子どもに絵画や工作を教え
似顔絵も描く「たかはし みほ」
カルチャー
2026.08.13
五泉の子育てママで結成されている「ハグレンジャー」のうち、イエローの寳川有華さん、グリーンの長谷川智美さん、ピンクの平山花梨さんをこれまで紹介してきました。今回紹介するのは、トロピカルオレンジのたかはしみほさん。漫画や似顔絵を武器に活動する子育て戦士です。蝉しぐれが降り注ぐ五泉市のお寺にたかはしさんを訪ねて、絵画を中心とした活動についてお話を聞いてきました。
たかはし みほ
Miho Takahashi
1977年埼玉県生まれ。大学卒業後は飲食店で働き、結婚後は夫の実家がある五泉市へ移住。のびのび学習教室「寺子屋」や母子保健推進員といった活動の傍ら絵画制作に取り組み、県展に入選し市展賞を受賞している。2013年にはギャラリー喫茶で個展を開催。最近は「いきものや」として生物をモチーフにしたアクセサリーを制作したり、イベントで似顔絵を描いたりもしている。10歳の娘とタヒチアンダンスを楽しむ。
タウン誌で連載していた漫画のせいで、
プライベートが知り合いにバレバレ。
――たかはしさんは昔から絵を描くことが好きだったんですか?
たかはしさん:はい、当時住んでいたのは賃貸アパートだったのに、畳や窓ガラスに絵を描いて遊んでいました(笑)。でも親は怒らずに褒めてくれるので、いろんなところに絵を描くのはいいことなんだと思っていたんです。物心ついたときには、漫画家になりたいと思っていました。
――実際に漫画を描いたりしていたんでしょうか?
たかはしさん:中高生の頃は友達とサークルをつくって、漫画を描いてはコミケで出店していました。栃木のタウン誌で20年間、漫画を連載をしていたこともあるんです。
――ガチで漫画を描いていたんですね。それにしても、20年間も連載していたのはすごい。
たかはしさん:私の日常を綴った子育て漫画だったので、プライベートがバレバレで……(笑)。同級会に行くと久々に会ったはずなのに、私の近況をよく知っているんですよ。夫のファンだという子までいましたね(笑)
――漫画だけじゃなくて絵画も描くようになったのは、何かきっかけがあったんでしょうか?
たかはしさん:義母の知り合いに、アトリエで絵画を教えている先生がいたんです。それまで我流で漫画やイラストを描いてきたので、基礎をしっかりと学んでみたいと思って。その絵画教室ではよく展覧会に出展していたので、一緒に出展させていただくようになりました。
――たかはしさんの作品って、風景画よりも人物画が多いですね。
たかはしさん:人や動物を描くことが好きなんです。特に子どもの笑顔やカエルが好きで、よくモチーフにしています。ひとつの画材だけで描かずに、油絵の具やアクリル絵の具、パステルなどいろいろな画材を組み合わせるのが好きです。
――カエルのどんなところが好きなんですか?
たかはしさん:昔からカエルに似ていると言われるということが多いから、親近感があるのかもしれませんね(笑)。カエル以外にもトカゲや猫も好きなんです。動物をモチーフにしたレジンアクセサリーをつくって、「いきものや」の名前で販売したりもしています。

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「ハグレンジャー」のイベントを通し
似顔絵にハマった理由とは。
――「ごせん子育て戦隊 ハグレンジャー」のメンバーを何人か紹介してきましたが、たかはしさんもメンバーのひとりなんですよね。
たかはしさん:トロピカルオレンジです(笑)。半年前に開催した「ハグレンジャー」のイベントではそれぞれの特技を生かした出店をすることになって、私は周りの勧めもあって似顔絵を描くことにしたんです。そのときにすっかりハマってしまい、それからは似顔絵に力を入れて活動しています。
――似顔絵のどんなところにハマったんでしょう?
たかはしさん:幸せそうな家族や子どもの似顔絵を描いていると、私にも幸せをおすそ分けしていただいているような気持ちになるんです。
――それは素晴らしい。ちなみに、似顔絵を描くときに気をつけていることってあるんでしょうか?
たかはしさん:特徴を誇張することはせず、自然な似顔絵を描くようにしています。あと、人物だけではなく背景も描くようにしていますね。緊張をほぐしながら笑顔を引き出すのは難しいですけど、会話しながら笑顔を引き出すようにしていますし、その会話から背景のヒントを得ることも多いんです。
――相手の特徴を捉えて、それを絵で再現するのって難しそうですね。
たかはしさん:難しいですね。私は子ども達に図画工作を教えているんですけど、子ども達のリクエストで韓国アイドルやら大リーガー選手やらを描くことがあるんです。とても注文が細いんですけど、それもいい修業になっていますね(笑)
――子ども達に図画工作を教えているんですか?
たかはしさん:知り合いの市職員から勧めていただいて、ワークショップをしています。子ども達でも楽しめるように下準備をしたり、ケガがないように気を使うのは大変ですけど、子ども達の発想にはいつも驚かされるし、勉強になって刺激を受けますね。
――教えながら、逆に教わることも多いんですね。でも、子どもに教えるのって難しくないですか?
たかはしさん:以前から子どもに図画工作を教えたくて、講師養成講座を受けていたんです。現場での実習も体験していたので今になって役立っていますね。

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知り合いのいない土地でできた、
最強の友達は義母。
――埼玉から五泉に移り住んだのは、どういう理由からなんでしょう?
たかはしさん:夫が実家のお寺を継ぐことになったからなんです。最初は交通の便が悪くて不安でしたが、海がなくて雪の降らないところで育ったので、新潟での暮らしはとても新鮮でしたね。
――でも、友達のいない土地で暮らすのは心細かったでしょう。
たかはしさん:義母がお友達でした(笑)。雪が積もったときは一緒にかまくらをつくって、そのなかで宴会を開いたり、ソリで遊んだりしたんですよ。義母の参加しているフラダンスサークルに入会したことでお友達も増えました。ネットワークの広い義母からいろいろな人を紹介してもらったので、知り合いが増えて有難かったですね。
――とてもいいお友達ですね(笑)
たかはしさん:今は、以前の私と同じように心細い思いを抱えた人の力になりたくて、母子保健推進員として子育て支援の活動をしているんです。他にものびのび学習教室「寺子屋」で子どもに勉強やイラストを教えたりしています。いつか子育て支援と連携して、絵を生かした取り組みができたら嬉しいですね。
――実現するといいですね。他にもやってみたいことってあるんですか?
たかはしさん:子どもの似顔絵を描くのが好きだったんですけど、おじいちゃん、おばあちゃんの似顔絵を描いたときも楽しかったので、デイサービスやショートステイを回ってみたいです。あと10年ぶりに個展やグループ展を開いてみたいですね。タヒチアンダンスも極めて、踊れる画家を目指したいです(笑)

たかはし みほ
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