北欧や西海岸のスタイルにこだわった
建築設計事務所「dwarf」。
ものづくり
2026.02.27
「ライフスタイルにとことんこだわりたい!」って思っていても、人っていろいろな理由でついつい妥協してしまいがちですよね。新潟市江南区にある建築設計事務所「dwarf(ドワーフ)」では、北欧やアメリカ西海岸のスタイルをはじめ、こだわった家づくりをトータルプロデュースしてくれます。「雑貨ショップ tack tack(タックタック)」が併設されたモデルルームに伺い、代表の別所さんからお話を聞いてきました。
別所 征太郎
Seitaro Bessho(株式会社 別所材木店)
1981年新潟市江南区生まれ。「株式会社 別所材木店」四代目。2011年に建築設計事務所「dwarf」を立ち上げると同時に「雑貨ショップtack tack」をオープンする。アメ車が好きで、シボレー・エルカミーノに乗っている。
漁師に憧れ南国でマグロ漁船に乗った
材木店の四代目。
――お洒落な雑貨がたくさんありますけど、こちらの雑貨ショップは、建築設計事務所がやってらっしゃるんですよね。
別所さん:そうなんです。雑貨ショップの奥には「dwarf」のモデルルームもあるんですよ。
――ちょっとお邪魔してもよろしいでしょうか。おおっ、かっこいいお部屋ですね! 「dwarf」というのは、どういった事務所なんですか?
別所さん:「株式会社 別所材木店」の建築設計部門として立ち上げました。スタイルにこだわった住宅や店舗のトータルプロデュースをしています。
――もともとは材木店なんですね。
別所さん:はい、1960年に創業した材木店で、僕はその四代目になります。木材や建材を販売している他に、住宅や店舗の新築、リフォームも手がけてきました。
――別所さんは最初から「株式会社 別所材木店」で働いてきたんでしょうか?
別所さん:そうなんですけど、漁師に憧れて石垣島へ行った時期もあったんです。
――それはまた、どうして?
別所さん:南国の海への憧れがあったんでしょうね。素潜り漁をやりたかったんですけど、なぜかマグロ漁船に乗ることになりました。
――マグロ漁船での労働は過酷だと聞きますが……。
別所さん:慣れるまでは大変でしたね。2日間は船酔いで一日中吐いていました。朝4時から21時くらいまで働いて、寝床は半畳ほどのスペースしかなく、エンジンの音がひどいんですよ。
――過酷ですね……。新潟に戻ってからは、ふたたび「株式会社 別所材木店」に就業したんでしょうか?
別所さん:そうですね。配送からはじめて、現場管理、営業をやってきました。

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建築だけではなく小物にまでこだわる
住宅や店舗のトータルコーディネート
――「dwarf」を立ち上げたいきさつを教えてください。
別所さん:木製ドアやフローリング材をスウェーデンから輸入していたので、現地を視察で訪れたときに北欧住宅の魅力に気づいたのがきっかけだったんです。「北欧住宅の素晴らしさを日本に広めたい」という思いから「dwarf」を立ち上げました。
――北欧住宅のどんなところに惹かれたんでしょう?
別所さん:アースカラーや自然素材を取り入れた建物とか、間接照明を組み合わせることで空間を素敵に見せるインテリアとかに惹かれました。何よりも暮らしを楽しむライフスタイルに影響を受けましたね。
――あれ? でも、雑貨ショップやモデルルームを見ていると、アメリカンスタイルな感じもしますが……?
別所さん:お客様から「カリフォルニアなようなアメリカ西海岸スタイルの住宅はつくれないか」とご相談を受けたことがきっかけで、北欧スタイルに加えてアメリカ西海岸スタイルの住宅も手がけるようになったんです。
――そうだったんですね。北欧とアメリカ西海岸、どちらも強い個性のあるスタイルに感じます。
別所さん:そうしたスタイルを持つ住宅や店舗をつくるためには、建物だけでは不完全なんですよ。家具や雑貨、アート、庭園、その全てにこだわって、個性的なスタイルの住宅や店舗が完成します。だから「dwarf」では、そこまで含めた提案をしているんです。
――「雑貨ショップtack tack」も、そのための雑貨を販売しているんですか?
別所さん:そうなんです。だから北欧雑貨やアメリカン雑貨を扱っているんですよ。その他にヴィンテージ家具や照明の収集もしていますし、植物の栽培もしています。

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雰囲気を真似るだけではなく
「本物」のスタイルにこだわる。
――「dwarf」のお客さんには、どんな人が多いんですか?
別所さん:自分のスタイルへのこだわりが強くて、暮らしを楽しんでいる方が多いんですよ。私以上に知識が豊富な方も多いので、いろいろと勉強しながら住宅や店舗に取り込んでいます。
――そのこだわりに対応するため、心掛けていることがあったら教えてください。
別所さん:細部まで気を使いながら「本物」を目指した住宅や店舗づくりを心掛けています。「スウェーデンっぽい」とか「カリフォルニアっぽい」とかではなく、家具、照明器具から壁材や床板に至るまで、現地から取り寄せた「本物」を使っているんですよ。
――現地から調達するとなると、手に入らないものもあるんじゃないですか?
別所さん:その心配はあんまりなくって、ほとんど手に入ります。どうしても理想的なものがない場合は自作しますね(笑)
――そこまでして、こだわるんですね(笑)
別所さん:お客様のこだわりにはとことん付き合いたいと思っているんです。うちは材木店ですから、自社の材木を使うことでコストをカットすることもできます。
――なるほど。では最後に、これからやってみたいことを教えてください。
別所さん:「雑貨ショップ tack tack」を年内にリニューアルしたいと思っているんですよ。厳選したヴィンテージ家具や照明器具を置いて、住宅工事をご注文いただいているお客様に選んでいただけるようなショールームにしたいんです。もちろん、一般のお客様にもご利用いただける店にしたいと思っています。
――より暮らしに寄り添ったお店に変わるんですね。
別所さん:そうなんです。あとは、そうですねぇ……。新潟にいろんなお店が集まった、アメリカの街をつくりたいですね。ウエスタンランドみたいなアミューズメントタウンを(笑)

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