カフェみたいな雰囲気の店内で味わう「SHINASOBA 颯々樹」のラーメン。
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2023.01.04
ラーメン屋さんといえば中華風、和風な店構えのお店が多いなか、最近はカフェのようなお洒落な雰囲気のお店もちらほら見かけます。今回紹介する「SHINASOBA 颯々樹」もそのひとつ。店舗だけでなく、ラーメンもお洒落で、とても丁寧に作られているんです。オーナーの佐々木さんにこだわりの数々を聞いてきました。

SHINASOBA 颯々樹
佐々木 大樹 Daiki Sasaki
1982年新発田市生まれ。コンビニエンスストアや神戸のバーで働いた後、新潟に戻り様々なラーメン店で経験を積む。2017年に独立して「SHINASOBA 颯々樹」をオープン。映画鑑賞が好きでイチ推し映画は「シザーハンズ」。
数々のラーメン店で修業を重ね、2017年に独立。
——佐々木さんは以前からラーメン店で働かれていたんですか?
佐々木さん:最初はコンビニや神戸のバーで働いていました。20歳で新潟へ戻ってきたときに、どんな仕事に就こうかと迷ったんですよね。他にもいくつか候補はあったんですけど……。
——ちなみにどんな仕事が候補に挙がっていたんですか?
佐々木さん:パチンコ店と居酒屋、ラーメン店で迷って、ラーメン店で働くことを選びました。
——そのときパチンコ店や居酒屋で働いていたら「SHINASOBA 颯々樹」はなかったかもしれないんですね(笑)
佐々木さん:そうかもしれませんね(笑)。そもそもそんなにラーメンが好きだったわけじゃなくて、どっちかっていうと蕎麦の方が好きだったんですよ。
——えっ、そうだったんですか。
佐々木さん:でもラーメン店で働いていろいろなことを学ぶうちに、ラーメンの魅力を知って大好きになりました。

——これまでどんなラーメン店で修業されたんですか?
佐々木さん:僕が入社したのはラーメングループだったので、いろいろなグループ店で修業することができました。お店ごとに違う味やコンセプトを学ぶことができたのは、今でも役に立っています。
——じゃあそこで幅広いジャンルのラーメンスキルを吸収できたわけですね。印象に残っているお店や仕事はありますか?
佐々木さん:栃木県佐野市の大型スーパーでテナント出店する店舗を任されたことがあったんです。まったく知らない土地で生活しながら責任者として働くのは大変でした。全国的にも有名な佐野ラーメンのホームに、新潟のラーメン店が乗り込むなんてまさにアウェイですよね(笑)。でも5店舗あったテナントラーメン店の売上げランキングで、佐野の人気店に継ぐ2位になれたことで、新潟のラーメンに対して自信を持つことができました。
——確かに県外の人から「新潟はラーメンのレベルが高い」というお話を聞くことは多いですよね。でも、佐々木さんの実力もあったんじゃないでしょうか。
佐々木さん:そんなことないですよ。あと、新潟で新しくオープンする店舗で、店長として一から関わることができたのは勉強になりました。
——独立は以前から考えていたんですか?
佐々木さん:まったく考えていなかったんです(笑)。ただ、ラーメン業界で長く働いて経験も積んだので、上の人に扱いづらい思いをさせたり、面倒だと思われたりするのが嫌だったんです。それでグループから独立して、2017年に「SHINASOBA 颯々樹」をオープンしました。

他の店とは違うことをやることが、付加価値につながる。
——「SHINASOBA 颯々樹」のオープンは順調でしたか?
佐々木さん:条件に合う物件がなかなか見つからなくて、やっとこの物件に巡り会いました。
——それはどんな条件だったんですか?
佐々木さん:「新潟市東区内で駐車スペースがある」ということです。あと「従来のラーメン店が持っているイメージを覆したい」と思っていたので、ラーメン店というよりカフェみたいな雰囲気の物件を探していたんです。
——確かにカフェっぽい雰囲気ですよね。
佐々木さん:それまでのラーメン店のムードに飽きていたのかもしれないですね。若い女性でも入りやすい店にしたかったんです。

——理想的な物件が見つかってよかったですね。
佐々木さん:ところが看板ラーメンの開発に苦労したんです。あっさりしつつも出汁の味がしっかり効いているラーメンを目指したんですが、なかなかバランスよく味が安定しなくて、オープンしてからも試行錯誤を重ねていました(笑)。オープンの際は以前働いていたラーメン店の仲間たちが手伝ってくれて、本当にありがたかったですね。
——そのコンセプトで作られたのが「琥珀重ね醤油そば」と「銀淡麗塩そば」なんですね。バランスよくまとまっていて美味しいですし、見た目も綺麗ですよね。
佐々木さん:ありがとうございます。彩りにはこだわりましたね。従来のラーメンとはできるだけ違ったものを作りたかったので、チャーシューだけじゃなくてローストポーク、なるとの代わりにかまぼこを使っています。

——お話を聞いていて思ったんですけど、佐々木さんはできるだけ他と同じことをしないように意識されているんでしょうか。
佐々木さん:他の店と同じことをしてもお客様に喜んでもらえないと思うんです。だったら違うことをして、少しでも付加価値をつけたいんですよね。

——その努力がお客さんを惹きつけるんでしょうね。
佐々木さん:ありがたいことですね。定番メニュー以外に限定ラーメンを出しているんですけど、新しいラーメンを出すたびに食べに来てくれるお客様もいます。先日オープン5周年を迎えたときは、お客様からお祝いのお花やお酒を並べきれないほどいただきました。そうしたお客様の支えがなければ3年くらいでお店を閉めていたかもしれません。
——5周年を迎えて、これからどのようにお店を続けていきたいですか?
佐々木さん:今年は新潟のラーメン消費量が全国1位になったじゃないですか。僕もその一端を担っていることを自覚して、新潟のラーメン界を盛り上げていけたらいいなと思っています。これだけレベルの高い店が多くて、ラーメンを愛する人も多いのに、全国的な認知度は低いというのが残念なんですよね。「新潟ラーメン」がご当地ラーメンとして全国で認知されるよう、できることを頑張っていきたいと思います。

SHINASOBA 颯々樹
新潟市東区松崎2-3-5
025-384-4995
11:00-15:00/17:00-21:00
火曜休
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