チョコレートケーキで幸せを届ける
「おっととと! あきらです。」
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2026.04.04
長岡市に「おっととと! あきらです。」という、変わった名前の洋菓子店があります。看板商品は「しあわせチョコケーキ」や「とろっとプリン」。どんなお店なのか、オーナーの牧野さんからお話を聞いてきました。
牧野 晃
Akira Makino(おっととと! あきらです。)
1971年長岡市(旧川口町)生まれ。埼玉やルクセンブルグの菓子店で製菓を学び、新潟に戻って土建業を経験した後に三条の洋菓子店で働く。2011年に長岡で「おっととと! あきらです。」をオープン。2024年には「道の駅 ながおか花火館」で「しあわせクリームパイのお店 おっととと! あきらです。」をオープンする。
ルクセンブルグの洋菓子店で修業し、
チョコレートムースの技術を学ぶ。
――チョコレートケーキをはじめ、美味しそうなケーキが並んでいますね。牧野さんはどちらでお菓子づくりを学ばれたんですか?
牧野さん:埼玉の菓子店で働いていたときに学びました。でも、入社してから2年くらいはずっと接客を担当していたんですよ。「お客様の気持ちがわからなければ、求められているお菓子をつくることはできない」というお店の方針があったので。その後は「餡場(あんば)」という部署で、和菓子に使う餡子づくりを担当しました。
――餡子づくりって難しそうです。
牧野さん:餡子の風味を飛ばさないようにつくるのは難しかったですね。でも私は洋菓子をやりたかったので、しばらくしてから洋菓子部へ異動して、カステラを焼かせてもらっていました。
――洋菓子に興味があったんですね。
牧野さん:そうなんです。ルクセンブルグでも修業したことがあるんですよ。日本ではあまり馴染みのないお菓子づくりを学べましたし、あちらの食文化に触れることができたのは貴重な体験でしたね。言葉がわからなかったので、なんの料理かわからずに食べていたものもありましたけど(笑)。そのときに覚えたチョコレートムースは、今のチョコレートケーキに生かされています。

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直前に発生した大震災、
背水の陣で臨んだ独立オープン。
――牧野さんが独立してお店をはじめようと思ったいきさつを教えてください。
牧野さん:三条にある洋菓子店で働いたことがきっかけです。実はお菓子以外の仕事を経験したいと思った時期があって、埼玉の洋菓子店を辞めて新潟に帰ってきたんです。土建屋で働いて、除雪車に乗っていたんですけど、ずっと続けるのは身体がもたないと思うようになりました。そんなときに入った三条の洋菓子店でシェフのかっこいい姿に憧れて、その店で働かせてもらうことになったんです。
――お菓子の味というよりも、シェフのかっこよさに憧れたんですね(笑)
牧野さん:お菓子はもちろん美味しかったです。そこで働かせていただいくうちにお菓子づくりの素晴らしさを再認識して、独立して自分の洋菓子店をオープンしてみたいと思うようになりました。
――それで「おっととと! あきらです。」をオープンしたんでしょうか?
牧野さん:まず、勤めていた洋菓子店のシェフに独立したいと伝えました。ところが、その矢先に東日本大震災が起こったんです。そんなタイミングで新店舗をオープンするのは難しいのではないかと思ったんですけど、もう後に引くことはできなかったので、覚悟を決めました。オープンにあたっては、周りの人たちからいろいろな協力をしていただいたり、アドバイスをしただいたりして、助けられましたね。

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チョコレートケーキでこだわったのは、
食感の一体感となめらかな口どけ。
――独立にあたって、どんなお店にしようと思いましたか?
牧野さん:自分の得意なチョコレートケーキの専門店にしようと思っていました。そこで店名の「おっととと! あきらです。」の前に「しあわせチョコケーキの店」とつけたんですよ。自分のつくったチョコレートケーキを食べた、たくさんのお客様が幸せな気持ちになってくれて、そのことで自分も幸せになりたいと思いました。
――では、そんなチョコレートケーキのこだわりについて教えてください。
牧野さん:厳選した酸味少なめなチョコレートを、しっかり練って滑らかさを出すように心がけています。ケーキの上には生チョコをコーティングしてあって、ムース、スポンジ、すべての食感が近いので、とても食べやすく口どけもいいんです。
――確かにすべての食感が滑らかで食べやすいです。
牧野さん:「しあわせチョコケーキ」は冷凍販売していて、お買い上げ後20〜30分の半解凍でお召し上がりいただくことをオススメしています。そうすることでさっぱりした冷たさも楽しめますし、チョコレートの重たい甘さも控えめになって食べやすいんです。もちろんチョコレートの甘さや風味をしっかり楽しみたい方は、全解凍してからお召し上がりいただければと思います。

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今後も美味しいお菓子をお届けして、
食べた人を幸せにしていきたい。
――プリンも人気があるんですよね。
牧野さん:シンプルなんですけど、材料にこだわっています。特製飼料で飼育された鶏の新潟県産ブランド卵や北海道産のクリームチーズを使用して、ふんわりしたメレンゲとトロッとしたプリンの食感を楽しんでいただけます。
――チョコレートケーキやプリンの他にも、いろいろ美味しそうなケーキがありますね。
牧野さん:季節ごとに旬の食材を使った期間限定ケーキもつくっています。今は「姫タルト」という、2種類のイチゴを使ったタルトを提供しているんです。バスクチーズケーキもオススメですね。
――お客さんの反響はいかがですか?
牧野さん:「うちの子が、ここのケーキじゃないとダメ」と言ってもらえたりして、バースデーケーキのご注文もたくさんいただくんですよ。県外のお客様からご注文をいただくこともあって、ケーキ代の他に送料がかかるのに、ありがたいと思っています。
――それは嬉しいですね。今後はどのように営業していきたいと思っていますか?
牧野さん:2024年に「道の駅 ながおか花火館」で「しあわせクリームパイのお店 おっととと! あきらです。」という店をオープンしたので、長岡を盛り上げるお手伝いができたらと思っています。「おっととと! あきらです。」も店舗をリニューアルして、より多くの方々にチョコレートケーキをお届けし、幸せな気持ちになっていただけたら嬉しいですね。
――最後に、いちばんお聞きしたかった質問をします。「おっととと! あきらです。」という店名に込められた思いを教えてください。
牧野さん:それは、ご来店いただいたお客様にだけお話している秘密なんです(笑)

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