キッチンを暮らしの中心に「キッチンインテリアショップKiKi」。
ものづくり
2022.07.17
今年5月に西区小針にオープンした「キッチンインテリアショップKiKi」。オーダーキッチンやインテリア雑貨を始めとし、オーダー家具やカーテンなど、素敵な暮らしのヒントがたくさん詰まったお店です。今回はインテリアコーディネーターでスタッフのリーベンスさんに、お店づくりのこだわりやキッチンを中心とした家づくりについてなど、いろいろお聞きしてきました。

キッチンインテリアショップKiKi
Kayoko Ribbens リーベンス 香世子
1971年柏崎市生まれ。インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級。
キッチンは、暮らしのまんなか。
――まずはお店のコンセプトなど教えてください。
リーベンスさん:「KiKi」は「キッチンは暮らしのまんなか」をテーマに、オーダーキッチンやインテリアを販売しています。母体が建築住宅販売会社で、1棟1棟お客様と打ち合わせをして家づくりをしているため、社内には設計担当者がたくさんいるんですよ。これまでもキッチンや家具など、お客様のご要望を伺いながら、デザインにこだわりを持って設計してきました。
――キッチンや家具の設計をされているんですね。
リーベンスさん:今までは出来上がったものを皆様に見てもらう機会って、オープンハウスくらいだったんですけど、もっと幅広く見せていきたいという代表の想いもあって、こういったかたちの店舗をオープンすることになりました。本社には家具工場が併設されていて、家具などはそこの職人が作っているんです。
――ちなみにリーベンスさんは入社されてどれくらいなんですか?
リーベンスさん:入社5年目です。ずっと住宅設計をしていましたが、この春からはKiKiのお店作りに専念しています。

――お店にはどんなメンバーが?
リーベンスさん:設計が2名、営業が2名、広報担当1名と運営の私、計6名です。みんな今まで住宅を作ってきているメンバーなので、キッチンだけでなく家具、間取り、資金など、家づくりのことなら幅広くご相談いただけますよ。
――先ほどお店作りとおっしゃいましたが、オープンにあたってまずどんなことから始めたんですか?
リーベンスさん:まず「キッチンをたくさん置きたい」っていうことがあって、若手の設計担当者にそれぞれキッチンを設計してもらいました。私もひとつ設計して、今度は「それぞれのキッチンをどう配置して見せていこう」っていうところを考えました。そうすると今度は「キッチンまわりを彩るものもいるよね」ってことで、雑貨をやった方がいいんじゃないかって話になったり、ちょうどお向かいさんがカプセルトイ(ガチャポン)の問屋さんなので「コラボをやってみようか」とか、そういう感じでどんどんアイディアを広げながらお店づくりをしていきました。
値札がついているから、オーダーでもだいたいの予算を把握できる。
――実際にいろんなデザインのキッチンを見られるのは楽しいです。
リーベンスさん:各ブースはそれぞれの設計担当者が考えたものをかたちにしています。それぞれに個性があってまったく違うものが並んでいると思います。オーダーメイドの制作になりますが、すべてのキッチンには値札がついているので、お客様はだいたいの予算を把握することができます。

――値札がついていると安心感ありますね。
リーベンスさん:オーダーメイドって金額感がベールに包まれすぎているので、何十万円なのか何百万円なのかも分からないですよね(笑)。まずその最初の不安をなくすようにしたいなって思って表示しています。金額感が合うと感じたらご相談いただけばよいし、雑貨だけ見て帰ることもできるので、気軽に足を運んでいただける場所になっていると思います。
――実際にモノを見ながら話をするとアイディアも広がりそうですね。
リーベンスさん:そうですね。それでアイディアを自由に変更できるのがオーダーメイドの強みですね。例えば「ここの扉いらないよ」ってなればその分安くできたり、「ここは引き出しじゃなくて扉がいい」とかちょっとアレンジしたくなる方が多いです。しっかりと事前にイメージが確立している方であれば、設計担当者と相談しながら理想のキッチンに落とし込めます。逆にイメージがふわっとしている方でも、実際にデザインされたキッチンを見ることで、「自分だったらこうしたい」っていうのが出てきやすくなるので、実物があるっていうのはいいですね。どちらにしてもご相談いただきながら一緒に作り上げていくイメージでやっています。
価値観やライフスタイルでキッチンの可能性も広がる。
――理想の既製品を見つけるのってけっこう大変ですよね。
リーベンスさん:既製品だと考えられ過ぎていて、「何をどこに入れましょう」みたいにそれぞれの用途が決められていることが多いですよね。でももっとざっくりの方がいいっていう方もいたり、扉なんてなくていいから見せる収納にしたいという方もいます。オーダーなら価値観やライフスタイルに合ったアイデアでいろいろな可能性が広がっています。

――キッチンを中心に考えるライフスタイルというのもありますよね。
リーベンスさん:お家を作るときにリビングに重きを置かれる方が多いんですけど、実際にお家の中で家族が集まりやすいのってキッチンやダイニングだったりすると思うんです。例えばリビングにあるソファにしても、家族全員がひとつのソファに座っている状況ってあんまりないですよね。だからキッチンを中心にして、家族みんながもっと集まりやすくなるようにしたいです。
――中には見たことないような発想のキッチンもありますね。
リーベンスさん:そこの部屋っぽくクローズになっているキッチンは、実際にお客様のご要望があって作ったものです。すごくいい雰囲気にできたので再現して展示しています。しっかり集中してお料理したいっていう方だったりとか、自分で動画撮って配信している方とか、ひとくちにキッチンと言っても、そういう自分にふさわしいかたちがあっていいと思うんです。必ずしもリビングを向いているキッチンでなくても、いい景色があれば窓辺を向いているキッチンもありだなって思いますし。あとは人を呼びたいから周りに人が集まりやすいキッチンがいいな、とか。

見に来るだけでなく、理想を話しにきてほしい。
――なるほど。ただ料理をする場所、ということでなく、キッチンを含めた暮らし方全体の提案をしているんですね。
リーベンスさん:私たちは「オリジナルキッチン」としか呼んでいないですけど、確かに暮らしそのもののご提案につながる部分は大きいです。ただキッチンを見せて「ここがこうなってます」というのではなく、お話していくうえでどんどん気づいていくことがあると思うんです。そういったことを接客を通してお客様に気づいていただけるような店でありたいと思っています。なので、説明を聞きにいくショールームではなくて、逆にお客様のご要望を説明しに来て欲しい場所なんです。お客様が何に困っていて、どんなものが欲しいのか、今すぐお家を建てる予定がなくてもいいですし、何度も足を運んでいただきたいです。

――いろんなキッチンを眺めながら、家づくりのイメージを膨らませに来る場所。
リーベンスさん:雑貨とかはシーズンごとに変わりますし、スタッフも順番にお店にいたりいなかったりすると思うので、いろんなスタッフと話してもらうのもいいと思います。なのでお声がけはたくさんさせてもらいますけど、接客が必要なければ「見ているだけです」って言ってもらえれば大丈夫です(笑)。まだオープンして1ヵ月弱なんですけど、いろいろこだわりを持ってご要望をくださるお客様の多さに驚いています。
――今後はどんなお店にしていきたいですか?
リーベンスさん:通りすがりに寄っていただいたり、SNSを見て来てくださる方が多いですが、一度来て終わりではなく何度でも来たくなるようなお店作りがしたいです。今後はイベントも企画する予定なので、是非SNSをフォローをしてチェックをしていただけると嬉しいです。
キッチンインテリアショップKiKi
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
Advertisement
関連記事
ものづくり
愛らしい表情にほっこり癒される、「かんだあきら」の羊毛フェルト。
2025.06.21
ものづくり
アクセサリーとリメイク古着。沼垂テラスの楽しいお店「nemon」。
2022.02.16
ものづくり
シンプルで美しいフォルムを生み出す、陶芸家の「後藤奈々」さん。
2024.08.25
ものづくり
服作家「SAGE**」が仕立てる、思いやりと愛情の詰まった服。
2024.10.21
ものづくり
「宮尾酒造」が創業200年を機に乗り出す、新ブランドと純米大吟醸。
2021.04.10
ものづくり
発想を「買う」から「作る」へ。みんなのワークスペース「fabs market」。
2020.12.07
新しい記事
カルチャー
楽しいときは、跳ねたっていいよね。
心が動く道草場「絵本テントすだち」
2026.06.14
食べる
基本を大切に変わらず続けてきた
「らーめん麺華」のうま煮ラーメン。
2026.06.13
食べる
花が咲く場所で会えるかも⁉
炭火焙煎コーヒーの「珈琲工房うた」
2026.06.12
ものづくり
安田瓦の優れた魅力を広く伝える
「にいがた瓦館 かわらティエ」
2026.06.11
食べる
パンづくりが好きだから続けられた。
長岡「moko bread」の桑原さん。
2026.06.10
イエとヒト。リノベーション
イエとヒト。Renovation #1 暮らしの記憶を宿し、「庭を愛でる旅館」へと仕立て直した家。
PR | 2026.06.10


