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焼きたてにこだわる、五泉のたこ焼専門店「たこ焼 たこちゃん」。

秋も深まり肌寒くなってくると、あったかいものが食べたくなってきます。ほかほかのたこ焼もそのひとつ。今回紹介する五泉の「たこ焼 たこちゃん」は、たこ焼だけにこだわって営業している「たこ焼専門店」です。店主の河合さんにお会いして、たこ焼専門店としてのこだわりについてお話を聞いてきました。

 

 

たこ焼 たこちゃん

河合 智之 Tomoyuki Kawai

1973年五泉市生まれ。東京の美容専門学校に通いながらインターンとして美容院で働き、その後新潟に戻り、工場や引越し業者など様々な仕事を経験。東京のたこ焼屋で修行をして2014年に五泉市で「たこ焼 たこちゃん」をオープン。休日はスノーボードや登山、川ダイビングを楽しむアウトドア派。

 

若いとき出会ったたこ焼に衝撃を受け、たこ焼屋を目指しはじめる。

——河合さんがたこ焼屋さんをやろうと思ったきっかけは、何だったんですか?

河合さん:18、19歳のときだったと思います。その頃、東京の美容師専門学校に通いながら、インターンとして美容院で働いていたんです。ある日、近所のお店で食べたたこ焼が今までに食べたことがないほど美味しくて、ものすごく衝撃を受けたんですよね。そのときに「将来は自分でたこ焼屋をやりたい」と決心したんです。

 

——ずいぶん若い頃からたこ焼屋さんを目指していたんですね。

河合さん:そうなんですよ。でも、まだ若くて経験もお金もなかったので、新潟に帰ってきて働きながら社会経験を積んで、お金を貯めました。工場とか引越し業者とか、いろいろな仕事をやりましたね。それで27歳のときに、たこ焼の技術を学ぶために、東京のお店で修行してきたんです。

 

——そのときに学んだことが「たこちゃん」のたこ焼に生かされている、と。

河合さん:そうですね。人気のあるたこ焼屋だったので、ノウハウはできるだけ取り入れるようにしています。知識や技術も身について、資金も貯まったタイミングで「たこ焼 たこちゃん」を五泉にオープンしました。

 

 

——一戸建てのたこ焼専門店って、新潟では珍しいですよね。テナント店舗だったり、他のメニューと一緒にたこ焼を売っていたりするイメージがあるんですが……。

河合さん:最初はフランチャイズ店としてやろうかとも思いました。でも「自由にやりたい」「自分だけでやっていける」という気持ちが強かったので、いろいろと制約のあるテナント店舗は考えませんでした。たこ焼だけで勝負したくて、他のメニューをやろうとは思わなかったですね。

 

——裏通りに出店したのには何か理由が?

河合さん:落ち着いて商売をしたかったので、車や人の多い大通りよりも、ちょっと中に入った場所でオープンしようと思っていましたね。

 

——なるほど。ではオープンしてみていかがでしたか?

河合さん:オープンしてから3年間はお客様が少なくて、毎日ため息をついて過ごしていましたね(笑)。でも好きなことやっているので、やめたいと思ったことは一度もなかったんです。地元テレビ局のローカル番組で紹介していただいてから、ようやく少しずつお客様が増えていきました。

 

焼きたてを美味しく食べてもらうため、焼き上がり状態にこだわる。

——たこ焼を焼くときは、どんなことにこだわっているんですか?

河合さん:とにかく焼きたてを食べてほしいので、作り置きはしないで、注文が入ってから焼くようにしています。イートインスペースを用意したのも、焼きたてをすぐに食べてほしかったからなんです。でも、そのこだわりのおかげで大変な思いもしているんですけどね(笑)

 

 

——大変な思い、って?

河合さん:僕ひとりで焼いているから、混んでくるとお客様をお待たせしちゃうんですよ。特に土日や祝日はお客様が多いので、45分から1時間くらいお待ちいただくこともあるんです。そういうときは、プレッシャーと戦いながらたこ焼を焼いていますね。

 

——たしかに気持ちは焦りますよね。他にもこだわっていることがあったら教えてください。

河合さん:外側はふわっと、中身はトロッとするように、仕上がりの状態を気にしています。そのためにも焼き加減には一番気を使っていますね。粉や水の分量、火力の強さ、焼き時間、返すタイミング……いろいろなことが焼き加減に影響してきます。

 

 

——ひっくり返すのって難しそうですよね。

河合さん:最初はきれいにひっくり返すのが難しいんですよ。焦がしちゃったり,きれいに焼けなかったりして……。火加減はベストな状態になっていて変えられないので、火の勢いに負けないよう時間との勝負になってきますね。

 

——焼いている間は気が抜けないんですね。たこ焼のソースは4種類もあるんですか。

河合さん:はい。生姜醤油、甘口、中辛、激辛の4種類から選ぶことができます。激辛でもマヨネーズやたこ焼に緩和されるので、そんなに辛さを感じずに、美味しく食べることができるんですよ。ちなみに僕が若い頃に食べて衝撃を受けたのが、生姜醤油のたこ焼だったんです。

 

 

——生姜醤油のたこ焼ってはじめて食べたんですけど、たしかに今まで食べたことがない味わいですね。ところで、たこ焼の美味しい食べ方ってあるんですか?

河合さん:とにかく、焼きたてを早めに食べてほしいですね(笑)。食べきれずに残して24時間以上経っちゃったものは、半分に切って片栗粉をまぶしてから油で揚げると、美味しく食べることができますよ。電子レンジで温め直しても、時間が経っているとあんまり美味しくないんですよね。

 

 

——へ〜。それははじめて知りました。やっぱり、たこ焼は焼きたてが一番なんですね。

河合さん:そうだと思います。今では遠くから足を運んで下さるお客様も多いんです。「たこちゃんのたこ焼きを食べると、他の店のたこ焼が食べられない」と言ってくださるお客様もいて、とても励みになりますね。これからもこだわりを変えずに、焼きたてのたこ焼を提供していきたいです。

 

 

ふわっふわのたこ焼きから、熱い中身がとろっと溢れ出し……焼きたてのたこ焼の美味しさを改めて実感する取材となりました。皆さんも本格的なたこ焼きが食べたくなったら、ぜひ五泉にある「たこ焼 たこちゃん」を訪れてみてください。

 

 

たこ焼 たこちゃん

五泉市旭町6-60

0250-47-7289

11:00-19:00

月火水曜休

 

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