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味噌ラーメンの人気店「らーめんとやの」が「とやの屋」と融合。

新潟市内で「札幌味噌ラーメンが食べたい!」と思ったとき、「らーめんとやの」を思い浮かべる人は多かったのではないでしょうか。昨年の秋に閉店してしまったことで残念な思いをした人もいたと思います。でも、ご安心を。実は「MID GARDEN(ミッドガーデン) 堀之内店」内にオープンした「とやの屋」と融合するかたちでリニューアルオープンしているんです。今回はオーナーの森永さんからお話を聞いてきました。

 

 

とやの屋

森永 尚繁 Naoshige Morinaga

1964年北海道生まれ。中学1年生の頃から家族と新潟に移り住む。東京の調理師専門学校を卒業し都内の洋食店で修業。父親の経営する「らーめんとやの」が店舗拡張するのに伴い、新潟に戻って就業。結婚を機に父親から店を引き継ぐ。2021年春に「とやの屋」をオープンし、同年秋には「らーめんとやの」を「とやの屋」に融合したかたちでリニューアルオープンする。

 

「らーめんとやの」のルーツは、北海道のラーメン店。

——「らーめんとやの」さんが「とやの屋」さんに移転してから半年が過ぎましたね。メニューはどのようになっているんですか?

森永さん:「とやの屋」のメニューに「らーめんとやの」で提供していたメニューをプラスしたんだよね。もちろん「らーめんとやの」の看板メニュー「特選味噌拉麺」も健在(笑)

 

——「らーめんとやの」さんの「特選味噌拉麺」は、新潟のどこのお店の味噌ラーメンとも違った、独特な味わいに感じました。

森永さん:親父が北海道でやっていたお店の札幌ラーメンがベースになっているから、そのせいなのかもしれないね。

 

——ということは、森永さんも北海道出身なんですか?

森永さん:そうそう。小学6年生のときに北海道から家族で引っ越してきたんだよね。

 

——どうしてまた新潟に?

森永さん:親父の同級生が新潟で不動産業をやっていて「いい物件があるから新潟でラーメン店をはじめてみないか?」って紹介してもらったんだ。その話を聞いた親父が新潟で札幌ラーメンの店をはじめてみようと決心して、家族揃って移住してきたんだよ。そのお店が元の「らーめんとやの」。

 

 

——そうだったんですね。じゃあ「らーめんとやの」はお父さんがはじめたお店だったんですね。森永さんは最初からお店を継ごうと思っていたんですか?

森永さん:いつかは継ぐつもりだったね。そのために東京の調理師専門学校で料理の勉強をして、そのまま都内の洋食店で修業をしたんだよ。ところが、店舗を拡張するのにスタッフが足りないということで親父から新潟に呼び戻されたの。東京での生活が楽しかったから、本当は帰りたくなかったんだけど「帰ってこないと店を継がせないぞ」って言われたから渋々戻ってきたんだよね(笑)

 

——でも、そのおかげで店を継ぐことができたんですよね(笑)

森永さん:俺が結婚したときに親父から「所帯を持ったんだから、これからはひとり立ちしてやってみろ」と言われて、お店を引き継ぐことになったんだよね。

 

変わらない味を保つために必要な、平常心。

——「とやの屋」さんは「らーめんとやの」さんの姉妹店だったんですね。

森永さん:「MID GARDEN 堀之内店」さんからお話をいただいて、こんないい場所でお店をはじめられるならということでお受けしたんだよ。ただ「らーめんとやの」とは距離が近いから、メニューは完全に分けることにしたんだよね。「らーめんとやの」は味噌ラーメンが看板メニューだったけど、「とやの屋」はまぜそばを看板メニューにしたの。

 

——なるほど。でも結局、「らーめんとやの」さんを「とやの屋」さんに移転することになったんですよね。

森永さん:隣にあったパチンコ店が閉店して、あの土地もいずれは立ち退かなければならなかったし、新型コロナウィルスの影響で客足も落ちていたので、融合することにしたんだよね。

 

 

——「らーめんとやの」さんの「特選味噌拉麺」を変わらずに食べられるのは嬉しいです。新潟では珍しい札幌風味噌ラーメンですよね。

森永さん:まあ、もともと札幌ラーメンのお店だったからね。味噌も札幌から取り寄せたものをブレンドして使ってるし。うちの味噌ラーメンが札幌らしいのだとすれば、それは味噌のせいかもしれないね。味噌は産地によって味や香りが全然違ってくるから。

 

——札幌産の味噌があの味のベースになっているんですね。他に「特選味噌拉麺」の特徴を教えてください。

森永さん:あまりしつこくなくて、あっさりと食べやすいように作っているから、どんな年代のお客様でも食べやすいかな。そのかわり、味変ができるようにガーリックバターや鰹バターを選んでもらって、それを投入することでコクをプラスできるようにしてあるんだよ。

 

 

——あの味変も楽しみなんですよね。他におすすめのメニューがあったら聞きたいです。

森永さん:「とやの屋」の看板メニューとして作った「まぜそば」かな。「まぜそば」って、どっちかっていうとガッツリ系のメニューっていうイメージが強いんだけど、うちのはそんなにニンニクを効かせているわけでもないし、どんなお客様でも食べやすいメニューになっていると思うよ。

 

——森永さんはラーメンを作っているとき、どんなことに気をつけているんですか?

森永さん:いつもの味をいつものように作るために、感情の起伏を出さないようにしているかな。カーッとなりながら作ったりすると、自然と味が濃くなっちゃったりするんだよ(笑)。あと休みの次の日に作ったラーメンは味が変わることもあるから、できるだけ生活が変わらないように、毎日のルーティーンを守るように心がけているんだよね。

 

——平常心が大切ってことなんですね。

森永さん:いつも淡々とラーメンを作ってるよ。愛想がないように思われるかも知れないけど、それもお客様が食べるラーメンのためなんだよ(笑)。決して怒っているわけでも、機嫌が悪いわけでもないからね(笑)

 

新しい環境に合わせたメニュー作りにも挑戦。

——「とやの屋」さんに移転してみて「らーめんとやの」さんのときとは変わりましたか?

森永さん:どちらもパチンコ店のそばで営業しているから、パチンコ店に来るお客様の影響は受けるよね。「らーめんとやの」に併設していたパチンコ店に来ていたお客様は、年配の人が多かったから、若い世代に人気のある「MID GARDEN 堀之内店」さんには来づらいらしくて……。よく来てくれていた常連さんの来店数は減っちゃったね。

 

——環境の変化でお客さんの数って変わるんですね。

森永さん:それ以前にコロナ禍の影響でお客様が減ったというのもあるけどね。そんななかでも来てくれる常連のお客様がいて、「美味しかったよ」って声をかけてもらえると、とっても励まされたね。

 

——厳しいときほどありがたいですよね。今後はどんなふうに営業していこうと思いますか?

森永さん:「らーめんとやの」時代から来てくれている常連のお客様を大切にしながら、「MID GARDEN 堀之内店」さんに来ているお客様のニーズに合わさせたメニューにも挑戦していこうと思っているんだよね。

 

 

 

とやの屋

新潟市中央区堀之内南3-1-13 MID GARDEN 堀之内店内

080-8068-8480

11:00-22:00

不定休

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。

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