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肉料理とスイーツがどちらも楽しめる「肉とスイーツのお店 koyori」。

昨年11月に新発田でオープンしたばかりの「肉とスイーツのお店 koyori」は、その名の通り肉料理とスイーツがどちらも楽しめるお店。まったく系統の違うふたつのジャンルを、どうしてひとつのお店で提供することになったのか。肉料理を担当する店長の加藤さんと、スイーツを担当する本間さんにお話を聞いてきました。

 

 

肉とスイーツのお店 koyori

加藤 幸一 Kouichi Kato

1971年長岡市(旧寺泊町)生まれ。高校時代から飲食店でアルバイトを経験し、卒業後はプロゴルファーを目指してゴルフ場でキャディーをはじめる。プロゴルファーをあきらめてからはステーキハウスで働き焼肉や肉料理をメインに経験を積む。2021年11月に独立し「肉とスイーツのお店 koyori」をオープン。

 

肉とスイーツのお店 koyori

本間 梨紗 Risa Honma

1988年埼玉県生まれ。東京の専門学校で製菓を学んだ後、イタリアンレストラン、カフェで料理や製菓を修業。結婚を機に新潟へ来て、カフェや肉料理店で経験を積む。2021年11月に加藤さんがオープンした「肉とスイーツのお店 koyori」で一緒に働きはじめる。趣味は食べ歩き。勉強のために嫌いな食べものも食べる。残念ながら写真はNG。

 

同じ考え方のふたりがはじめた、肉とスイーツのお店。

——おふたりが一緒にお店をはじめたいきさつから教えてください。

加藤さん:私と本間さんは同じ肉料理店で働いていたんです。けっこう大きなお店なのに、たったふたりで料理を作っていたんですよ(笑)。私がそのお店を辞めて「koyori」をはじめることになったとき、本間さんもついてきてくれて一緒にやることになったんです。

 

——なんだか「戦友」みたいな関係ですね(笑)。本間さんはどうして、加藤さんと一緒にお店をやろうと思ったんですか?

本間さん:店長がはじめようとしているお店の考え方に共感したので、一緒にやりたいと思いました。

 

——それはどんな考え方なんでしょうか?

加藤さん:既製品を使った誰でも作れるような料理じゃなくて、日々腕を磨いてきた職人だからこそ作れるような料理を提供して、お客様に喜んでもらえるお店をやりたかったんです。

 

 

——おふたりの料理の方向性が一致したわけですね。こちらのお店は「肉とスイーツのお店」が看板になっているんですが、どうしてこの組み合わせになったんですか?

加藤さん:本間さんはもともとパティシエ志望で、前のお店でもスイーツメニューを担当してくれていたので、私の肉料理と本間さんのスイーツを提供するお店にしました。

 

——なるほど、そういうことだったんですね。新潟市でお店をはじめようとは思わなかったんですか?

加藤さん:最初は新潟市内でオープンしようと思っていたんです。でもなかなか自分の条件に合う物件が見つからなかったんですよ。どんどん足を伸ばしていくうちに、たまたま新発田のこの物件にめぐり合うことができました。以前ここで営業していたイタリアンレストランが有名店で、多くの人から知られている場所だったし、初めて来てもわかりやすい建物だったんですよ。ひと目見て「ここならやれそう」って直感しました。今では新発田市でオープンしてよかったと思っています。

 

——それはどうして?

本間さん:とにかく新発田の人たちは温かいんですよ。普通だったら怒られるようなことも許してくださるし、自分のまわりの人たちに宣伝までしてくれるんです。本当にありがたいですね。

 

目指していたのは、プロゴルファーとパティシエ。

——加藤さんはずっと料理の仕事をしてきたんですか?

加藤さん:最初はプロゴルファーになろうと思っていたんです。空き時間には自由にゴルフの練習してもいいという条件だったから、出雲崎のゴルフ場でキャディーをやっていたんですけど、仕事が終わったらへとへとで練習どころじゃなかったんです(笑)。おまけに腱鞘炎を起こしてしまったのでプロゴルファーの道はあきらめました。

 

——プロゴルファーとは大きな夢でしたね!

加藤さん:それから3年ほど自分に何ができるかを考えて、地元の寺泊にあるステーキハウスで働きはじめました。新潟に店舗ができたときは先輩と一緒に新潟の店で働くことになって、一時期は住んでいた寺泊から新潟まで毎日通い続けていましたね。結婚を機に新潟で暮らしはじめたものの、今度は長岡の店へ異動になったので、新潟から長岡まで通っていました(笑)。辞めたいと思ったこともあったけど、自分が辞めたら他の誰かがその分辛くなると思ったので25年間勤め続けました。

 

 

——長い間お勤めだったんですね。本間さんはパティシエ志望だったんですよね?

本間さん:パティシエに憧れて、東京の専門学校でお菓子作りの勉強をしていたんですけど、自分は繊細さに欠けると思ったのでパティシエはあきらめて、その後はイタリアンレストランやカフェで働いていました。結婚を機に新潟で暮らすことになって、店長のいた肉料理店で働きはじめたんです。

 

——そのお店でもスイーツを作っていたんですか?

本間さん:はい、店長が自由にやらせてくれたので、私の作りたいスイーツを作らせてもらっていました。

 

お客様に喜んでもらうため、こだわりは大切にする。

——おふたりはメニューを作るときに、心がけていることってあるんですか?

加藤さん:玉ねぎの皮やにんにくの皮からスタートする料理を大切にしています。つまり既製品には頼らず、一から丁寧に手作りした料理が、お客様に喜んでいただけたら嬉しいですね。

 

本間さん:自分が100%自信を持ってお客様に食べていただけるものしか、お店にお出ししないよう心がけています。食材も高価だからいいものだと思わず、自分で食べてみて納得したものだけ使うようにしているんです。テイクアウト用のお菓子はシンプルですけど、お店でお出するお菓子は盛りつけに力を入れています。お客様の前にお出しした瞬間「わーっ!」って喜んでいただけたら嬉しいですね。

 

——おふたりともお客様に喜んでもらえるように、こだわりを持って作っているんですね。それでは、それぞれのおすすめメニューを教えてください。

加藤さん:肉料理では「ローストビーフ丼」がおすすめですね。肉がしっとりして柔らかい上に、ボリュームもあって人気があります。あとは「特製バックリブランチ」かな。ホロホロした柔らかいバックリブが自慢です。自家製マッシュポテトと絡めながら召し上がってほしいですね。

 

 

本間さん:スイーツでは「クリームチーズプディング」です。私が辛い修行していた東京時代に、唯一の癒しだったスイーツを再現したものなんです。クリームチーズが練りこまれているプリンですので、チーズケーキとプリン両方の美味しさが味わえます。

 

——最後に、おふたりそれぞれの尊敬できるところをお聞かせください。

加藤さん:私はセンスがまったくない人間なんですけど、本間さんは器選びから盛りつけまでとてもセンスがいいんです。そこだけは尊敬していますね。

 

本間さん:「そこだけは」って(笑)。店長は肉の知識が豊富なところと、柔軟な考え方が尊敬できます。人間って年をとってくると頑固になりやすいものですけど、店長は若い人の意見もちゃんと聞いて取り入れてくれるんです。私には真似できないところですね。

 

——これからもおふたりで力を合わせて、お客様の喜ぶ肉料理やスイーツを作り続けてください。

 

 

 

肉とスイーツのお店 koyori

新発田市新栄町3-3-28

0254-28-7116

11:00-22:00(L.o.21:00)

月曜休

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