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白山朝市場にワッフルと駄菓子の店「ワロンのきつね」登場。

JR越後線白山駅そばにある「白山朝市場」は、採りたての新鮮な野菜や美味しい漬物などを求める人たちで賑わう昔からの市場です。また学校町通りへの通り道でもあり、朝夕は多くの高校生や大学生が歩く場所です。そんな白山朝市場に、駄菓子屋さんが登場しました。それもワッフルや輸入菓子まで売っている、ちょっと新しいタイプの駄菓子屋さん。なぜこの場所に駄菓子屋をオープンしたのでしょうか。店長の臼田さんにお話を聞いてきました。

 

 

ワロンのきつね

臼田 保孝 Yasutaka Usuda

1973年新潟市西蒲区生まれ。新潟市にあるパソコン関係の専門学校を卒業後、新潟駅前の飲食店グループに就職する。2020年に退職し、合同会社万代トレードに入社。会社の経営する弁当店「新潟みず穂」と兼任して「ワロンのきつね」店長となる。

 

どうして白山朝市場で駄菓子屋をオープンしたの?

——「ワロンのきつね」ってどんなお店なんですか?

臼田さん:ベルギーワッフルをはじめ、駄菓子や輸入菓子を売っているお店です。そのうちクッキーやフライドポテトも始めたいと思っているんですよ。

 

——ほう、いろいろ扱うんですね。その取り合わせって、どのようにして決まったんですか?

臼田さん:ここは白山駅から学校町へと続く道沿いにあるので、高校生とか大学生とかがたくさん通るんですよ。だからワッフルみたいな、歩きながらでも食べられるスイーツを考えたんです。あと周辺には小学校や中学校も多いんですけど、子どもの遊び場が少ないということで、「子どもたちが遊べる場所」として駄菓子屋があったらいいなって思ったんです。輸入菓子は市場を訪れる年配のお客様とか、子どもと一緒に来るお母さんに、お茶請けとして買ってほしいですね。

 

——統一感がないように思いましたけど、なるほど、この場所ならではの取り合わせだったんですね。でも、どうして白山朝市場でお店をやろうと思ったんですか?

臼田さん:白山朝市場って、朝は年配のお客様で賑わっているんですけど、その他の時間はほとんど誰もいないんですよ。せっかくいい場所にあるのにもったいないって思ったんです。もっと若い人やファミリーが来てくれて、この場所が活性化してくれたらいいなと思って店をオープンすることにしました。

 

 

——確かに駅も近いし、学生をはじめたくさんの人が通りますもんね。ところで「ワロンのきつね」っていう店名にはどんな意味があるんですか?

臼田さん:うちで売っているベルギーワッフルは、ベルギーのワロン地方が発祥地なんですよ。あちらの童話にはきつねがよく出てきますし、ワッフルのこんがり焼けたきつね色も連想できるので「ワロンのきつね」っていう店名にしました。たくさんの人から親しまれる名前になってほしいですね。

 

——お店にぴったりな可愛い名前ですよね。プレオープンをしてみて反応はどうですか?

臼田さん:思っていた以上に反応はいいですね。特に子どもたちのお母さん方から喜んでいただいています。小学生や高校生、主婦、年配の方といった幅広い方々にお越しいただいていますね。

 

ワッフルのこだわりや、おすすめのお菓子。

——ベルギーワッフルはこちらで作っているんですか?

臼田さん:はい。私が担当しています。最初はオーソドックスなレシピに沿って何パターンか試作してみて、試食を繰り返しながら改良していきました。今のワッフルを開発するのに半年はかかりましたね。

 

——おお、意外とと言っては失礼ですけど、時間をかけて完成したものなんですね。作る上で難しいところはあるんでしょうか?

臼田さん:そのときの気温や湿度によって、生地を練る時間、発酵させる時間、焼くときの温度がすべて変わってきちゃうから、その感覚をつかむまでは苦労しました。最後に必ず手ごねして、生地の弾力を大切にするようにこだわって作っています。

 

 

——駄菓子や輸入菓子も種類が豊富ですよね。これって選ぶ基準があるんでしょうか?

臼田さん:駄菓子は自分たちが子どもの頃好きだったものとか、子ども達に人気があるものとかを選んでますね。輸入菓子もスタッフがおすすめしたいもの、主婦に人気のあるものを選ぶようにしています。安いものから高級なものまで幅広いお菓子を用意してますので、選ぶ楽しみがあるんじゃないでしょうか。

 

 

——臼田さんが個人的におすすめしたい駄菓子ってありますか?

臼田さん:高校生だったら「ビッグカツ」とか「ヤングドーナツ」とか、ボリュームがあるお菓子がおすすめですかね。子どもたちにはくじ付きのお菓子を。今ではあまり売っているのを見かけなくなりましたもんね。

 

「ワロンのきつね」のグランドオープンは4月1日。

——ところでグランドオープンはいつなんですか?

臼田さん:4月1日を予定しています。

 

——もうすぐですね。どんなふうに営業していきたいですか?

臼田さん:ベルギーワッフルだけじゃなくて、クッキーとかフライドポテトも始めて、ベルギーワッフルもフレーバーを変えてラインナップを増やしていきたいですね。買ったワッフルやお菓子をお店の前でたむろして食べてもらえたらいいなと思っています。この白山朝市場が朝だけじゃなくて、1日中賑わう活気のある場所になってくれたら嬉しいですね。

 

 

朝だけは年配のお客を中心に賑わうものの、日中はほとんど人が来ない「白山朝市場」。高校や大学も多く小中学校も近くにあるこの場所に、もっと若い人を集めたいという思いで「ワロンのきつね」はオープンしました。女子高生に人気のベルギーワッフルから、子ども達でも買える駄菓子まで幅広くお菓子を取り揃え、4月1日にグランドオープンするそうです。多くの人が立ち寄って、白山朝市場が1日中賑わう場所になるといいですね。

 

 

ワロンのきつね

新潟県新潟市中央区白山浦2-180-3 白山朝市場内

070-4286-2447

6:00-19:00(日曜のみ10:00オープン)

不定休

 

※掲載から期間が空いた店舗は移転、閉店している場合があります。ご了承ください。
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