古町で愛されて10年。ほっこりする家庭料理が食べられる「腹ぺこむっこ」。
食べる
2022.06.20
古町8番町のとあるビルの3階にある「腹ぺこむっこ」。こだわりの家庭料理と一緒にお酒が楽しめる、アットホームな居酒屋です。2012年にオープンしてから、たくさんの人たちに愛され続けて今年で10周年を迎えたんだとか。今回は店主の村越さんにお店をはじめるまでの経緯やメニューについて、いろいろとお話を聞いてきました。


腹ぺこむっこ
村越 幸恵 Yukie Murakoshi
1989年新潟市生まれ。調理の専門学校を卒業後、ホテルに就職し和食の担当として3年ほど働く。23歳のときに独立し、「腹ぺこむっこ」をオープン。趣味は茶道で教室に4年通っている。春は山菜採りに行くのが楽しみ。採ってきた山菜はお店で出すこともあるそう。
お客さんに支えられてやってきた、10年。
――本日はよろしくお願いします。こちらは何年前にはじめられたお店なんですか?
村越さん:2012年にはじめて、今年の4月で10周年を迎えました。
――おめでとうございます! 10年前ということは、オープンされたとき、村越さんは23歳だったと思うんですけど、どうしてその若さでお店をはじめようと思ったんでしょうか。
村越さん:若いうちならやってみて失敗してもなんとかなるかなというか、やってみてもいいかなって思ったんです(笑)
――すごいチャレンジ精神ですね(笑)。料理自体は昔から好きだったんですか?
村越さん:好きでしたね。高校を卒業してからは調理の専門学校に行って、ホテルの厨房で3年間働いていました。学校ではいろんなジャンルの料理を勉強したんですけど、そこでは和食の担当でした。宴会調理の部門にいたので作る量が多くて、結婚式とかパーティーの予約が入っているとすごい量の魚を調理しなければいけなくて大変でしたね(笑)

――そのときの経験がお店でも生かされているんでしょうね。いろいろなスタイルのお店がある中で、どうして居酒屋さんをやろうと思ったんですか?
村越さん:うーん……。昔からおじさんに好かれやすいのを感じていて、こういう感じのお店にしたらおじさんが集まってくれるかなって思いました(笑)
――なんだか、わかる気がします(笑)。実際にお店をはじめてみてどうでしたか?
村越さん:今は私より若い方や女性の方も「インスタ見ました」って言って来てくれるようになったんですけど、基本的には男性のお客さんが9割です(笑)。単身赴任で来た方や、近所の方。出張で新潟に来る度にお店に寄ってくれる方もいます。「お客さんに支えられてやってきているな」っていうのをすごく感じています。

――お店をはじめられたときは10年も続けることになるとは……?
村越さん:思っていなかったです(笑)。あっという間に10年経ったな、という感じです。
――これまでお店を続けてきて大変だったことはありますか?
村越さん:3年目まではお店がなかなか認知されなくて、やめようかな、って思うこともありました。そんなときに「ぶらり酒」っていう、チケットを買えばそのチケットで古町のいろんなお店で飲食ができるっていうイベントが開かれたんです。そこにうちも参加させてもらいました。
――ふむふむ。
村越さん:それで、そのイベントがテレビで取り上げられたときに「若くして頑張っているから」って、番組の中でうちのお店を紹介してもらったんです。それをきっかけにやっと認知されて、お客さんが来てくれるようになって、安定していきました。

――気になっていたんですけど、店名の「むっこ」っていうのは村越さんのあだ名ですか?
村越さん:そうです。中学生のころからずっと「むっこ」って呼ばれていたので、お店の名前は「○○むっこ」にしたいなと思っていました。そのときちょうど「腹ぺこきっちん」っていうドラマをやっていたのと、私が食べることがすごく好きだっていうのもあって、お母さんと話していたときに「とりあえず『腹ぺこむっこ』でいいんじゃない」って言われたんです。それでいっか、と思って(笑)
――とりあえずのつもりで付けた名前が10年も使われることになったんですね(笑)。お客さんからも「むっこさん」とか呼ばれているんですか?
村越さん:「むっこ」とか「むっちゃん」って呼ばれますね。あんまり「ママ」とは呼ばれないです(笑)

家庭的で飽きない料理が日替わりで食べられる。
――オープン当初からお店のスタイルはずっと変えずに?
村越さん:変えていないです。はじめたばかりの頃に何を作っていたかは思い出せないですけど(笑)。お家で食べるご飯みたいな家庭的な味で、飽きのこない料理が食べられて、毎日来たとしてもメニューが変わっているように日替わりで用意しています。気軽に来てくれたらいいなと思って。
――ボードに書いてあるのが日替わりのメニューですか?
村越さん:そうですね。 SNSも毎日更新していて「今日はこれを作りました」って載せています。
――その日のメニューは当日に決めているんですか?
村越さん:そうです。買い物をしながらその日の私の気分で。お客さんに「何が食べたい?」って聞くこともありますけど。「今日は暑いから冷たいものにしようかな」とか「寒いから煮込みにしようかな」とか。感覚的には主婦の人と一緒なのかな。
――毎日メニューを考えていると「今日はどうしても思いつかない」っていう日もありませんか?
村越さん:「全然思い浮かばない、どうしよう」っていう日もあります。そういうときは自分の過去のインスタの投稿を振り返って「今日はこれにしよう」って決めています。

――定番メニューも充実していますね。どれが1番人気ですか?
村越さん:「大人のポテサラ」がいちばん出るかな。はじめて来た人とか誰かの紹介で来た人が「ポテサラが美味しいって聞きました」って言ってくれたり、「ここはポテサラが美味しいんだよ」ってテーブルでお話している人がいたりします。
――どういうところが「大人の」なんですか?
村越さん:具にサラミを入れたり黒コショウをかけたりしていて、おつまみっぽくしているんです。それと、新潟の人はカレー好きじゃないですか。カレードレッシングみたいなものもかけているんですよ。

――最後に、村越さんのこれからの目標を教えてください。
村越さん:本当に気づいたら10年やっていたという感じなんですけど、この前、周年イベントをしたときにみんなにお祝いしてもらって、やっていてよかった、って思いましたね。これからもお客さんに飽きられないように、私も進歩しながらこつこつやっていきたいと思います。

腹ぺこむっこ
新潟市中央区西堀前通8-1523金龍ビル2階 ※移転しました
025-222-8514
17:00-23:00
日曜定休(その他不定休あり)
Advertisement
関連記事
食べる
地域の誰もが集まれる場所。学生が運営する内野の「駄菓子屋houkiboshi」。
2022.11.13
食べる
気軽に過ごせる「家」みたいな店「手づくりごはんとお酒Chise」。
2024.08.14
食べる
五泉の山里で手打ち蕎麦が味わえる「手打蕎麦処 阿弥陀瀬」。
2020.11.23
食べる
西堀通にオープンした、スパイス料理の提案をするお店「spice up spot」。
2024.11.27
食べる
オリジナルの「くま焼き」を新潟名物に。キッチンカー「okuma」。
2025.10.05
食べる
フレンチ惣菜のテイクアウトができる、松浜の「bistro de côte」。
2020.09.24
新しい記事
食べる
基本を大切に変わらず続けてきた
「らーめん麺華」のうま煮ラーメン。
2026.06.13
食べる
花が咲く場所で会えるかも⁉
炭火焙煎コーヒーの「珈琲工房うた」
2026.06.12
ものづくり
安田瓦の優れた魅力を広く伝える
「にいがた瓦館 かわらティエ」
2026.06.11
食べる
パンづくりが好きだから続けられた。
長岡「moko bread」の桑原さん。
2026.06.10
イエとヒト。リノベーション
イエとヒト。Renovation #1 暮らしの記憶を宿し、「庭を愛でる旅館」へと仕立て直した家。
PR | 2026.06.10
食べる
店はもちろん、地元も盛り上げる
「麺処大昇」のインスタグラマー。
2026.06.09


