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身体の悩みにあわせてハーブティーをブレンドしてくれる「Tea kokiri」。

美味しく飲みやすいハーブティーを作る魔女?

身体や心の症状に合わせた美味しく飲みやすいハーブティーを作っている人が、新潟市西蒲区にいると聞いて会いに行きました。訪ねたのは「Tea kokiri(ティー コキリ)」の看板がある自宅併設の作業場。迎えてくれたのは、黒い魔女っぽいワンピースに身を包んだ女性でした。この方こそがハーブティーをブレンドしている川端由香里さん。今回は川端さんにハーブティーについてのあれこれを聞いてきました。

 

 

Tea kokiri

川端 由香里 Yukari Kawabata

1981年新潟市西蒲区生まれ。高校中退後、アルバイトをしながら新潟調理師専門学校、通信制高校を卒業。ハーブスクールに通い始め「ジャパンハーブソサエティー認定上級インストラクター」の資格を取得。長岡市のスクールでメディカルハーブを勉強し、2013年新潟市西蒲区に「Tea kokiri」をオープン。「JAMHA認定ハーバルセラピスト」「新潟市食育花育マスター」などの資格を持つ。写真撮影が趣味の友人から頼まれてモデルになることも多い。

 

有名アニメにも出てくる魔女の名前が店名に?

——今日はよろしくお願いします。お店の名前、最初は「kikori(キコリ)」だとばっかり思ってました…。「kokiri(コキリ)」なんですよね。失礼しました!

川端さん:たまに間違われるんですよ(笑)。「コキリ」っていうのはアニメーション映画にもなった児童書に登場する、主人公のお母さんの名前なんです。薬草を使って町の人たちに薬を作ってあげている魔女なので、そのイメージを店名にさせてもらったんです。図書館に行っていろんな本を一日中調べながら考えた店名なので、とても愛着があります。マークのモチーフも魔女のお供ということで猫なんです。うちのは黒猫じゃなくて白猫ですけど(笑)

 

——川端さんもちょっと魔女っぽいムードがありますよね。そもそも、薬草…じゃなくてハーブに興味を持ったのって、どんなきっかけなんですか?

川端さん:私自身が体調やメンタルに不調をきたしたことがきっかけなんです。高校2年生のときに大きく体調を崩して、中退しなければならなくなったんです。新潟調理師専門学校で料理の勉強をしたり、いろんなアルバイトをしながら通信制高校を卒業しました。それからしばらくしてまたメンタルを崩す出来事があって、両手いっぱいに薬を飲むような生活を送ることになってしまったんです。

 

——両手いっぱいの薬…それは大変でしたね。

川端さん:辛かったですね。そんなとき、たまたまパンを買いに行ったハーブのお店で、そのお店が開催しているハーブ教室に誘われたんです。ちょっと興味があったので通ってみて、ハーブの奥深さに魅了されました。教室では草とりから始めるので、病気のせいで落ちていた体力を取り戻すこともできましたね。それで、その教室にいるときに、ハーブのことを人に教えたりできる「ジャパンハーブソサエティー認定上級インストラクター」の資格を取ったんです。その後は、だんだんとメディカルハーブに興味を持つようになっていって。ハーブがどのように人間の体に作用するのか、医学的に知りたいと思って長岡のハーブスクールにも通いました。

 

できるだけ美味しく飲みやすいハーブティー。

——「Tea kokiri」を始めたのはいつ頃からなんですか?

川端さん:2013年からです。ある日、台風で家の前にあった物置が吹っ飛んじゃったんですよ。それで、おじいちゃんにおねだりして物置のあった場所にプレハブの作業場を建ててもらいました(笑)。作業場には70〜80種類のハーブがありますね。お客さんからのリクエストに応えるたびに増えてっちゃうんです(笑)

 

——すごい種類のハーブがあるんですね。現在はどんなふうにして売ってるんですか?

川端さん:イベントでの出店もありますけど、口コミで広まったおかげもあって地元を中心に卸売も増えてきました。「なごみ庵花茶花茶(かちゃかちゃ)」「新潟市岩室観光施設いわむろや」「原信巻店」「越王(こしわ)の里」で取り扱いをしていただいてます。美容室や鍼灸院でもお客様に出すお茶として使っていただいてますね。

 

——ハーブティーって飲みやすいものばかりじゃないですよね…。

川端さん:いくら身体に良くても美味しくなければ飲み続けてはもらえないので、できるだけ飲みやすく美味しくなるような組み合わせを心がけてます。親しみやすいイメージを持っていただきたいので、ネーミングも可愛くて親しみやすいものをつけるようにしています。

 

——美味しさや飲みやすさに気を使っているんですね。ハーブのどんなところに魅力を感じますか?

川端さん:植物の持っている自然の力を、手軽に無理なく体内に取り込むことで、身体を癒したり、心を健全に保つことができることですね。自然って不思議だなって思うのは、そのシーズンに流行りそうな病気や症状に合わせるように、それに対して効能のあるハーブがその時期には増えたりするんですよ。それから、栄養が足りない土には、足りてない栄養を含んだ草が生えるんです。土が自分に足りない栄養を持った草を生やすようにするんですね。だから栄養が足りている元気な土地には雑草が生えないんですよ。

 

体や心の悩みで苦しむ人の手助けをしたい。

——これからやってみたいことがあれば教えてください。

川端さん:はい、ふたつあります。ひとつは、地元の農家さんとコラボしたハーブティーを作ることです。ハーブを育てている農家さんって多いんですけど、でもそのハーブをどんなふうに使ったらいいのかわからない方も多いんですね。そんな農家さんに使い方の提案をしながら、いっしょに地域ブランドとしてハーブティーを作ってみたいと思ってます。

 

——地域活性にもつながって素敵ですね。あとひとつはどんなことですか?

川端さん:お客さんの身体や心の状態をお聞きして、少しでも楽になってくれるようにハーブティーの提案をしていきたいと思ってます。でも、まだ知識が足りないと思うこともあるので、もっと勉強してスキルアップしていきたいです。自分でも身体や心の問題で辛い思いをしてきたので、そういう悩みや辛さもわかるんですよ。だからそれによって苦しむ人が少なくなるようなお手伝いをしたいんです。でも、本当に辛いときはお医者さんで診察を受けてほしいし、必要だったらちゃんと薬を飲んでほしいですけどね(笑)

 

 

ご自身も心身のトラブルを経験し、両手いっぱいに薬を飲む生活を送っていたという川端さん。そんな川端さんがハーブと出会って健康を取り戻し、今度は同じ苦しみの人たちの手助けをしたいと、ハーブティーをブレンドして人々に届けるお店を始めました。その姿はまるで魔女コキリのようです。ちょっと最近体調が…という方は、ハーブティーに興味があったらぜひ「Tea kokiri」の川端さんに相談してみてください。自分にあったハーブティーに出会えるかもしれませんよ。

 

Tea kokiri

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