新発田の商店街に登場した台湾風カフェ「小泉水果店」。
カフェ
2024.08.13
夏の暑い日は冷たいドリンクやスイーツでクールダウンしたいですよね。新発田の「神明マーケット」にオープンした「小泉水果店(こいずみすいかてん)」では、台湾で人気のドリンクやスイーツを楽しむことができます。台湾ムードいっぱいのお店にお邪魔して、オーナーの松木さんから台湾メニューの魅力を聞いてきました。


小泉水果店
松木 泉 Izumi Matsuki
1988年山形県生まれ。宮城県の大学で中国語を学び、2010年より台湾の語学塾で日本語を教える。帰国後は山形県の蔵王温泉にあるホテルや台湾居酒屋で働き、結婚を機に移住した新発田市で2024年に「小泉水果店」をオープンする。カフェ巡りやドライブが好き。
「小泉水菓店」のルーツは台湾での生活。
——お店に入った途端、新発田から台湾に来たような錯覚を起こします(笑)
松木さん:ありがとうございます(笑)。4年半くらい台湾で暮らしていたので、自分の住まいや通っていたお店を参考に内装を考えました。

——松木さんは台湾に住んでいたことがあるんですね。
松木さん:台南で日本語を教えていたんです。台北が東京だとすれば、台南は新発田みたいな土地でしたね(笑)。のんびりしている人が多くて、おおらかで何でも受け入れてくれるんです。一日中食事をしている印象もあります。
——ずっと食べているっていうことですか?
松木さん:朝ごはんを外食する文化があるので、早朝から営業しているお店が多いんです。日本でいう「モーニング営業」みたいな。あと「宵夜(シャオイエ)」という夜食を食べる習慣もあって、そのための夜市もたくさんあります。そのせいか、食べ物がとっても美味しいんですよ。
——食へのこだわりが強いんでしょうか。
松木さん:そうかもしれませんね。砂糖を多く使うので、日本と比べて甘い料理が多いのも特徴ですね。お味噌汁やペットボトル入りのお茶にも砂糖が使われているんです。
——生活していたら太りそうな環境ですね(笑)。他にも日本との違いを感じたことってありましたか?
松木さん:「今日を生きるエネルギー」みたいなものを強く感じましたね。とにかく生きることに必死なんです。市場を歩いていても売り込むパワーが激しくて、活気がすごいんですよ。とても刺激を受けましたね。

——日本に帰国したのはどうしてなんですか?
松木さん:台湾に渡った1年後に東日本大震災が起こったんです。すぐに山形の実家へ連絡をしたんですけど、なかなか連絡がつかなくてとても心配したんですよね。幸い家族は無事だったんですけど、何かあったときのために家族の近くで暮らした方がいいなと思っていたんですよ。
——帰国してからはどんな仕事をしていたんでしょうか?
松木さん:山形の蔵王温泉にあるホテルでフロントスタッフとして働いた後、カフェをオープンするために台湾居酒屋で勉強させてもらいました。それから結婚を機に退職して、夫の地元・新発田で暮らすことになったんです。

台湾の味や雰囲気を楽しんでほしい。
——「小泉水果店」をはじめるにあたって、どんなお店にしようと思いました?
松木さん:私の経験してきたことを生かして、台湾の文化を新潟の人たちに知っていただけるような店にしたかったですね。

——そういった理由から、内装でも台湾を再現しているんですね。
松木さん:台湾でよく使われている色を再現しています。深緑は古民家に多い色ですし、朱色はお寺の外壁によく使われているんです。台湾にはお寺の敷地で営業しているカフェや居酒屋が多いんですけど、うちもたまたま神明宮のお隣で営業しているので雰囲気が似ているなと思っています(笑)
——なるほど(笑)。メニューにはどんなものを用意しているんでしょうか?
松木さん:フルーツジュースやタピオカミルクティー、朝ごはんの定番メニュー「蛋餅(ダンピン)」といった、台湾ではおなじみのメニューをご用意しています。
——馴染みのあるものから、あまり聞き慣れないものまでありますね。人気メニューはどれなんですか?
松木さん:「豆花(ドウファ)」という、豆腐を使ったあんみつみたいなメニューが人気ですね。これを食べるためにわざわざ来てくれるお客様も多いんですよ。新潟では食べられるお店も少ないんじゃないでしょうか。

——他ではなかなか食べられないようなメニューも多いんでしょうか?
松木さん:「山査子(サンザシ)」を使ったドリンクですね。ポリフェノールや鉄分を多く含んでいるので、貧血の改善やイライラを抑えるのに効果があるといわれています。召し上がった妊婦さんからは「これを飲んで頭がスッキリした」と喜んでいただけました。
——私みたいに台湾の文化に詳しくない人間からすると、名前だけではどんなフードやドリンクか想像もつかないんですけど……。
松木さん:そうですよね。ですから誰にでもわかりやすく、メニューにはできるだけ写真をお付けして、どんな商品なのか詳しく説明しているんです。もちろんご質問いただければ、丁寧にお答えいたします。ぜひ台湾の食文化をお楽しみいただきたいですね。
——おおっ、これなら安心して注文できますね。どれも美味しそうです。フードやドリンクを調理するときのこだわりがあったら教えてください。
松木さん:高い食材を使うよりも、私が台湾で食べてきた味や見た目をそのまま再現することに力を入れています。ぜひ台湾の味はもちろん、文化や風習、雰囲気を「小泉水果店」で楽しんでいただけたら嬉しいですね。

小泉水果店
新発田市大手町1-5-2 神明マーケットC
12:00-18:00
火金曜休
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