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昼は洋食ランチ、夜は串揚げがカジュアルに楽しめる「AMG Kitchen」。

女性を中心に人気を集めるお洒落なダイニングキッチン、秋葉区の「AMG Kitchen(エーエムジーキッチン)」。こちらのお店では、昨年末から夜の営業に「創作串揚げ」が登場したのだとか。早速オーナーの林さんを訪ね、お店のこだわりや串揚げのおすすめをいろいろ聞いてきました。

 

 

株式会社SEC

林 孝志 Takashi Hayashi

1966年五泉市生まれ。上京後、医療用品の卸売業から飲食業に転身。1990年に新潟に戻ってフランチャイズの焼き鳥店をはじめる。1996年に独立し「浅草生粋」「ちゃき家」「秋葉鳥金」などの焼き鳥店を経営。2016年に「AMG Kitchen」をオープン。趣味のゴルフやスノボは20代から続けている。

 

焼き鳥屋さんがはじめた、ダイニングキッチン。

——「AMG Kitchen」を営業しているのは、林さんが経営されている会社なんですね。

林さん:「株式会社SEC」といって、秋葉区を中心に飲食店を展開したり、イベントの企画や出店をおこなったりしている会社です。飲食店から発信できるすべての可能性にチャレンジしています。

 

——「AMG Kitchen」の他に「鳥金」というお店もやられているんですね。

林さん:備長炭を使った炭火焼き鳥と鳥鍋のお店で、「AMG Kitchen」の敷地内とJR新潟駅前にあるんです。JR新津駅前では「とりきんの唐揚げ」というテイクアウトの唐揚げ専門店もやっています。

 

——いろいろとやってらっしゃいますけど、焼き鳥をメインに、鶏肉料理のお店が多いんですね。

林さん:僕はもともと焼き鳥店をやってきたんですよ。

 

——あ、そうだったんですね。どういういきさつで焼き鳥屋さんを?

林さん:最初は東京にある医療用品の卸売企業で営業をやっていたんですけど、自分には合わないと感じて1年で辞めました。その後にアルバイトで働いた鉄板焼きの店で、飲食業の面白さを知ったんです。

 

 

——飲食業のどんなところに面白さを感じたんですか?

林さん:自分の作った料理を「美味しい」と喜んでいただけるのが嬉しかったですね。渋谷という立地もあって、有名人や芸能人にもたくさん会えたしね(笑)

 

——飲食業のなかでも焼き鳥屋さんに興味を持ったのは、何かきっかけがあったんでしょうか?

林さん:焼き鳥のフランチャイズチェーンを経営している社長の著書を読んだことで、その商売哲学に感銘を受けて、僕も独立して商売をしたいと思うようになったんです。そこで、その社長が経営するフランチャイズチェーンで修業しました。

 

 

——じゃあ、その後は独立を?

林さん:最初は資金面の心配もあって、フランチャイズチェーンの店舗を借りるかたちで焼き鳥店をはじめたんです。バブル景気の頃だったので、めちゃめちゃ儲かりましたね。そこで今度は独立して、JR新津駅前に「浅草生粋」という焼き鳥店をオープンしました。

 

——そのお店が「鳥金」の前身になるんですね。

林さん:そうですね。「ちゃき家」という店を経て「鳥金」をはじめました。

 

——ずっと焼き鳥屋さんをやられてきた林さんが、「AMG Kitchen」をはじめたのはどうしてなんですか?

林さん:ずっと夜営業の飲食店をやってきたので、ランチ営業の飲食店にもチャレンジしてみたかったんですよ。

 

昼と夜でメニューが変わる二毛作スタイル。

——とても開放感のあるお店ですけど、内装のコンセプトはあるんでしょうか。

林さん:結構バラバラなんですよね(笑)。アウトドア風のテラスもあれば、ブルックリン風のスペースもあるし、北欧風の2階席もあります。お客様それぞれが、自分好みの空間を楽しんでくださったらと思っています。

 

——席によっていろんな雰囲気が楽しめるんですね。お料理はどんなものがありますか?

林さん:オープンした当初は、バーベキューみたいに備長炭で焼いた肉料理を提供していたんです。でも炭火焼っていうのはかなりの技術が必要なので、調理する人間によって出来が大きく変わってきちゃうんですよ。そこでスキレットを使った料理に変えたんです。今は、ランチタイムはカレー、ハンバーグ、パスタといった洋食メニューをお楽しみいただけますし、昨年の12月から、夜は串揚げでお酒を楽しんでいただけるお店として営業しています。

 

 

——昼と夜ではまったく違ったお店になるんですね。

林さん:ランチタイムは多くのお客様に来ていただけるんですけど、立地のせいか夜に利用してくださるお客様が少なかったんです。そこでもっとお酒を楽しんでいただけるお店にしようと思ったのと、男性のお客様にもっとご来店いただこうということで、串揚げをメインにしました。焼き鳥を調理してきたスタッフが作っているので、串打ちはお手の物なんです。

 

——確かに、同じ串を使った料理ですもんね(笑)。メニューを見てみると珍しい串揚げも多いようですね。

林さん:串揚げをカジュアルに楽しんでいただきたいので、バラエティー豊かな創作串揚げをご用意しています。殻ごと揚げた「天使の海老」や食感の楽しい「子持ち昆布あられ揚げ」、食パンに海老のすり身を塗って揚げた「海老パン」は人気がありますね。「出汁巻き玉子」「大根おでんと肉味噌」も食べてみてほしいです。串揚げ以外では、もともと夜メニューとして人気のあった「チゲ鍋」がおすすめですね。

 

 

——どれも気になります。串揚げはどんなところにこだわっているんですか?

林さん:シンプルなものだけに素材にはこだわっていますね。地元の新鮮な食材を使って、季節感を取り入れた串揚げをご提供しています。自家栽培した野菜や、自分で採ってきた山菜を使うこともあります(笑)

 

——串揚げメインの夜営業をはじめて3ヶ月が経とうとしていますが、調子の方はいかがですか?

林さん:串揚げメインの夜営業はまだ認知していただけていないので、もっと多くのお客様からご来店いただきたいです。そのためにも、来月開催する周年祭のタイミングでアピールできたらと思っています。

 

——たくさんの人に知ってもらえたらいいですね。

林さん:キッチンカーを使ってフライドポテトの販売もおこなっているので、そちらでもお店のアピールをしていくつもりですし、新しい食の世界を広げていけたらいいですね。

 

 

 

AMG Kitchen

新潟市秋葉区南町72-4

0250-21-7022

11:00-15:30/17:00-22:00(金曜・祝前日は23:00まで、土日曜は11:00-23:00)

水曜休(祝日・祝前日の場合は営業)

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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