新館長を迎えて生まれ変わる
これからの「ラポルテ五泉」
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2026.06.04
五泉市にある「ラポルテ五泉」。交流拠点複合施設として週末は多くの人で賑わっています。その「ラポルテ五泉」が、今年の4月に新館長を迎え、リニューアルしていたのをご存知でしょうか。新館長の佐々木さんは、新潟を代表するご当地キャラクターにも関わっていた人物なんです。そのキャラクターとは……?
佐々木 謙一
Kenichi Sasaki(ラポルテ五泉)
1955年新潟市中央区生まれ。大学卒業後は新潟に戻り株式会社タカヨシに入社し、定年まで勤め上げる。2015年に「Nキャラネット」を立ち上げ、2020年には株式会社ディモルギアの設立と共に籍を移す。2025年からは株式会社エヌエスアイに入社し、2026年より「ラポルテ五泉」の館長に就任する。趣味はブラックバス釣りとアルビレックス新潟の応援。
「ラポルテ五泉」の新館長は
「レルヒさん」の生みの親?
――「ラポルテ五泉」の館長に就任する以前は、どんな仕事をされていたんですか?
佐々木さん:大学を卒業して新潟に帰ってきてからは、定年まで印刷会社に勤めてきました。
――ずっと同じ会社で勤め上げたんですか。すごいですね。
佐々木さん:その代わり会社のなかで、好きなことばかりやっていたからね。ただ、それがいい結果を生んだこともあるんですよ。
――というと?
佐々木さん:印刷業だけでやっていくのは将来難しくなるだろうと思っていたし、新しいことに挑戦するのが好きだったから、早いうちからWEBやイベント、マーケティング、グッズ、動画といろいろなことをやっていたんです。他にも会社があまり手をつけていないかった新潟県庁や官公庁を営業して回りました。おかげで新潟県からの仕事をたくさん受注できるようになったんですよ。
――新潟県のPRキャラクター「レルヒさん」の誕生にも関わっているとか。
佐々木さん:日本にスキーが伝来して100周年を迎えるときに、新潟県がロゴマークのコンペをおこなったんですけど、ロゴマークだけでは注目されないだろうと思ったので、キャラクター案も一緒に提案したら採用されたんです。
――それが「レルヒさん」だったんですね。
佐々木さん:ちょうどご当地キャラクターがブームになりはじめていた頃だったので、他のキャラクターに埋もれてしまわないようにインパクトを重視して、シュールな顔つきに、背を高くして明るい黄色を使ったんです。ただ、スキーはできるようにバランスには気をつけましたね。
――インパクトでは、最強クラスじゃないでしょうか。
佐々木さん:そのおかげで、テレビのバラエティ番組やCMからお声がけいただいて、新潟県内だけではなく全国的に知名度が広がりました。ありがたかったですね。

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ご当地キャラクターのネットワーク
「Nキャラネット」を立ち上げる。
――2015年からは「地域ブランドキャラクターラボ」通称「Nキャラネット」を立ち上げますよね。
佐々木さん:「レルヒさん」の担当者が県外へ異動することになって管理運営を任されることになったので、ついでに新潟県内のご当地キャラクターをまとめる組織をつくりました。ゆるキャラブームでイベント出演の機会は増えているのに、窓口はバラバラだから出演依頼をするイベント主催者も大変だったんですよ。
――「Nキャラネット」のおかげで、一括してご当地キャラクターへのイベント依頼ができるようになったわけですね。
佐々木さん:そういうことです。その他にも、アクターやアテンドの手配、イベント企画、グッズ製作の相談にも乗っていました。新潟ではご当地キャラクターをメインにしたイベントがなかったから、湯沢町の苗場プリンスホテルとタイアップしたキャラクターイベントを開催したり、新潟伊勢丹で開催された「NIIGATA越品」とご当地キャラクターを絡めた企画をやったんです。
――新潟のご当地キャラクター界に、大きな業績を残したんですね。
佐々木さん:でも、ご当地キャラクターってお金にならないんだよ(笑)。だから補助金を使いながら運営を続けていたんです。その後、イベント企画の経験を買われたのか、会社が新しく立ち上げた企画デザインやイベント運営をする子会社で働くことになりました。
――そちらの会社でもご当地キャラクターのイベントを?
佐々木さん:NASPAニューオータニや朱鷺メッセにご当地キャラクターを集めてイベントを開催しましたね。


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五泉にこだわった商品やメニューで
生まれ変わった「ラポルテ五泉」。
――今年から五泉市の交流型複合施設「ラポルテ五泉」の館長に就任されました。そのいきさつを教えてください。
佐々木さん:印刷会社を定年退職して、昨年から「株式会社 エヌエスアイ」でお世話になることになったんだけど、「『ラポルテ五泉』の指定管理をすることになったので館長を任せたい」と言われたんです。3月31日までは前の管理者が運営していて、その後は産直ショップの商品がすべて引き上げられるから空になるんですよ。それを4月4日の再オープンまでに営業できるよう準備しなければならなかったから、本当に大変でしたね(笑)
――産直ショップの商品もリニューアルしたんでしょうか?
佐々木さん:五泉市内と新潟県内の商品にしぼりました。カフェのメニューも五泉の食材を使ったものにリニューアルして、五泉の生産者や店舗、企業とコラボした「五泉のいいとこどり」をしたメニューになっています。もちろん、五泉の食材を使うだけじゃなくて、美味しいメニューにしたかったから料理家の佐藤智香子さんに監修をお願いしたんです。
――地元に根ざした施設へとリニューアルしたんですね。では、これからの目標を教えてください。
佐々木さん:より多くの人が訪れる場所にしていきたいですね。休日に行くところがなくても、「ラポルテ五泉」に行けば何か面白いことをやっていると思って足を運んでもらえるような。一度訪れたらまた訪れたくなるような場所になったらいいなと思っています。今後は交流人口を増やしていきたいので、若い年代の方に向けたイベントも増やしていきたいですね。
――例えばどのような?
佐々木さん:五泉に新しいカルチャーをつくりたいと思っているんです。スタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』で監督を務めた近藤喜文さんをはじめ、『機動戦士Gundum GQuuuuuuX』監督の鶴巻和哉さん、『ミクロマン』『伝説巨神イデオン』メカニックデザイナーの樋口雄一さんなど、五泉出身のクリエーターって多いんですよ。
――近藤喜文さん以外は初耳でした。
佐々木さん:地元でも知らない人は多いんじゃないかな。そうしたクリエーターにまつわるイベントを企画したり、五泉を舞台にしたアニメ作品をつくったりできたらいいなと考えているんです。
――実現できるといいですね。
佐々木さん:私の座右の銘は「なるようにしかならないさ。沈む夕日もまた昇る」ですから(笑)。キャッチフレーズは「永遠の中二病」なんです。
――だから、いつまでもお若いんですね(笑)


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