令和の時代から昭和にタイムスリップ!新津の駄菓子屋さんを訪ねて。
遊ぶ・食べる
2019.04.16
懐かしさを感じる異空間。昭和博物館のような駄菓子屋さん。
「にいつ鉄道商店街」の一角。せまい入り口から路地のような細い通路を奥に進んでいくと、まるで秘密基地のように現れる駄菓子屋さんがあります。一歩足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのように昭和30年代〜40年代の風景が…。「にいつ駄菓子の駅+昭和なつかし屋」はまるで“昭和博物館”のようなアミューズメント要素が充実した駄菓子屋さんです。

にいつ駄菓子の駅+昭和なつかし屋
原山博子 Hiroko Harayama
1967年新津市(現新潟市秋葉区)生まれ。「駄菓子や昭和基地一丁目C57」の店長を経験後、「にいつ駄菓子の駅+昭和なつかし屋」をオープンする。趣味は野球やバスケットボールなどのスポーツ観戦。以前は自分でやるスポーツも好きだったが、現在は観戦専門。
商店街に子供たちを呼ぼうとはじめた駄菓子屋がきっかけ。
かつては賑やかだった新津の商店街。でも今はたくさんのお客さんが郊外の大型店に流れ、ずいぶんと寂しくなってしまいました。とくに見かけなくなったのが遊んでいる子供たちの姿。そこで、新津商工会議所が中心となって「子供たちが集まれる場所を作り、商店街を盛り上げよう!」と2010年にオープンしたのが「駄菓子や昭和基地一丁目C57」という駄菓子屋さん。駄菓子の販売のほか、鉄板でもんじゃ焼きを焼いて食べることができたり、ゲームやおもちゃで遊ぶことができたりと、「子供たちの遊び場」という言葉がぴったりのお店でした。その店長として白羽の矢が立ったのが、新津で生まれ育ち、地元のことに詳しい原山さんでした。
公園前という立地もあり、子供たちが連日詰めかけお店は繁盛。人気店ができて商店街にも活気が戻ってきます。ところが経営方針やいろいろな事情があって、あるとき「駄菓子や昭和基地一丁目C57」は閉店の危機に。「せっかく商店街に活気が戻り、子供たちの遊び場ができたのに、このまま無くすわけにはいかない」そう感じた原山さん、今度は自らがオーナーとなり新しいお店を商店街のど真ん中でオープンします。それがこの「にいつ駄菓子の駅+昭和のなつかし屋」です。(※「駄菓子や昭和基地一丁目C57」は、結局オーナーが変わって今も営業中です)


昭和のお宝グッズに囲まれ、タイムスリップできる場所。
「にいつ駄菓子の駅+昭和のなつかし屋」には、たくさんの種類の駄菓子やおもちゃが並んでいて、店内をぶらぶら見て歩くだけでも飽きません。注目はなんといってもお店のインテリア。柏崎市にあった「こどもの時代館」や新潟市の万代シティにあった「万代パビリオン」に関わっていたというコレクターさんの協力もあり、店内には昭和時代の「お宝グッズ」がたくさん展示されているのです。
商品の駄菓子だけでも懐かしいのに、昭和時代のおもちゃ、日用品、文房具など、今ではもうほとんど見かけることのないアイテムが所狭しと並んでいます。それも、お茶の間、勉強部屋、喫茶店、教室といった懐かしいシチュエーションに置かれているので、お店の中にいるだけで昭和30年代〜40年代にタイムスリップしたような感覚に。展示品を見て懐かしむのはもちろんですが、インスタ映えする写真を自由に撮って楽しむこともできます。そうしたアミューズメント要素を持ち合わせたお店なのです。




もんじゃ焼き、お好み焼き。さらに懐かしい給食メニューも。
「懐かしさ」を誘うとなれば、当然やってくるの子供ばかりではありません。来店客にはいい年をした大人が多く、駄菓子を「おつまみ」としてまとめ買いしていくのだとか。商店街という場所柄もあり、お年寄りがぷらっと立ち寄ることも多く、一服しながら昔話に花を咲かせたり。そんな憩いのサロンのような場所にもなっているようです。型抜きやチョークでの落書きなどで子供たちが遊んでいる様子を眺めながら嬉しそうに目を細める年配のお客さんもいたり、幅広い年代のお客さんが時間を共有して楽しめるお店になっています。
座敷の飲食スペースでは、みんなでわいわいと鉄板で作る「もんじゃ」「お好み焼き」などを提供。焼きそばなどの食事やお茶も楽しめます。なかでも注目は、給食で食べた「揚げパン」。さらに「ミルメーク」。学校を休んだ友達のぶんをちゃっかりポケットに忍ばせて…そんな小学生時代を思い出させてくれるメニューもあります。子供もお年寄りも、学生もママ友も、いろんなお客さんで賑わう「にいつ駄菓子の駅+昭和のなつかし屋」。ノスタルジックな気分にひたりたいときはぜひ足を運んでみてください。




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