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カフェだけど、花屋さん。地元野菜が美味しい「なごみ庵 花茶花茶」。

店頭でたくさんのお花を売っている、花屋のようなカフェ。

新潟市西蒲区にたくさんの花々に囲まれたカフェがあります。「なごみ庵 花茶花茶(かちゃかちゃ)」。置いてある鉢植えに値札がつけられているところを見ると、どうやら販売されているようです。ここはお花屋さん?それともカフェ? どうしてカフェで花を売っているんでしょうか? 今回はオーナーの西屋さんに「なごみ庵 花茶花茶」がどんなお店なのか聞いてきました。

 

 

なごみ庵 花茶花茶

西屋 順子 Junko Nishiya

1966年新潟市東区生まれ。新潟市でOLを経験後、長野県白馬村のペンションで働きながらオフシーズンには花屋でアルバイト。新潟に帰ってからも花屋で働き、2000年から花の移動販売「花工房スコップ」をスタート。2009年にはカフェ「なごみ庵 花茶花茶」をオープン。2013年より現在の場所で営業を始める。グリーンアドバイザー、初級園芸福祉士の資格を持つ。御朱印集めが趣味で神社に詳しい。

 

花屋になったきっかけは、白馬村でのアルバイトとフラワーアレンジメント教室。

——今日はよろしくお願いします。入り口のところにたくさん花が売られてましたけど、カフェをやりながら花も育てているんですか?

西屋さん:私は「花工房スコップ」という屋号で、お庭に木や花を植えたりするガーデナーもやってるんです。グリーンアドバイザーや初級園芸福祉士の資格も持っています。

 

——カフェのオーナーだけじゃなくて、花屋さんでもあったんですね。花屋さんをはじめるまでのお話を聞かせてください。

西屋さん:私は、20歳を過ぎた頃、長野県の白馬村のペンションで働いていたんです。そのとき、オフシーズンに花屋でアルバイトをしてました。その後、新潟に帰ってきてOLをやりながらフラワーアレンジメント教室に通ったんです。そのときに知り合った花屋の奥さんから頼まれて、日曜だけ花屋の店番をするようになって、そのまま花屋さんに就職しました。それが私の花屋デビューでした。

 

——そこからご自分で花屋さんを始めたのはどうしてなんですか?

西屋さん:出産を機にその花屋を辞めたんですけど、そのとき、「大変な仕事だからもう2度と花屋はやらないことにしよう」と思ったんです。でもやっぱり花が好きだったので別な花屋で働くことになって、そこで働いているうちに今度はだんだんと「自分の選んだ好きな花を売りたい」って思うようになっていきました。そんな矢先に、園芸雑誌で、横浜の主婦が自宅で花屋をやっているのを見て、これだったら自分にもできるんじゃないかって思ったんです。そこで2000年から「花工房スコップ」として、車に花を積んで回って、売ったり庭に花を植えたりする移動販売を始めたんです。

 

地元野菜が美味しく食べられる、人が集まる場所にしたい。

——なるほど。では、花屋さんをやりながらカフェを始めたのはどうしてなんですか?

西屋さん:昔からケーキ作りが好きで、喫茶店をやってみたかったんですよ。花の植え替えをさせてもらっていた喫茶店が閉店することになって、店舗を引き継いでほしいというお話をいただいて、2009年からカフェも始めることになりました。「なごみ庵 花茶花茶」という店名は、私が白馬村でアルバイトしていた花屋の系列店だったドライフラワーの店名を、許可をいただいて使わせてもらったものです。そのお店は「花茶々々」という表記の店名だったんですが、ある人から画数が悪いといわれたので(笑)、「花茶花茶」という表記に変えました。カフェをオープンしても花屋も続けていきたかったので、カフェの定休日には引き続き花屋もやってるんです。

 

——カフェと花屋の掛け持ちは大変そうですね。。最初からこの場所で営業してるんですか?

西屋さん:2度移転しています。2度目の移転を考えていたときに、建築屋さんとコラボしてみたら面白いんじゃないかって思ったんです。偶然知り合った三島建築の社長と意気投合して、三島建築さんもちょうど事務所を建てようと思っていたときで、人がたくさん集まるような場所にしたかったらしいんです。そこで複合施設のようなスペースとしてこの空間ができて。「なごみ庵 花茶花茶」のほかにも、ムエタイジム、ハーブテントサロンと次々に増えていったんです。

 

——ではカフェのお話を詳しくお聞きします。「なごみ庵 花茶花茶」はどんな気持ちで始めたんでしょうか?

西屋さん:まず人が集まれる場所にしたかったんですね。だから店の奥にはフリースペースがあって、お店を持ってないけど営業してみたい人向けのスペースのレンタルをしています。あと地元野菜の美味しい食べ方を知ってほしいっていう思いがありましたね。

 

素材の美味しさを知ってほしい。だから味付けはシンプルに。

——料理はどんなことにこだわって作っていますか?

西屋さん:とにかく素材の美味しさを知ってほしいので、最低限の味付けで素材の味を引き立てるように作っています。調味料をできるだけ使わずにシンプルな味付けを心がけていますね。

 

 

——素材本来の味を大事にしてるんですね。おすすめ料理を教えてください。

西屋さん:オープン当初からずっと定番で続いているのは「かぼちゃのチーズケーキ」です。春にはさくら、秋にはイチジクを使った季節限定の米粉シフォンも人気がありますね。「日替わりランチ」もやっています。これは、前のお店が役場の近くにあったので、毎日食べに来てくれるお客様が飽きないように日替わりで始めたものです。曜日で変えちゃうとその日しか食べに来れない人が同じランチばかり食べることになってしまうので、曜日に関係なく毎回違った日替わりにしています。

 

いろいろな人と出会えるゲストハウスを始めてみたい。

——ところで、今後やってみたいことってありますか?

西屋さん:まだ全然具体的に考えてはいないんですけど、ゲストハウスをやってみたいんです。以前経験した白馬村のペンションでのアルバイトがとっても楽しかったし、私も人と会ったり話したりするのが大好きなので、ペンションは無理でもゲストハウスならできるんじゃないかって思ってるんですよね。

 

 

休日にはガーデナーをやりながらカフェを営業している西屋さん。多くの人が集まれる場所にしたいと、地元の美味しい野菜や果物を使ってランチやスイーツを提供しています。お店の中には園芸の本が並び、お客さんからの園芸の相談にも乗ってくれます。これからの季節は窓のすぐ外にある桜の花が綺麗で、夜にはライトアップもされるそうです。自慢の夜桜を見ながら、美味しい野菜や果物を使った料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

 

なごみ庵 花茶花茶

〒953-0066 新潟県新潟市西蒲区安尻43

090-4627-5604

11:00-17:00/18:00-21:00

木曜金曜休

 

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