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ダンスを生かして新潟をPRする「第13代にいがた観光親善大使 村山なな」。

旅行やイベントがままならないコロナ禍でも新潟市の観光PRに奮闘する「にいがた観光親善大使」。これまで半年間活動してきた彼女たちの素顔を、3ヵ月に渡ってひとりずつ紹介していきたいと思います。第2回目の今回は、ダンサーとしても活躍している村山ななさんです。

 

 

第13代にいがた観光親善大使

村山 なな Nana Murayama

2001年長岡市生まれ。小学2年から地元のスタジオでダンスを学びはじめ、高校1年よりダンスユニット「Chibi Unity」に参加。高校卒業後はフリーランスとして「SUGA DANCE INNOVATION」で、インストラクターをはじめとしたダンスに関わる仕事をし、2022年10月より「第13代にいがた観光親善大使」のひとりとして、新潟市の観光PR活動をはじめる。

 

観光親善大使の素顔は、世界大会優勝のダンサー。

——今日はよろしくお願いします。ここはダンススタジオなんですか?

村山さん:全国で展開している「SUGA DANCE INNOVATION」っていうダンススタジオで、こちらは新潟スタジオになります。私もフリーランスとして、こちらでダンスインストラクターなどのお仕事をさせていただいているんです。

 

——村山さんってダンサーさんなんですね。どんなきっかけでダンスをはじめたんですか?

村山さん:テレビの音楽番組でカッコよく踊っているアーティストの姿を見て、自分もあんなふうに踊ってみたいと憧れて、小学2年生から長岡のダンススタジオに通いはじめました。高校生のときには同じダンススタジオに通っている子から誘われて、「Chibi Unity」というダンスチームにも参加することになって、長岡と新潟を往復していましたね。

 

 

——ダンスひと筋の青春時代ですね。「Chibi Unity」に参加したいと思った理由はあったんでしょうか?

村山さん:私には「ダンサーとして世界のステージに立ちたい」という目標があったんです。「Chibi Unity」も「新潟から世界へ」をコンセプトにしていたので、ぜひ参加して世界に挑戦してみたいと思いました。その夢が叶って、ダンスの世界大会「VIBE Dance Competition 2017」で初優勝したのを皮切りに、今年で4連覇を達成することができたんです。

 

——ニュースで見ましたよ。おめでとうございます。ちなみにそれって、どんな大会なんですか?

村山さん:アメリカのロサンゼルスで開催される大会で、今年は全世界から約20チームが参加しました。子どもの頃からYouTubeで見ていた憧れのダンスチームと同じステージに立っていることに、緊張よりも驚きと喜びを感じましたね。

 

 

——大会までには、かなりレッスンを重ねたんでしょうね。

村山さん:そうですね。普通ならやらないような動きを本番まで完璧にマスターしなければならなかったので大変でしたけど、チームのみんなと一緒なら苦労も楽しく感じました。

 

——大変なレッスンの先にある優勝って、喜びも格別なんでしょうね。

村山さん:もちろん嬉しいんですけど、私達の力だけで優勝できたんじゃないと思っています。いろんなスポンサー企業様の支えをはじめ、家族や仲間達の応援があったから優勝できたんですよね。そういった皆さまに恩返しすることができて本当によかったと思っています。

 

——なるほど。世界大会に挑戦する他には、どんな活動をしてきたんですか?

村山さん:「東方神起」のライブイベントでオープニングダンスを踊ったり、音楽イベント「音楽と髭達」のオープニングダンサーを務めさせていただいたことがあります。あと参議院選挙のイメージキャラクターとして、テレビCMでダンスを踊ったこともありましたね。

 

——韓国アーティストから選挙まで、活動の幅が広い(笑)

村山さん:ダンスを利用した地域貢献にも取り組んでいます。お祭りの子ども神輿やクリーン作戦に参加したり、「海をきれいにしよう」というメッセージを込めたミュージックビデオに出演して、海でダンスを踊ったりしているんです。私個人も小学校の特別授業でダンスを教えたり、中之島地域の体操ダンスの振り付けをしたりしています。

 

ダンスやエンターテイメントを生かした新潟発信。

——村山さんが「第13代にいがた観光親善大使」に応募したいきさつを教えてください。

村山さん:同世代の子達と話していると「新潟って遊びに行ける場所が何もない」っていう言葉を聞く機会が多かったので、新潟が大好きな私はいつも悔しく感じていたんです。「Chibi Unity」の活動を通して地域の活性化にも興味を持ってきたので、同世代の子達や全世界の人達に向けて新潟の魅力を発信したいと思ったのがきっかけでした。

 

——活動をはじめてみて、難しさを感じたことはありましたか。

村山さん:普段は身体を使って表現する仕事をしているので、言葉で伝えることの難しさを感じましたね。就任してすぐ、沖縄観光プロモーションで沖縄に伺ったんです。航空会社にご挨拶したり新聞の取材を受けたりしたんですが、1日目はとっても不本意な結果に終わってしまったんですよ。その夜は宿泊したホテルで、お話しする内容を整理して猛練習してから2日目に臨みました。

 

 

——皆さん、最初は苦戦するようですね。では、楽しいと思うのはどんなときですか?

村山さん:やりたかった観光に関わる活動ができるので、すべてが楽しくてやりがいを感じています。なかでも、新潟観光コンベンション協会ホームページ「旅のしおり」の特集記事で、私たち大使が新潟市のいろいろなスポットやお店を紹介しているのですが、行ったことがない場所に行って初めての体験ができるので自分の世界が広がって勉強になるんです。

 

——例えばどんな場所でどんな体験を?

村山さん:海鮮系の居酒屋さんでノドグロの炙りをいただきました(笑)。ノドグロなんて高級なお魚だから、あんまり食べる機会がないじゃないですか。あと老舗の醸造所を見学したんですけど、意外と若い人にも受け入れられそうな商品が多いことに驚きました。そういった新潟の美味しいものや楽しいことを、多くの皆さまに知っていただきたいですね。

 

 

——そういえば、3月には新潟市のビッグイベント「にいがた酒の陣」が久々に開催されましたね。村山さんも参加していたんですか?

村山さん:はい。観光ブースでパンフレットをお渡ししながら、新潟市の観光案内をさせていただきました。県外から来られたお客様から観光スポットや美味しいお店を尋ねられましたが、今まで学んだことを元にご案内させていただくことができたと思います。お客様からも喜んでいただけたので、観光親善大使としての役割をちゃんと果たせていると実感できました(笑)

 

——観光親善大使の活動を通じて、村山さん自身も成長しているんですね。そんな村山さんが新潟市内でオススメしたいスポットってありますか?

村山さん:私は特定のスポットというよりも、日常のなかにある新潟の風景が大好きなんです。車で走っているときに見かける夕日の沈む日本海だったり、雪化粧をした山々だったり……。季節や時間によって移ろう風景に魅力を感じますね。

 

——ありがとうございます。今後はどんなふうに活動していきたいと思っていますか?

村山さん:ダンスをメインにエンターテイメントを生かしながら、同世代の人達や世界中の人達に新潟の魅力を発信していけたらいいなと思っています。自分がいいと思うものを人に伝えて、伝えた人が幸せになってくれたら嬉しいですね。

 

 

 

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