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Fashion Snap 服と人。:#21 佐藤英人

みんながいつも身につけている「服」。服は日常生活の当たり前の存在であると同時に、自分を表現する存在のひとつでもあります。シリーズ『服と人。』は、新潟の街を舞台に、そこで生活する人たちのファッションと洋服にフォーカス(隔週水曜日更新予定)。 第21回に登場してくれるのは、マルチな才能を持ち、独特な世界観を漂わせ小学校で教諭をされている佐藤英人さんです。

 

企画/プロデュース・北澤凌|Ryo Kitazawa
ロケーション・新潟市

Brand:
tops – French vintage(1960’s)
overall – Carhartt(1930’s)
shoes – French Army(1960’s Bata)
scarf – HERMĒS
earring – Akiko Aoki
bracelet – HERMĒS
glasses – Oliver Goldsmith
watch – Bell & Ross 01model

 

 


Please tell us about your fashion:

 

Hideto Sato

 

Q.ファッションに興味を持ったきっかけを教えてください – H.S.小学6年生の時に兄からvintageのデニムシャツをもらったことが大きいですね。それから少しずつ興味を持つようになっていって、ドメスティックからハイブランドまでひと通り着てきました。その中でも特にvintageやantiqueのアイテムが好きなんですよね。/Q.vintageやantiqueのアイテムのどんなところが好きなんですか? – H.S.「儚い美しさ」を感じるところですね。vintageやantiqueの物って縁があって長い年月を経て自分のところにやって来ていると思うんです。長い年月と時代を経て、先人の所有者や時間によって服に傷や汚れがついてきた。まるで自然にできたartのような「時代を越えてきた証」。それこそが魅力。洋服の儚さと人と時間がつないできた背景に美しい想いを感じることができるんですよね。/Q.スタイリングで参考にしているものはありますか? – H.S.海外のart bookやphoto bookですね。海外のアーティストや写真家の方の「当たり前を当たり前として捉えない」自由な発想のスタイルには、普段気づくことのできない視点があります。私は、洋服にもその視点があると思っていて、そこからインスピレーションを自分の中で感じ取り、その日の直感と質感でスタイリングをしています。/Q.今日のコーデのポイントは? – H.S.1930年代のオーバーオールに革靴という「古い武骨なワークスタイル」に一見、正反対に思われる「HERMĒS」のエレガントなスカーフとフェミニンなアクセサリーを取り入れ、革靴の紐をあえて外すことで「エレガントさ」のある上品なワークスタイルにしてみました。/Q.佐藤さんにとってファッションはどんな存在ですか? – H.S.「自分の正直な好き」を具現化したものであり、日々ワクワクさせてくれる存在ですね。/Q.ファッションを好きになって一番よかったと思うことは? – H.S.物や人との「必然の縁」があることだと思います。今着ている「Carhartt」のオーバーオールは、ある方との出会いがなければ生涯私は着ることのできなかった物なんです。その方と巡り会うことができたのは、洋服を通じて知り合った方々のおかげですし、今日の取材を受けるきっかけになったことも「ファッション」という共通点、「必然の縁」がそこにあったからだと私は思っています。着る楽しさだけではなく、素敵な物や人との「必然の縁」があるのもファッションの魅力だと感じてます。

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