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大学生2人組が立ち上げた服飾ブランド「SOUKA」。

在学中にスタート。大学生が考えるファッションデザイン。

プロダクトデザインから建築、美術・工芸まで幅広いモノづくりを学べる長岡造形大学。この大学に通っている学生2人組が立ち上げた服飾ブランド「SOUKA(ソウカ)」を今日はご紹介したいと思います。初のポップアップストアの開催場所である長岡市のアパレルショップ「id nagaoka」をお借りして、デザイナ―である松永さん、宮田さんのふたりにブランド立ち上げ秘話や、これからのビジョンを聞いてきました。

 

SOUKA

松永 晋弥 Shinya Matsunaga

1999年見附市生まれ。長岡造形大学プロダクトデザイン学科ファッション専攻。「SOUKA」デザイナー。YouTubeやInstagramでファッションを探るのが日課。

 

SOUKA

宮田 能吾 Noah Miyata

1999年糸魚川市生まれ。長岡造形大学プロダクトデザイン学科織り専攻。「SOUKA」デザイナー。小学生時代からはじめたバスケットのポジションはポイントガード。

 

作ってみて思った。純粋に楽しい、って。

――おふたりは長岡造形大学の学生さんなんですよね。在学中にブランドを立ち上げることになった経緯を教えてください。

松永さん:まず僕たちの出会いからお話しします。僕は陸上をしていたからランニングシューズ、宮田はバスケットをしていたからバッシュと、やっていたスポーツのシューズも含めて、それぞれ靴を集めるのが好きで。そんな共通点があったり、「ファッションが好き」ということだったりで、意気投合したんです。

 

――ファッション系を専攻しているだけあって、出会いもファッションアイテムがキッカケだったんですね。

宮田さん:そうなんです。それで、いろんな話をしていくうちに「ファッションが好き」が、「服を作りたい」という考えに変化していきました。で、2年生のときに学校のファッションショー(文化祭的な催し物)に応募することにしたんです。

 

 

――へえ、学校でファッションショーなんてあるんですね。さすが長岡造形大学。それは審査もあるんですか?

松永さん:審査はなくて作品を披露するだけの「エキシビジョン」と、審査があってそれぞれ賞も用意されている「コンペティション」の2枠があります。それで僕たちはコンペティションに応募しました。ダメージを活用したデニム作品で若さと儚さを表現したんです。

 

――じゃあそのファッションショーがキッカケになって、「SOUKA」がスタートしたんですね。

宮田さん:その通りです。ああでもないこうでもないと朝までデザインを考えたり、途中で脱線をしてファッションの話をしたり、まだ服の作り方をきちんと理解しているわけではないけれど、教科書を見ながら自由に作っていく過程が純粋に「楽しい!」と思えたんですよね。だからふたりで話して「本格的にブランドを立ち上げよう」と、2年生の後期に「SOUKA」を立ち上げました。

 

長岡造形大学生が立ち上げた「SOUKA」は、発見を生むブランド。

――「SOUKA」はコンセプト的にはどんなブランドなんですか?

松永さん:「SOUKA」は「そうか!」という発見を生むブランドで、デザインをしている僕たち、説明を受けている側、そして着た人、それぞれに新しい着方やスタイルを見つけて欲しいという思いが詰まっています。

 

――なるほど。ただカッコイイから着るのではなくて、着ることで発見がある、そういうブランなんですね。

宮田さん:今は3種類のデザインTシャツのみですが、「SOUKAはこれだけ」といった限定的なことはしないで、これからはシャツやパンツなど幅広く展開していく予定です。

 

 

――ちなみにそのTシャツは、どんな発見のあるデザインなんですか?

松永さん:デザインで統一しているコンセプトは「鏡文字」です。「ファッションは自己満足」という考え方からスタートして、鏡で見たときに自分だけが配された文字が読めることでデザインが完結して満足できるようにしました。

 

――あー、なるほど!鏡で見ることで完結するんですね。面白い。3種類のデザインについても教えてください。

宮田さん:まずは、英語で記載したブランドコンセプトを「理解した」という意味の手話に合わせて配列したデザイン。それと、一見、もう終わりそうなパソコンのローディング画面がプリントされているけれど、鏡で見たらまだはじまったばかりの状態に戻って「これからをご期待ください」というメッセージを込めたもの。そして、希望を持って新しい挑戦をスタートした自分たちを模して、「希望」の花言葉を持つガーベラをプリントした3種類をデザインしました。

 

初のPOP-UP STOREは「id nagaoka」で開催。

――3種類の「SOUKA」Tシャツは、どこで買うことができるんですか?

松永さん:スタートしたばかりということもあって、今は受注生産のみです。なので、その受注会として9月19、20日の二日間、長岡市にあるセレクトショップ「id nagaoka」で初めてのポップアップストアを開催しました。

 

――つまり、今インタビューしているこの場所ってことですね。ポップアップストアを開催してみて、どうでしたか?

松永さん:初めて体験することがとにかく多くて、自分たちのデザインを商品化するところから販売・接客まで「id nagaoka」の酒井さんにいろいろと学ばせてもらいながら、貴重な時間を過ごせました。経験値を上げられたということはもちろん、洋服との向き合い方、考え方なども大きく成長ができたのではないかと感じました。

 

宮田さん:右も左も分からないまま、たくさんのことを学んだ2日間でした。販売を通して自分たちに何が必要なのかを身をもって感じることができて、それと同時にやりたいことを実現したいという思いもより一層強くなりましたね。

 

 

――大きく成長を遂げられた2日間だったんですね。それではここで「id nagaoka」の酒井さんにもご登場いただいて…ポップアップストアをお店で開催しようと思った経緯を聞かせてください。

酒井さん:初めて出会って、ポップアップストアの話をしたときは彼らの作品をまだ見ていなくて、正直、直感の部分が大きかったのはあります。ただ、美大のファッション専攻でコンセプトなどを落とし込んでアプローチしていく手法にビビッときたんです。デザインとして、作品としての服作りをしている彼らに興味が湧いたし、縫うとかの作るサイドからの服作りをしてきた自分とのギャップに面白さを感じたんですよね。

 

 

――なるほど。洋服といってもさまざまな方向からの視点があるんですね。それでは最後に、松永さん、これから「SOUKA」をどのようなブランドにしていきたいですか?

松永さん:スタートしたばかりだから、今はとにかく楽しくて仕方ないです。だからもっとたくさんの洋服を作りたいというのが本音ですね。キレイよりもちょっと変わっていたり、遊びがあったり、カタチやデザイン、機能性でも楽しんでもらえるように、「SOUKA」ならではの発見を感じてもらえるブランドにしていきたいです。

 

いい意味で環境に甘えて、今しかできないチャレンジを。

自分たちでシルクスクリーンを用いて手刷りしている「SOUKA」のTシャツ。長岡造形大学にはその設備があって、教授が使わせてくれるとか。羨ましい環境ですね。そして快くポップアップストアを開催させてくれた「id nagaoka」の酒井さんの協力もふたりの背中を押しています。「このような環境があることに感謝して、とにかく今できることをチャレンジするために残りの大学生活を送りたい」と松永さん、宮田さんは語ってくれました。学生だから手を差し伸べてもらえる、そんな環境があるのは確かだけれども、でもそうしようと思わせてくれる彼らの発想力や頑張りもあるに違いない。頑張れ「SOUKA」。これからの新作に期待です。

 

 

 

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