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季節の旬から珍しいものまで色々な花が楽しめる「Green & flower fuller」。

納屋のような建物の中は、カラフルな花畑。

納屋か小屋のような土壁の建物の中に一歩足を踏み入れると、そこには色とりどりの鮮やかな花々が。まるでカラフルな花畑のようです。ここは「Green & flower fuller」という亀田にある花屋さん。今回はオーナーの平野さんに、花の楽しみ方についてお話を聞いてきました。

 

 

Green & flower fuller

平野 保志 Yasushi Hirano

1976年新潟市中央区生まれ。インテリアデザインの専門学校を卒業後、水道設備の会社に就職。その後、全国チェーンのアパレルショップで店長となり、転勤で各地を転々とする。自分で商売するために退職して新潟に戻り、花屋で修行後、2010年新潟市江南区に「Green & flower fuller」をオープン。若い頃はバンド活動でベースを担当。当時は真剣にプロを目指していた。

 

米蔵の建物を使って営業している花屋さん。元アパレルショップの店長。

——このお店の建物は、元々納屋かなんかだったんでしょうか?

平野さん:農家の米蔵だった建物なんです。土壁になっているから夏でも涼しくて、花にとっては良い環境なんですよ。花屋を始めることになって色々な物件を探した中で、ここを見たときにお店のイメージが湧いたので、借りることにしたんです。

 

——土壁や木の柱が良い雰囲気ですよね。そもそも花屋さんをやろうと思ったのはどうしてなんですか?

平野さん:私の家は代々商売人の家系なんです。じいちゃんも母親も店をやっているのを見て育ってきたから、子どもの頃から自分も店をやりたいと思っていたんです。花屋と眼鏡屋とどちらをやろうか迷ったけど、そんなときにたまたま求人が出ていた花屋の方に就職して、修行しているうちに花の奥深さや魅力を知ったんです。

 

——花屋さんになる前はどんな仕事をしていたんですか?

平野さん:インテリアデザインの専門学校を出た後、キッチンやトイレを扱っている水道設備の会社に勤めました。そこを辞めてからは全国チェーンのアパレルショップにアルバイトとして勤めて、10年働く間に店長として店を任されるようになったんです。あちこち転勤もあって、最後は埼玉県内の店で働いてました。でも30歳を過ぎたら自分のお店をやりたいと思っていたので、新潟に帰ってきて花屋で修行を始めたんです。

 

——花屋さんって覚えることが多そうですよね。修行は大変だったんじゃないですか?

平野さん:いやぁ、大変でしたね。それまで花に興味があったかっていうとそうでもなくて、花のことなんて全然わかりませんでしたから。実をいうとバラがわかるかわからないかっていうレベルだったんです(笑)。だからまず花の名前を覚えることから始めて、花の管理や花束作りの知識を片っ端から詰め込んでいったって感じです。2年間修行したら独立しようと思ってたんですけど、結局3年ちょっとかかっちゃいましたね。

 

印象に残る出来事は、サプライズプレゼントの手伝い。

——「Green & flower fuller」ではどんな花を扱っているんですか?

平野さん:切花が全体の8割で、ほぼメインになってますね。花は新潟市の市場で仕入れていますけど、関東の市場も利用しています。新潟の市場では数千種類の花が扱われていて、でも関東ではさらにその10倍、扱われているんです。仕入れるときは季節の旬の草花の他に、ちょっと珍しい花も選ぶようにしています。こんな素敵な花もあるんだっていうのを、色々な人に知ってほしいんですよね。

 

 

——それで見慣れない花があるんですね。ところで今まで花屋さんをやってきて印象に残っている出来事ってありますか?

平野さん:プロポーズのときに贈る花束のオーダーって結構多いんですよ。その中でも時々あるサプライズのお手伝いは大変でしたね(笑)。例えば、デートの食事中にずっと待機していて、途中で席を離れて出てきたお客様に花束を手渡したりとか。お客様が彼女とショッピングしている隙に車の中に花束をセットしたこともありましたね。ほかには亡くなった友達の仏前に供える花束を作ってほしいっていうオーダーもありました。そのときは作った花束を見たお客様が感動して泣いてしまったんです。こうした相談にはできる範囲内でご協力しますけど、喜んだり感動したりしてもらえると、嬉しいし励みになりますよね。

 

——そう考えると花っていうのは色々な人生のイベントに関わってるんですね。自分で楽しむために花を買っていく人も多いんですか?

平野さん:もちろんです。花っていうのは一度飾ってみると、無くなったときに寂しくなっちゃうんですよ。定期的に花を買いに来てくれる常連のお客様がいるんですが、毎回一輪だけ買っていくんです。そういう楽しみ方をしてくれるのって、なんかすごくうれしく感じますね。お金をかける必要はないので、日頃から気軽に花を楽しんでもらえたらって思います。

 

チューリップやヒマワリ…四季折々の花を楽しんでほしい。

——最後に、平野さんが季節ごとにオススメする花を教えてください。

平野さん:そうですね。まず春は色とりどりでかわいい花が多いですよね。チューリップは品種改良が重ねられて、すごく種類が多いんです。その中でも、今年の新種「ヴォヴォスパーロット」は新潟でもほとんど出回っていない珍しいチューリップだからオススメです。夏は明るく元気なイメージのヒマワリかな。最近では黄色だけじゃなくて、茶色、白、緑といったいろんな種類のお洒落なヒマワリがあるんです。秋は実のなる枝ものが楽しめる季節ですけど、一輪でも絵になる華やかなダリヤをオススメします。ぜひ四季折々の花を多くの人たちに楽しんでいただきたいですね。

 

 

米蔵だった建物を店舗にして花屋を営む「Green & flower fuller」の平野さん。一度にたくさんの花を買うよりも、一輪ずつでもいいからちょくちょく買ってくれる方が嬉しいと語ってくれたのが印象的でした。みなさんも日常生活の中に「季節の花」を飾ってみてはいかがでしょうか。きっと身の回りが明るくなって、気持ちが和むと思います。

 

 

Green & flower fuller

〒950-0157 新潟県新潟市江南区鵜ノ子3-10-54

025-385-8727

10:00-19:00

火曜休

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