酒屋や新宿の高層ビル最上階にあるワインバーで働きました。

 

——そのときに飲食業界に進んだんですね。

渡辺さん:でも3年くらい働いて、今度は埼玉で通信関係の飛び込みセールスをはじめるんです(笑)

 

——それはまた全然違う仕事ですね……。

渡辺さん:自分の可能性を探していたのかもしれませんね。とにかくやったことのない、新しいことにチャレンジしてみたかったんです。でもすぐに営業の仕事は向いていないと諦めて、新潟に戻って居酒屋で働きました。そのときには独立して自分のお店を開いてみたいという気持ちがありましたね。

 

——じゃあその後はご自分のお店をオープンされたんでしょうか?

渡辺さん:32歳くらいで古町に「G.g.(ジージー)」というバーをオープンしました。心理カウンセラーの資格を生かして、若い人たちの相談に乗って応援したいという気持ちがあったんです。ところがオープンした翌年からコロナ禍がはじまってしまったので、お店を閉めることになったんですよね。

 

 

——それは残念でしたね……。

渡辺さん:再就職を考えたんですけど、就職した先で人間関係に悩むのは嫌だなとそのとき思ったんです。そこで「この人と一緒に働きたい」と思える人と出会うまで無職でいようと思って、しばらくその出会うために飲み歩いていました(笑)

 

——それはまた斬新な就活ですね(笑)

渡辺さん:でもそのおかげで美容室を経営している高校の先輩と出会ったんですよ。「キッチンカーをやろうと思っているんだけど、自分の代わりに運営してくれる人を探している」ということでした。ぜひやってみたいと思って、2022年の4月に「おかずTOごはん」というキッチンカーをはじめました。

 

美味しいお米と野菜を生かしたカレーを味わってほしい。

——キッチンカー「おかずTOごはん」はどんな場所で営業しているんですか?

渡辺さん:いろいろなところに行きましたねぇ。毎月1回は秋葉区にある美容室の駐車場で営業していますし、県庁や歯科医院、雑貨店、就労支援施設……。「いわむロックFESTIVAL」や「阿賀フェス」といったイベントにもおじゃましています。

 

——キッチンカーがはじまりだったんですね。「small kitchen」をオープンすることになったいきさつは?

渡辺さん:キッチンカーをはじめるためには、調理場を確保しなければ保健所の許可が取れないんです。そこで知り合いから紹介していただいて、この物件を使わせていただくことになりました。それで、せっかく店舗を手に入れたので、キッチンカーでは提供できないクオリティの料理を食べてほしいと思って「small kitchen」をオープンしたんです。

 

 

——なるほど。キーマカレーがメインメニューのようですけど、それはどうして?

渡辺さん:まず僕が美味しいと思うものを食べてもらいたいっていう思いがあるんです。僕はお米が大好きなので、お米を美味しく食べてもらえるメニューとしてカレーをチョイスしました。ぜひ新潟の美味しいお米を味わっていただきたいですね。

 

——じゃあ使うお米にはこだわりがあるんですね。

渡辺さん:「田井農園」さんが栽培したコシヒカリを使わせてもらっています。田井農園さんは作物への愛情がハンパない農家で、「愛情込めて育てたお米を、食べる人の顔を見て販売したい」ということから直売をはじめたんですよ。それを応援したかったので、お米はもちろん、野菜もできるだけ田井農園さんのものを使っています。

 

 

——そう言われてみると、野菜もたっぷり使われています。

渡辺さん:田井農園さんの野菜は無農薬で栽培されている上に、ハウス栽培もしていないんです。その野菜を旬に合わせて使わせてもらっているので、夏場は野菜がカレーを覆い尽くすという、とんでもないことになります(笑)

 

——季節ごとの野菜が楽しめるということで、野菜好きな人には特にオススメしたいですね。他にもこだわっていることはありますか?

渡辺さん:接客や居心地のよさも含めて、料理を楽しんでもらえる雰囲気作りを心がけています。そのおかげで2時間いたりするお客様もザラなんです(笑)。僕自身も楽しみながら営業していきたいし、新しいことにもチャレンジし続けたいと思っています。

 

 

 

small kitchen

新潟市中央区本町通6番町 本町中央市場商店街 人情横丁内

090-2474-5991

12:00-16:00

土日曜祝日休

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