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地元に根づいたお店になりたい。西区小針の「タンメン食堂 ひっぺ」。

新潟市西区の小針にある「タンメン食堂 ひっぺ」。車を走らせているときに、大きく「ひっぺ」と書かれた看板を目にしたことがある方も多いんじゃないんでしょうか。今回は店長の樋口さんに、気になる店名の由来やメニューのこだわりについて、いろいろとお話を聞いてきました。

 

 

タンメン食堂 ひっぺ

樋口 正彦 Masahiko Higuchi

1959年新潟市生まれ。長年東京で生活をし、55歳のときに新潟に戻る。縁があって新潟駅前にあった「ラーメン浦咲」で働くことになりラーメンの基礎を学ぶ。その後独立し、西堀や西区平島でお店を展開して経験を積む。2020年に地元である西区小針で「タンメン食堂 ひっぺ」をオープン。

 

「ひっぺがやっているお店だ」って気づいてもらえるようにしたかった。

――「ひっぺ」って、かわいらしい名前ですね。

樋口さん:小学生のときから高校生になるまで、同級生とか仲間内から呼ばれていたあだ名が「ひっぺ」だったんです。俺は小針が地元だから、わざわざみんなに連絡しなくても「ひっぺがやっている店かな」って分かってくれるかなって思って。

 

――そういうことだったんですか。で、実際に昔のお友達は気づいてくれましたか?

樋口さん:「たまたまネットで見たよ」っていう友達が来てくれますよ。この前も、今は埼玉に住んでいる友達が実家に帰ってきたついでに寄ってくれて。そいつも俺が店をやっていることは知らなかったんだけど、なんとなく「ひっぺ」って名前をネットで調べてみたらしいんです。そしたら「ひっぺ」っていう名前のラーメン屋が小針でオープンするってことを知って「もしかして」と思ったみたいです。

 

 

――すごい!他にもそういうエピソードはありますか?

樋口さん:中学を卒業してから会っていなかった同級生が何人か来てくれましたね。「ひっぺ」っていうあだ名をずっと覚えていてくれて。車に乗っているときに店の看板を見て、「ひっぺの店かも」って思って来たんだって(笑)

 

――「ひっぺ」って、印象に残る名前ですもんね(笑)

樋口さん:そういう昔の友達が、看板とかネットを見て訪ねて来てくれるのは嬉しいです。50年ぶりに合った友達と「変わってないね」「また一緒に飲もうね」とか言い合えるのはいいですよね。

 

 

――お店をはじめる前にはどこかで修業を?

樋口さん:新潟駅前にあった「ラーメン浦咲」で何年か働いていました。それまではずっと東京にいたんですけど、55歳のときに両親の介護の関係で新潟に戻ってきました。でもその年齢で帰って来ても仕事なんてないじゃないですか(笑)。「じゃあ何をしよう」って思ったときに、昔飲食の仕事をかじったことがあったので、知り合いのつてで「浦咲」でラーメンを教えてもらえることになったんです。

 

――それからはどうされたんですか?

樋口さん:ここをはじめるまでは西堀とか、西区の平島で店をやっていたんですよ。西堀ではラーメン居酒屋をやっていて、今着ているTシャツもそのときのもの(笑)。だけど古町も人通りもなくなってきたし、いろいろな理由があって店を畳むことにして、今度は地元である小針で店をはじめることにしました。

 

 

――店名に「タンメン食堂」って入っているように「タンメン」が売りなわけですよね。どうしてタンメンをメインにお店をやろうと思ったんですか?

樋口さん:「浦咲」で作っていたのは塩ベースのあっさり系のラーメンでした。だけど同じ系統だったらパンチがないし、新潟はラーメン屋が多くて競合もいっぱいいるから、「それなら、うちはみんながウリにしていないタンメンをウリにしよう」と思いました。タンメンは自分も好きだったし、それにみんなもっと野菜を摂ったほうがいいんじゃないかなって。手間はかかるけどね。

 

地元の人たちが通いやすいように、できるだけ安く提供したい。

――メニューを見ているとどれも安いですね。

樋口さん:安いですよ。地元にあっても、1杯800円も900円もするラーメン屋にはなかなか毎日なんて通えないじゃないですか。地元に根づくお店になるようにあえてこの値段にしています。「そのかわりまた来てちょうだいよ」って(笑)

 

――ちょい飲みにぴったりのメニューも充実していますね。これもすごく安い。

樋口さん:お酒もサワーもおつまみも300円。ソフトドリンクは100円です。安く飲んで安く食べて、〆にラーメンを食べてもらえばいいかな。

 

――タンメンのこだわりについても教えてください。

樋口さん:スープは鶏や豚を野菜と一緒に煮込んだ動物系のガラスープと、昆布や煮干しとかの魚介系のスープを濾して合わせるダブルスープで作っています。煮干しのうちの焼きあごの割合を少なくして、そのぶんうるめの割合を多くすることによって、ラーメンの価格を抑えているんですよ。野菜もたっぷり入れているので量は多いんだけど、麺は細麺でスープはあっさりしているので食べやすいと思います。

 

 

――最後に、樋口さんの今後の目標を教えてください。

樋口さん:今はランチもやっているけど、今後は夜営業だけに絞ってできるようになったらいいですね。身体が休まらないし(笑)。最近はちょい飲みのお客さんがほとんど来なくなっちゃったので。早くみんな自由に行ったり来たりできるようになって、県外からのお客さんにも来てもらえるようになったらいいです。

 

 

 

タンメン食堂 ひっぺ

新潟市西区小針台1-1 マルサンビル1-2

080-8729-8620

11:30-14:00/17:00-22:00

不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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