ラーメン大好きデザイナーが展開する、インスタマガジン「ラーメン団」。
食べる
2020.10.07
インスタで伝える「このお店の、このラーメンって、こんな感じ」。
長岡エリアを中心とした「新潟のラーメン」を紹介しているラーメンインスタマガジン「ラーメン団」。これ、個人的なInstagramのアカウントなんですが、そのクオリティーがかなりすごいんです(とにかく見てみて!)。今回は長岡市にある「らーめん処 潤 蔵王橋店」にご協力いただいて、アカウントを運営しているラーメン大好きなデザイナーの金子さんに、インスタで発信をはじめたキッカケや撮影の裏側を聞いてきました。

ラーメン団
金子 一仁 Kazuhito Kaneko
1979年長岡市生まれ。長岡大手高等学校を卒業後、東京の専門学校へ進学。出版会社での勤務を経て、24歳でUターンして長岡でグラフィックデザイナーとしての活動をスタート。2012年からTwitterでラーメン関連の発信を始め、2020年3月30日に「ラーメン団」インスタグラムアカウントを開設。
ラーメンインスタマガジン「ラーメン団」の誕生秘話を聞いてみた。
――今日はよろしくお願いします。とても楽しそうにラーメンを紹介しているInstagramですよね。いつからスタートしたんですか?
金子さん:そもそもは、個人のFacebookでラーメンについての投稿をしていたことから始まりました。「投稿をさかのぼって見られるようにして欲しい」と友人から言われて、ラーメンについてのFacebookページを立ち上げたんですけど、だんだん陰りが見えてきたから、拡散力の強いTwitterで「今日食べたラーメンを発信する」というスタンスで新しく投稿をスタートしたんです。Instagramをはじめたのはそれから後で、スタートが2020年3月30日だから、まだ半年ぐらいなんですよ。「ラーメン団」だから複数人でやっていると思われがちですけど、実際は僕一人で運営しています。
――Twitterとインスタではやっていることが違うんですか?
金子さん:緊急事態宣言のときに「ラーメン屋さんを少しでも助けたい」という思いがあったから、Twitterの内容を見直して、テイクアウトメニューの情報を中心にしたんです。コロナ禍で、普段は食べられない特別なメニューや丼をテイクアウトメニューとして提供しているお店もあったし、ラーメン屋さんはどこも換気や衛生面に最大限気をつけて営業されていたから、そんなお店を全力で応援したかったんです。それで、今度は過去に食べたラーメン写真をアーカイブとしてInstagramで発信しようと思ったんですよ。

――なるほど。それぞれのSNSの特性をいかした感じですね。今はどうなんですか?
金子さん:Twitterは今まで通りに、「今日はどこのラーメン屋さんで、どんなラーメンを食べて、どんな感想か」といった内容に写真がいくつか。Instagramも今までのアーカイブに加えて、最近行ったラーメン屋さんの情報を載せています。どちらも自分が食べた「美味しい感想」であることを前提として。

食レポに近い。それが「ラーメン団」の情報発信。
――Instagramの「ラーメン団」について詳しく教えてください。どのエリアのラーメン店情報が多く載っていますか?
金子さん:「新潟エリア中心のラーメンインスタマガジン」となっていますが、実際はほぼ長岡エリアの情報です。というのも、普段はデザイナーとして働いているからどうしてもお昼休憩で動ける範囲になってしまっています。休日にもラーメンは食べに行くけれど、それでも下越、上越エリアに行く機会は長岡に比べれば少なくなっちゃいますよね。
――掲載する内容で必ず書いていることってありますか?
金子さん:基本的には「このラーメン美味しいよ」ってことを伝えているから、食べたときのテンションやパッションを感じ取ってもらえるように、お店での熱量を伝えながら、食レポみたいに書いています。あとは「煮干しをしっかり感じる魚介系」とか、どんな味なのか食べて分かることは書くけれど、「1日煮込んで」とか、食べても分からないことは書きません。そういうのはしっかりと取材をしている雑誌の役割だと思っていますから。

――とにかく食べてみて、美味しいと思ったポイントを綴っているんですね。ってことは、食べる以外は取材してないってことですね。
金子さん:はい。仕事じゃないから「アポは取らない」「許可は取らない」「リクエストに応じない」というルールを作っています。あくまでプライベートでラーメン屋さんに行って、美味しく食べて、その感想だけを発信しているInstagramのアカウントなので。
――でもそれはインスタのフォロワーからすれば、ひとりのお客さんの本音が分かる、ということですよね。いや~それにしてもプライベートでこれだけのクオリティーで発信しているのは驚きです。
金子さん:「このラーメンは〇〇点」みたいに評価をするのではなくて、あくまで「みんなに食べてもらいたい」という、「美味しかった」の共有として載せています。だから、自分の好みによっての偏りはあるかもしれないです(笑)

スープを炊きながら開催するラーメンの写真展。それが今の夢。
――「ラーメン団」をやっていて、ユーザーからはどんなリアクションがありますか?
金子さん:Instagramをはじめてからは、「隣で食べていました」とコメントをもらうことがあったり、飲み屋さんで「ラーメン団のファンがいたよ」と言われたり、いろんな反応があります。正直、顔バレは気にしていないけれど、知られていない方が活動しやすいですよね。まぁ、ラーメン団Tシャツを着て、ラーメンをスマホでパシャパシャ撮っていればバレるのは当たり前ですけど(笑)
――え? スマホで撮影しているんですか? 一眼とかのカメラだと思っていました(笑)
金子さん:本当はカメラを使ってしっかりと撮影をしたいんですけど、ラーメンが伸びてしまうし、ラーメン屋さんとしても熱々を食べて欲しいと思うから、撮影はスマホを使って超スピーディーに(本当は撮影しないで即食べたい!)。あとはちょっとだけ写真をキレイに補正して、Illustrator(デザインをするアプリケーション)でコメントを加えれば完成です。

――ちなみに、SNSの活動以外にチャレンジしてみたいことはありますか?
金子さん:えっと、写真展みたいなことはしたいですね。Instagramの投稿を横長の1枚パネルにして展示して、裏ではラーメン屋さんに協力してもらってスープを炊いて。ラーメンの香りが漂う空間でラーメン情報を見て、「あぁ…このラーメン食べたいな」って思ったら、そのまま行っちゃうみたいな。楽しそうじゃないですか?
――イイですね! せっかくなら昼食前に見に行きたいです(笑)。それでは最後に、ラーメンへの愛を語ってください。
金子さん:新潟って、米や酒、海、山とイメージされるものはいろいろあるけれど、これといった観光目的がないじゃないですか。長岡なんて特に。でも、ラーメンのクオリティーは東京なんかよりもずっと高いと思うんです。いや、高いです。だから新潟のラーメンをもっと広めて、それが観光目的になって「新潟にラーメンを食べに行こう!」と思ってもらえるようになれたら、めちゃくちゃ嬉しいですね。

今年のマイブームは、キャラクターっぽい感じ。
「ラーメン団」のInstagramの最後に登場する可愛らしいポップなモンスター(分からない人は見てみて!)。とてもキャッチーなキャラで、「ラーメン団」の世界観がとてもよく表現されていて…すごく良いんです。Tシャツのデザインとして誕生したそうで、名前はまだないんだとか。ちなみに毎年のようにリリースしているTシャツなどの「ラーメン団」のアイテムは、どれも良い意味でラーメンっぽくないデザインばかり。こちらも要チェックです。

ラーメン団
取材協力
らーめん処 潤 蔵王橋店
新潟県長岡市寿1-6-22
0258-25-3230
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