自然の素材で作られた鉢や花瓶を取り扱う「FIOVANA」。
その他
2022.10.25
陶、木、ガラス、鉄、砂、石、プラスチック、モルタル、ステンレス、流木など自然界の様々な素材で作られた鉢や花瓶を取り扱うオンラインストア「FIOVANA」。様々なジャンルの作家さんたちが作った個性豊かな鉢を販売しています。今回は同オンラインストア代表の五傅木さんに、オープンまでの経緯や植物や器に対する思いなどを伺ってきました。

FIOVANA
五傳木 陽介 Yosuke Godengi
1985年新潟市生まれ。三共消毒株式会社の施工課長をやりながら2022年8月8日に「FIOVANA」を立上げる。趣味は読書、釣り、キャンプ、カメラとスノーボード、異業種交流。オンラインストア運営の他、室内空間における植物のプランニング、販売、メンテナンスサービス業務、イベントブースの装飾を同時進行で手掛けている。
観葉植物に出会い、それに見合う鉢が欲しかった。
――「FIOVANA」をオープンするまでの経緯を教えてください。
五傳木さん:3年前くらいに家を建て直したんですけど、そのときに「植物がないとなんか殺風景だなぁ」って思ってひとつふたつ買ったんです。これがきっかけで植物にガッツリのめり込んでいった感じですね。
――それは観葉植物ですか?
五傳木さん:一般的な観葉植物も好きなんですけど、どちらかというと新潟ではあまり手に入らないような塊根植物とか多肉植物がすごく好きになりましたね。東京、千葉、埼玉、仙台、長野とかにある有名店に行くと植物自体はカッコイイのとか可愛いのとかいっぱい見つかるんですけど、器とのいい出会いがあんまりなかったんですよね。
――そこから植物を入れる器にもこだわりはじめたわけですね。
五傳木さん:植物と鉢の一体感をすごく大事にしたいなって思うようになりました。気に入って買った2万~3万円する植物の器が、ホームセンターで量産販売されているような500円のプラスチックの鉢だったりすると、なんか腑に落ちないなって(笑)
――お気に入りの植物に見合う器を探し始めたと。
五傳木さん:オンリーワンの個性を持つ植物を入れるための、自分だけのこだわりの鉢が欲しいと思いました。それでネットで探していたら陶芸家の方が自分の作品を販売しているサイトを見つけたんです。そこからはオンラインストアで買うことが増えましたね。でもある人気作家さんの作品は、SNSで「〇月〇日〇時から販売します」っていう告知がされて、いざ当日買おうとするとものの2分くらいで全部売り切れちゃうんですよ。
――それはすごいですね。
五傳木さん:デザインとかもカッコよくてすごく欲しかったんですけど全然買えなくて、毎回時間通りにアクセスしてもつながらないことが何回か続いたときに、さすがに「なんだよこれ」ってイライラしました(笑)。でもそこでこんな世界があるんだっていうことに気づいて、「じゃあ自分でもやってみようかな」って思うようになったんです。

自然界の素材を使って作った職人さんの器を販売したいと思った。
――発想の転換があったわけですね。
五傳木さん:元々器にも興味があったっていうのはありますけどね。いろんなオンラインストアを見ていると陶器のものが多かったので、自分がやるなら新潟の自然界のあらゆる素材を使って職人さんが作った、一点ものの作品を取り扱っているショップがいいなって思ったんです。でもだいぶマニアックな路線だから、いきなり店舗を構えて固定費をかけてやるのもなかなか冒険だと思ったので、とりあえずネットショップでスタートしようって感じでした。この構想ができたのが去年の8月頃ですね。
――そこからはどんなふうに進めていったんですか?
五傳木さん:今年の1月頃に、ある木工作家さんにこのプロジェクトを話したら「面白そうですね」って賛同してくれたんです。その作家さんは女池にある家具屋さんの家具とかも作っていた実績もあって、什器・家具・椅子は作れるから、植物を置くスツール・ラック・器・鉢など「木でできるものを作ってみますよ」って言ってくれたんです。そこから本格的に動き出した感じですね。

――作家さんに賛同してもらえるってのいうのはとても重要ですね。
五傳木さん:その彼が今度はガラス作家さんを紹介してくれて、お付き合いできるようになりました。その方はデザイナーが本業で、ガラス細工と両立して行っています。イベント出店とかワークショップとか精力的に活動されていますね。あとは沼垂にある器工房にもお話しさせてもらったら是非やりたいって言ってくれたり。こんな感じで動いてどんどんつながりができていきました。
――作家さんとのつながりができて、いよいよオープンされたわけですね。
五傳木さん:今年の8月8日にネットショップをオープンしました。去年の8月に構想ができたし、鉢屋専門店だから語呂合わせで(笑)
――作品はどういうふうに作家さんにオーダーしているんですか?
五傳木さん:サイズ感だけある程度伝えていますけど、デザインや方向性は完全にお任せしています。だから作家さんたちから新作ができたって連絡がくるたびに毎回ワクワクしながら見に行っています(笑)。今まで作ってもらったものは全作品が感動的でした。「すげぇの作ってもらってる」っていう感覚なので、本当は全部自分が欲しいところなんだけど、こういう技術がある人達をもっともっと周りに広めて認知度が上がったり業界全体が盛り上がればいいなっていう思いはあります。運営しながら全員のファンでもあるんです(笑)。10月末には展示即売会イベントも企画しています。ネットだと分かりずらい部分もあるし、実際に見ていただきたいっていう思いもあったので、こういうイベントがやっと開けるっていうのは楽しみですね。


「植物をそこに置く意味」を大事に提案している。
――まだまだこれからいろいろ動きだすわけですね。
五傳木さん:そうですね。作家さんの鉢を販売しているだけじゃなくて、観葉植物の提案販売もやっています。例えば「西の方角には丸い葉っぱを置くと金運アップ」みたいな、風水や花言葉も含めながら提案しています。植物はそこに置く意味っていうのが大事だし、植物を置くことで脳が活性化してストレス緩和、リラクゼーション効果、集中力アップなどいいことがたくさんありますからね。
――植物を使った空間の提案も行っているんですね。
五傳木さん:それに加えて今はアフターメンテナンスのサブスクサービスも開始しています。観葉植物を買ったはいいけど、すぐに枯らしちゃったり管理できないって方がほとんどなんです。なので販売後の管理もこっちで全部やらせてもらうし、メンテナンス中は万が一枯れてしまっても、同じサイズのものと無償で交換するサービスも含まれているので、常に新鮮な植物を維持できるっていうメリットがあります。

――今後の展開が楽しみですね。
五傳木さん:まずは実店舗が持てるようになりたいですね。店舗を作ればお客さんに実際に手に取って触れてもらえるし、そのほうが絶対によさが伝わるなって思っています。そのために今は植物の提案販売、アフターメンテナンスのサブスク、空間づくり業務でいろんな方とのつながりを大切に活動しています。
FIOVANA
TEL : 090-7252-6105
Advertisement
関連記事
その他
ワクワクさせてくれる、オシャレの相談役「SUNNY personal style」。
2023.01.01
その他
和食処のかたわら錦鯉を育てている、新潟市南区の「新潟雪国家養鯉場」。
2024.02.28
その他
小千谷市にある学生や社会人が集う場。「テレワークステーションおぢや」。
2024.06.24
その他
たくさんのメダカが迎えてくれる「耀!めだかシーサイド」。
2025.07.17
その他
村上・坂町駅前の創作和食店「出雲」が、浸水被害から再開するまで。
2022.10.15
その他
新潟青陵大学の学生が運営する、つながりを生むカフェ「ぶるーすたー。」
2025.08.10
新しい記事
食べる
基本を大切に変わらず続けてきた
「らーめん麺華」のうま煮ラーメン。
2026.06.13
食べる
花が咲く場所で会えるかも⁉
炭火焙煎コーヒーの「珈琲工房うた」
2026.06.12
ものづくり
安田瓦の優れた魅力を広く伝える
「にいがた瓦館 かわらティエ」
2026.06.11
食べる
パンづくりが好きだから続けられた。
長岡「moko bread」の桑原さん。
2026.06.10
イエとヒト。リノベーション
イエとヒト。Renovation #1 暮らしの記憶を宿し、「庭を愛でる旅館」へと仕立て直した家。
PR | 2026.06.10
食べる
店はもちろん、地元も盛り上げる
「麺処大昇」のインスタグラマー。
2026.06.09


