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亀田市民会館のなかにある癒し空間「かめじま珈琲」。

最近、公共施設の中にカフェが併設されていることが多いですよね。今回紹介する「かめじま珈琲(カフェ)」も「亀田市民会館」のなかに今年4月にオープンしたカフェです。スタッフの渡辺さんに、どんなお店なのかお話をいろいろ聞いてきました。

 

 

株式会社きらめき

渡辺 真澄 Masumi Watanabe

1993年神奈川県生まれ。生後すぐに新潟へ移住。短大卒業後、アパレル企業や居酒屋、カフェで経験を積み、2023年に「株式会社きらめき」に入社。オープニングスタッフとして「かめじま珈琲」を任される。短大時代にはバンドを組んでいて、ポートレートモデルもやっていた。現在はアイドルユニットやアコースティックデュオとしても活動している。

 

「かめ○○カフェ」から「かめじま珈琲」へ。

——「亀田市民会館」のなかにオープンしたいきさつを教えてください。

渡辺さん:「かめじま珈琲」を運営しているのは「株式会社きらめき」という会社で、「亀田市民会館」の指定管理を委託されているんです。ここは以前は休憩スペースとして使われていたんですけど、会館内の教室に通う方や会議で利用される方のために、ランチやお茶ができるようにしようということで「かめ○○カフェ」をオープンしたんです。

 

——最初は「かめ○○カフェ」っていう店名だったんですね。どうして「かめじま珈琲」に変わったんですか?

渡辺さん:亀田に江戸時代から伝わる伝統織物の「亀田縞(かめだじま)」とコラボしたカフェにする予定だったんですけど、なかなか交渉を進められなかったのでとりあえず「かめ○○カフェ」という仮名でオープンしたんです。ようやく話がまとまったので、改めて「かめじま珈琲」としてスタートすることになりました。

 

 

——変わった店名だと思っていました(笑)。渡辺さんは元々「株式会社きらめき」で働いていたんでしょうか?

渡辺さん:今年の3月に「かめ○○カフェ」のオープニングスタッフとして入社しました。その前は居酒屋やカフェで働いていたので、そういった経験を買われて採用していただいたようです。なにしろ社内に飲食業の知識を持っている人がひとりもいなかったんです。

 

——じゃあオープンの準備は大変だったんじゃないですか?

渡辺さん:そうですねぇ……。メニューやディスプレイを考えたり、集客のためのチラシ作成やSNSの運用をしたり、ほとんどのことに関わらせてもらいましたね。大変なこともありますけど、やり甲斐があって楽しいです。

 

 

——そもそも、渡辺さんはどうして「かめだ○○カフェ」のオープニングスタッフ募集に応募したんですか?

渡辺さん:半年前に江南区へ引っ越してきて、近所で働ける場所を探していたんです。私はパソコンに向き合って事務仕事をするよりも、人と触れ合えるような仕事の方が好きなので、カフェはぴったりの仕事だと思ったんです。

 

お客様とのふれあいが、何よりの楽しみ。

——結構いろんなメニューがあるんですね。

渡辺さん:最初はドリンクしかなかったんですけど、少しずつ充実させていったんです。なかでもオススメは「ホットサンドセット」ですね。ハムチーズとツナからお好きな方をお選びいただいて、そこにお好きなドリンクとゆで卵がセットになった、木曜から日曜までの限定メニューです。具や盛りつけなどを何度も試行錯誤して苦労しました。今まで働いていたカフェでは何気なく提供していたメニューが、自分で考える側に立ってみると、ひとつ作るだけでこんなに大変なんだと身に染みて感じましたね(笑)

 

 

——店内やメニューを見てみると、よそのお店のお菓子やドリンクも販売しているんですね。

渡辺さん:亀田ならではの商品をご提供したいので、「kallwill store」さんや「vert」さんといった地元のお店とコラボさせていただいています。「kallwill store」さんには酵素についての講演会も開催していただきました。

 

 

——「亀田縞」だけじゃなく亀田のお店ともコラボして、地元色も打ち出していこうとしているんですね。「かめじま珈琲」をやっていて大変なことはありますか?

渡辺さん:ほとんどワンオペレーションですから、お客様が多いときはお待たせしてしまうのが申し訳ないですね。特にお教室が終わって一気に団体のお客様が来られると、バタバタしてしまいます(笑)。でも大変だと思うことはそんなになくて、むしろ楽しいことの方が多いですね。

 

——楽しいことというのは、どんなことですか?

渡辺さん:いろいろなお客様とお話ができることですね。この施設で開催している教室へ習い事に来ている方や、お隣の入浴施設を利用する方がよくご来店くださるんですけど、ご年配の方が多いんです。「顔を見に来たよ」とおっしゃってくださる常連さんもいて、孫のように可愛がっていただいております(笑)。私も実のおじいちゃん、おばあちゃんと話しているようで心が和むんですよ。

 

——お互いにとっての癒し空間になっているんですね。最後に今後の目標を教えてください。

渡辺さん:もっと広く認知していただくことで、「亀田市民会館」を利用される方以外にも足を運んでいただけるようなカフェにしていきたいですね。

 

 

 

かめじま珈琲

新潟市江南区船戸山5-7-2 亀田市民会館2F

9:00-16:00

月曜休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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