ゆったりした雰囲気のなかでアジアン料理を楽しめる「ROU ANN PULAR」。
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2022.11.24
JR新津駅の近くにアジアン料理のお店がオープンしました。「フォー&バインミー ROU ANN PULAR(ローアンプラー)」という店名の通り、ベトナム料理のフォーやバインミーをメインに楽しめるそうです。今回はオーナーの「ダッチ」こと阿達さんに、お店や料理についてのお話を聞いてきました。

フォー&バインミー ROU ANN PULAR
阿達 隆輔 Ryusuke Adachi
1981年新潟市秋葉区(旧小須戸町)生まれ。県内の大学を卒業後、建設業を経て飲食業へ。居酒屋をはじめ、宅配弁当店、アジアン料理店で経験を積み、2022年に秋葉区で「フォー&バインミー ROU ANN PULAR」をオープンする。音楽が好きでバンドではギターやベースを担当。
ベトナム人に囲まれながらアジアン料理の修業。
——阿達さんはいつ頃から飲食業のお仕事をされているんですか?
阿達さん:大学を卒業して測量の仕事をしていたんですが、ハードな仕事で身体を壊してしまったんですよ。それで居酒屋に転職したんです。最初は「酒飲みながら仕事できるなんて最高じゃん」っていう安易な考えだったんですけど、働いているうちに接客の仕事が楽しくなっていって、だんだん飲食業にハマっていきました。
——居酒屋さんでは接客を担当されていたんですね。
阿達さん:でも調理スタッフが辞めて人手不足になって、僕も調理の仕事をすることになりました。ただその頃は仕方なく調理の仕事をやっていたので、あんまり料理を作ることには興味が持てなかったんですよ(笑)

——料理に興味を持つようになったのはどんなきっかけで?
阿達さん:アジアン料理に出会ってからですね。僕の好みに合っていたのか、それまで食べたどんな料理よりもハマってしまいました。それで最初は新潟のアジアン料理店で働いてたんですけど、もっと広い世界で働いてみたいと思うようになっていったんです。それでちょうどその頃、幼なじみが千葉の浦安でやっている宅配弁当の仕事を手伝うことになりまして。
——宅配弁当ですか。
阿達さん:企業から注文を受けて配達するお弁当屋さんです。3年手伝った後、アジアン料理の勉強がしたかったので、そのまま東京のアジアン料理店で修業させてもらうことにしたんです。そのお店は調理スタッフはベトナム人ばっかりで、日本人は僕ひとりという現場でしたね(笑)

——ベトナムの方ばかりとなると、コミュニケーションを取るのが難しそうですが……。
阿達さん:確かに言葉の壁もあってコミュニケーションが取れないときもありましたけど、彼らは真面目で仕事覚えも早く、仕事ができるんです。自分の考えをストレートに言ってくるので、衝突も多いけど仕事はやりやすかったですね。
——その後は新潟に帰ってきたんですか?
阿達さん:家庭の事情もあって新潟に帰ってきました。「そろそろ独立して自分のお店をやってみよう」と思っていたので、2022年8月に「フォー&バインミー ROU ANN PULAR」をオープンしたんです。

自分の好きな味を、お客様にも食べてほしい。
——やはり地元の秋葉区でお店をやりたかったんでしょうか。
阿達さん:最初は新潟駅前の沼垂あたりで物件が決まりかけていたんです。でも開店資金を用意するためにやっていた漬物屋の短期アルバイトで、足と腰、尾てい骨を骨折する怪我をしてしまって。入院しているうちに他の人がその物件に入っちゃったんですよ。代わりに不動産屋さんから紹介してもらったのがこの物件だったんです。
——どういうところが気に入ってこの物件に決めたんですか?
阿達さん:最初は宅配弁当の店をやろうと思っていたので、郵便局や行政施設、銀行が集まっているこの立地がちょうどよかったんですよね。「地元の秋葉区を盛り上げるために何かの役に立てたらいいな」という思いもありました。
——あ、お弁当屋さんをやる予定だったんですね。ところで、内装はアジアンな雰囲気を意識されて?
阿達さん:そうでもないです(笑)。ほとんど僕の好きなものを置いただけなんですよ。照明にはこだわりがあって、モザイクガラスのランプシェードをいっぱい吊るしたかったから、全部自分でやったんです。文化祭の準備をしているみたいで楽しかったですね。

——このお店の内装すべてが阿達さんを表現しているんですね(笑)。料理にもこだわりがあるんでしょうか。
阿達さん:ベトナム料理にこだわったわけじゃないんだけど、フォーとバインミーをメインにすることにしたので、他のメニューもそれに合わせてベトナム料理寄りになっちゃいましたね。パクチーをはじめとして、夏場に使っている野菜は父が畑で育てているものなんです。
——さっきフォーをいただいたらとっても食べやすかったんですけど、日本人向けにアレンジしてあるんですか?
阿達さん:日本人向けっていうよりも、僕が好きな味に寄せています。なるべく本場ベトナムの味に寄せようっていう考えは捨てていますね。万人受けする料理を作ることは難しいと思うので、僕の好きな味をお客様にも気に入ってもらえたら嬉しいという気持ちで作っています。ただ、食べやすさは意識しているかもしれませんね。

——食べやすくするために工夫していることがあるんでしょうか。
阿達さん:フォーって日本の味噌汁と同じで、ベトナム人はほとんど毎朝食べるものなんですよ。だから食べ飽きない味付けを心がけています。あとパクチーは他の店に比べると少なめだと思いますが、増量にも対応しています。他の店の普通が、うちの店の多めなんじゃないかな。僕があんまりパクチー好きじゃないんで(笑)
——そうだったんですね(笑)。自分でお店をはじめてみて、大変だなって思うことはありますか?
阿達さん:う〜ん……。自分のやりたいことができるからストレスがないし、大変だとは思わないですね。大変なことも楽しいんです。特に料理は今までにないくらい作っていて楽しいんですよ。お客様の喜んでくれる顔を思い浮かべながら料理を作れるって幸せなことですね。

——お話からとても充実していることが伝わってきますね。今後はどんなふうに営業していこうと思っていますか?
阿達さん:来年はスタッフを増やして、オープン前からやろうと思っていた企業向けの宅配弁当をはじめようと思っているんです。あとは無理することなく、楽しくお店を続けていけたらそれでいいかな。こんな野望のない話で記事になりますか?(笑)

フォー&バインミー ROU ANN PULAR
新潟市秋葉区新津本町3-1-2
0250-27-3900
11:30-14:00/17:00-20:00(月・火曜はランチのみ)
水曜定休
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