みんながいつも身につけている「服」。服は日常生活の当たり前の存在であると同時に、自分を表現する存在のひとつでもあります。新シリーズ『服と人。』は、新潟の街を舞台に、そこで生活する人たちのファッションと洋服にフォーカス(隔週水曜日更新予定)。 第14回に登場してくれるのは、Snow Peakでサービス開発やプロジェクトマネジメントをされている佐藤圭さんです。
企画/プロデュース・北澤凌|Ryo Kitazawa
ロケーション・三条市
Brand:
outer – VOAAOV
jacket – AURALEE
pants – Snow Peak×THE INOUE BROTHERS
shoes – COS
bag – Hender Scheme
Please tell us about your fashion:
Kei Sato
Q.洋服にこだわりを持ち始めたのはいつごろからでしたか? – K.S.小学校2,3年生のころからだったと思います。/Q.きっかけは? – K.S.1年生のころまでは母から服を選んでもらっていたんですけど、あるとき突然「自分で選びな」って言われたんですよね。それで分からないなりに考えて、気がついたら自分で選べるようになっていました(笑)/Q.それからどのようにして今のスタイルに? – K.S.高校生までは奇抜なデザインをしたYohji YamamotoやCOMME des GARCONSとかを着ていました。そのころは明治通りにあった「dude」ってお店によく行っていて、そこで働いていた成田凌くんとか、モデルのあわつまいちゃんに影響を受けていたんだと思います。大学に入ってからは色味も落ち着いて、長く着ることができるかどうか、体のストレスにならないかを重視するようになりました。/Q.服を購入するとき、デザイン以外で大切にしていることは? – K.S.ブランドのバックグラウンドとか、デザイナーが制作に込めている想いとかを調べてから買うようにしています。作品の背景を知ると、ひとつのアイテムだけじゃなくブランドそのものに魅力を感じるようになるんですよね。学生時代は美大に通って、モノづくりの大変さを知りました。素材選びや作る工程のなかでデザイナーのこだわりが見えてくると応援したくなりますね。/Q.なにか思い入れのあるアイテムなどはありますか? – K.S.友達からもらったバッグかな。大学の同級生で、いまレザーブランドをやっている女の子がいるんですけど、その子が初めて作ったバッグを私にくれたんですよ。すごく丈夫で、いろんな服とも合わせやすいデザインなんですよね。作っている様子を近くで見ていたし、最初に出来上がったものをくれたことがとにかく嬉しくて、いまでも大切に使っています。/Q.今後やってみたいスタイルはありますか? – K.S.デザイナーって、自分のスタイルを持っていて芯がブレないじゃないですか?それがカッコいいと思うんですよね。私もモノづくりに触れてから、作品に対する姿勢をもっと考えるようになったし、その重要性を知ることもできました。だからこそ、自分なりの一貫したスタイルをこの先も持ち続けたいです。