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居酒屋さんからごはん屋さんにリニューアルした「TAMARIBA」。

コロナ禍の煽りを受けて営業スタイルを変更した飲食店は数えきれませんが、今回ご紹介する「お昼ごはん、時々夜ごはん TAMARIBA」もそのひとつ。居酒屋を畳んだお母さんに代わって、娘さんたちがテイクアウトやお弁当、デリバリーのごはん屋さんとしてリニューアルオープンさせたお店なんです。今回はお姉さんの中嶋麗美さんにお話を聞いてきました。

 

 

お昼ごはん、時々夜ごはん TAMARIBA

中嶋 麗美 Reibi Nakajima

1982年五泉市まれ。国際ビューティーモード専門学校卒業後、美容師として働く。2006年に母親が居酒屋をオープンしてからは、美容師の傍ら店の手伝いをはじめる。2023年に引退した母親の店を受け継ぎ、妹と一緒に「お昼ごはん、時々夜ごはん TAMARIBA」をオープン。

 

コロナ禍を機に、ごはん屋さんへリニューアル。

——中嶋さんは飲食業界に長く関わっているんですか?

中嶋さん:私はずっと美容師を続けてきたんです。高校時代からファッションや美容に興味があって、「国際ビューティーモード専門学校」で学んだ後、美容師になりました。飲食業に関わるようになったのは、母がはじめた居酒屋を手伝うようになってからなんですよ。

 

——そうだったんですね。

中嶋さん:母は料理好きだけど接客を経験したことがなかったので、私が美容師をやりながら居酒屋を手伝っていたんです。最初は軽い気持ちで手伝っていたんですけど、思っていたよりもお店が繁盛してしまったので大変でしたね(笑)

 

 

——美容師をやりながら居酒屋だと、あんまり眠る時間もなかったんじゃないですか?

中嶋さん:そんな時期もありましたね。そのうちイタリアンレストランで働いていた妹が退職して、居酒屋の店舗を使ってパスタランチの昼営業をはじめたんです。でもその矢先に新型コロナが流行してしまって……。

 

——飲食店にとっては厳しい時期でしたよね。

中嶋さん:その上、父や母が相次いで体調を崩してしまったので、居酒屋を営業する余裕がなくなってしまったんですよ。そこで母は居酒屋を閉める決心をして、私にヘッドスパやマツエクといった美容系のお店をやったらどうかと勧めてくれました。

 

——でも美容系のお店ではなく、飲食店として続けることにしたんですね。

中嶋さん:せっかく今まで母が続けてきたお店ですし、料理経験のある妹もいますから、飲食店としての「TAMARIBA」を受け継ごうと思いました。何より常連のお客様からの「続けてほしい」っていう声にお応えしたかったんですよね。

 

 

——居酒屋さんではなく、ご飯屋さんとして再スタートされたのはどうしてですか?

中嶋さん:村松の田舎にあるお店ですから、想像以上にコロナ禍の煽りは大きかったんです。そこで居酒屋はもちろん夜ごはんの営業も予約制にして、昼ごはん、デリバリー、テイクアウトのお店にリニューアルしました。

 

——「昼ごはん」っていうのは「ランチ」ということですよね?

中嶋さん:うちは年配のお客様も多いので、わかりやすく「昼ごはん」「夜ごはん」と言うようにしているんです(笑)

 

地域に根ざしたごはん屋さんを目指す。

——お弁当やテイクアウトはわかりますけど、デリバリーまでやっているんですか?

中嶋さん:田舎なので移動するのに車は欠かせないんですけど、車を運転できないお年寄りもたくさんいるんですよ。そうした方々の力になれたらと思ってはじめたんですけど、妹とふたりでやっているのでなかなか対応が難しいところもありますね。一軒ずつ対応するのは難しいので、部落でまとめて注文していただいたりしています。

 

——ちなみに、どんな料理がオススメなんですか?

中嶋さん:年配のお客様にも食べやすいように作っている「日常弁当」ですね。居酒屋だった頃は見た目重視の創作料理が多かったんですけど、今はひじきやおからを使った家庭料理を勉強しています。ときには年配のお客様から教えていただくレシピも参考にしているんです(笑)

 

 

——お客さんからレシピを教えてもらうこともあるんですね。

中嶋さん:レシピに限らず、お客様の声はできるだけ聞くように心がけています。そして、できることは反映していきたいと思っているんです。

 

——お客さんに愛されるお店にしていくには大切なことですよね。他にもオススメのメニューがあったら教えてください。

中嶋さん:居酒屋時代から人気のあった「ビフテキ丼」ですね。常連のお客様からも熱烈なラブコールがあったので、母からソースのレシピを教わって引き継いだんですよ。キーマカレーも居酒屋から引き継いだメニューです。

 

 

——お店をはじめてみて、大変だと思うことはありますか?

中嶋さん:妹とふたりきりでやっているので、大量の注文があると大変ですね。間に合わないときは朝の4時から作ることもあります。お盆期間にも多くのご注文をいただいたので、ひたすらに料理を作り続ける日々を送りました。おかげで今までは夜型だった生活が、いつの間にか朝型になりました(笑)

 

——夜型から朝型になった他には、居酒屋の頃と変わったことはありますか?

中嶋さん:居酒屋のときは当然お酒を飲みに来るお客様がほとんどだったんですが、リニューアルしてからはお料理に注目していただけることが増えましたね。私たちも原点回帰というか、地域に根を張って営業していこうという思いが強くなった気がします。だから地元のイベントにはほとんど参加させていただいているんです。次回は「五泉市さといもまつり」に出店予定ですので、遊びに来ていただけると嬉しいですね。

 

 

 

お昼ごはん、時々夜ごはん TAMARIBA

五泉市村松甲8364-13

0250-58-3603

11:30-14:30(夜ごはんは予約営業)

月曜他不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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