新潟らしさを盛り込んだ油そばが楽しめる「新潟油そば モジャ」。
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2025.02.25
最近どんどん人気を増してきている、油そば。いろいろなトッピングや調味料で、自分好みの味にカスタマイズできるのも魅力ですよね。そんな油そばの専門店が新潟市東区にオープンした「新潟油そば モジャ」です。気さくな坂上オーナーから、お店をはじめたいきさつやこだわりについてお話を聞いてきました。


新潟油そば モジャ
坂上 大翼 Daisuke Sakaue
1990年新潟市北区生まれ。15年間の工場勤務を経て、2024年に「新潟油そば モジャ」をオープンする。趣味はゴルフと温泉巡り。
工場勤務から、ラーメン店の店主に。
——坂上さんは昔からラーメンが好きだったんですか?
坂上さん:そうですね。子どもの頃から家族で地元のラーメン店へ食べに行っていたんです。僕にとっていちばん身近な外食がラーメンだったんですよ。工場で働いていたときも、しょっちゅうラーメンを食べに行っていました。
——なるほど。そんな坂上さんが独立して、自分でお店をはじめたのはどうしてなんですか?
坂上さん:毎日同じことを続ける工場のライン作業が、自分には向いていないと思えてきたんです。僕は人と話すことが好きなので、接客の仕事に興味を持つようになっていきました。そんなときに、長い付き合いの友人から「ラーメン店をやってみたら?」と背中を押してもらったんです。
——そうだったんですね。でも、ラーメンではなく油そばを選んだのは、坂上さんの好物だったんでしょうか?
坂上さん:僕はスープも飲めるラーメンが好きで、油そばはもちろん、つけ麺や冷やし中華さえ食べない人間だったんです。それが友人に勧められて、東京の人気店ではじめて油そばを食べてみたら、油そばの概念がひっくり返ったんですよ。見た目から思っていたものとは違って、「なんじゃ、こりゃ!」って感動しましたね(笑)

——それで油そばの店をはじめることにしたんですか?
坂上さん:新潟にも油そばの店はあるけど、僕が東京で食べたような油そばを出している店はなかったので、新潟の皆さんに食べてもらいたいという思いでオープンすることにしました。
——でも、それまでラーメンをつくった経験はなかったんですよね?
坂上さん:そうなんですよ。そしたら、知り合いが人気ラーメン店のオーナーを紹介してくれて、そのオーナーからイベント出店の手伝いをさせてもらえることになったんです。何ひとつわからない僕にオーナーが丁寧に教えてくれて、イベント後もお店で勉強させてもらえることになりました。
——それはよかったですね。お店ではどんなことを学んだんでしょうか?
坂上さん:いちばん印象に残っているのはオーナーの「食べているお客様の顔を見なさい」という言葉ですね。それから「いろいろな人との一期一会を大切にしなさい」とも教わりました。お店を営業する上で心がけている教えです。

新潟要素を盛り込んだ、看板油そば。
——「新潟油そば モジャ」をオープンするにあたって、どんなイメージのお店にしようと思いました?
坂上さん:活気と勢いのある店にしたかったので、内装には赤と黒を多く使っています。僕自身も頭に赤いタオルを巻いて気合いを入れているんです。スタッフのみんなで元気に雰囲気を盛り上げていますね。

——確かに楽しい雰囲気が伝わってきます。看板メニューは「新潟油そば」のようですが、「新潟」とついているのはどうしてなんですか?
坂上さん:僕は生まれ育った新潟が大好きで、恩返しをしたいと思っているんです。地域を大切にした店にしたいので、看板メニューには新潟らしい要素を盛り込みたかったんですよ。
——「新潟らしい要素」とは?
坂上さん:新潟を代表するラーメンのうち、背脂ラーメンと生姜醤油ラーメンの要素を盛り込んでいるんです。見た目も土の上に雪が積もって、その上に緑が芽吹くというような、新潟の風景を表しています。

——そう言われると確かにそう見えます(笑)。他には、どんなこだわりがあるんでしょうか?
坂上さん:かえしにもこだわっています。違ったタイプの醤油を何種類もブレンドして、とろみが出るまで煮詰めてつくるんですよ。提供前に生姜を加えることで、より風味を強く感じていただけるようにしています。
——濃厚で追い飯をしたくなるタレですよね。
坂上さん:ありがとうございます。あと、メンマやチャーシューは全てお店で丁寧に仕込んでいます。メンマはラー油、ブラックペッパー、三温糖で味付けし、1日がかりで仕込んでいますし、チャーシューも長時間煮込んで、トロトロした柔らかい食感に仕上げているんです。
——背脂にも手間を掛けているんでしょうね。
坂上さん:良質な背脂を使っているので、あえて味付けはしていないんですよ。そのままの甘みを楽しんでいただきたいですね。
——油そばといえば、色々なトッピングや調味料でカスタマイズする楽しみがありますよね。おすすめがあったら教えてください。
坂上さん:「特製爆弾」がおすすめですね。豚や鶏の大粗挽き肉に軟骨を加えて、コリコリした食感を出したものなんです。常連のお客様はごはんに特製爆弾とマヨネーズをトッピングして「特製爆弾丼」をつくって食べるんですよ。自由に自分だけの「美味しさ」を楽しんでいただきたいですね。

「恩返し」をコンセプトに掲げる店。
——カウンターの上にはたくさんの色紙が飾ってありますね。
坂上さん:あれは先輩の飲食のオーナーさんから友人まで、僕が今までお世話になってきた方々からいただいた色紙です。この店のコンセプトは「恩返し」なんですよ。みなさんの支えがあってお店をはじめることができたので、美味しい油そばをつくっていい店にしていくことで恩返しをしていきたいんです。

——なるほど。
坂上さん:人だけではなく、地域への恩返しもしていきたいと思っています。店内の清掃は毎日スタッフでやっているんですけど、就労支援をしている会社にもときどき清掃のお願いをしているんです。少しでも地域貢献に繋がってくれたらと思っています。
——それは立派な心掛けですね。今後はどんなふうにお店を営業していきたいですか?
坂上さん:お客様のお腹はもちろん、心も満たすことのできるお店でありたいですね。そしてご来店時よりも元気になっていただきたいです。それも来てくださるお客様への「恩返し」かなって思っています。

新潟油そば モジャ
新潟市東区東明7-9-5
025-282-7486
11:00-15:00/17:00-22:00(日曜は昼営業のみ)
水曜休
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