上越市の「淡雪coffee」で心がほどける時間を、コーヒーとともに。
カフェ
2025.07.21
上越の豊かな自然の中に佇む「淡雪coffee」。ここではオーナーの五十川さんこだわりのスペシャルティコーヒーを楽しむことができます。お店をはじめる前は、東京や新潟でITエンジニアをされていた五十川さんに、お店を開いたきっかけや、コーヒーへのこだわり、今後の展望などお話を聞いてきました。


淡雪coffee
五十川 洋平 Yohei Isokawa
1985年糸魚川市出身。東京のWeb制作会社でITエンジニアとして働き、結婚を機に上越市で暮らしはじめる。自分の家の一角で「cafe 淡雪」をはじめ、その後店名を「淡雪coffee」に変更し現在に至る。自宅の居心地がよく、休日は家でゆっくりすることが多いんだそう。
ITエンジニアから、バリスタの道へ。
――五十川さんはITエンジニアとして働かれていたそうですね。
五十川さん:20代の頃から、東京のWeb制作会社で働いていました。その後、結婚をきっかけに、上越で暮らしはじめたんです。そこからはフリーのITエンジニアとして仕事をしていましたね。
――エンジニアから一転、どうしてカフェをはじめることに?
五十川さん:カフェ巡りが好きな奥さんの影響もあって、東京に住んでいたときは、よくふたりでカフェを巡っていました。でも上越にはあまりカフェがなかったんですよ。それで、家を建てるタイミングで、カフェも一緒につくろうという話になったんです。
――カフェ好きが高じて、ご自身でお店をつくっちゃったんですね。お店をはじめるまでに、どんな準備をしたのでしょう。
五十川さん:長岡の「ナカムラコーヒーロースターs」さんに豆の取り扱い方を教えてもらったり、バリスタのトレーニングをしてもらったりしました。その後、2021年にお店をオープンしたんです。最初は「cafe 淡雪」という名前だったんですよ。

――店名を「淡雪coffee」に変えたのには、どんな意図が?
五十川さん:コーヒーによりフォーカスしたかったんです。「cafe 淡雪」のときは、食事やお菓子に注力をしていたんですけど、やっていく中で「なんか違うな」って思って。奥さんと話し合って、コーヒーをメインにするために今年の4月に店名を変えたんです。
――「淡雪」という言葉にはどんな思いが込められているのでしょう。
五十川さん:ここで過ごす方の気持ちがほどけて、リラックスできるようなお店にしたくて、春先に降る「淡雪」を使いました。淡雪のはかなさが、心がほどけるイメージに合うし、雪がたくさん降る上越だからこそ使える言葉だと思ったんです。

――確かに「雪」という言葉はこの地域で馴染みがありますね。このお店は、どんなコンセプトのもとつくられたのでしょうか。
五十川さん:僕たちが通いたいと思うようなお店づくりをしました。提供するコーヒーや焼き菓子はもちろん、内装も僕たちが居心地のいい、好きなテイストを詰め込みました。奥さんも僕も、デザインに関わる会社で働いていたので、この辺にはないようなお店の雰囲気を目指して内装を考えました。
――おしゃれでスッキリした雰囲気です。内装で特にこだわったところはありますか?
五十川さん:壁に塗っている塗料は、小さなガラスの粒が入ったものを選びました。これを使うと陰影がはっきりするんですよ。あとはカウンターもこだわりましたね。イチョウの木材を使っているんですけど、実際に木材を選んで、幅や並べ順まで僕たちで決めました。コーヒーの抽出液を、カウンターの表面に塗っているのもこだわったポイントです。

スペシャルティコーヒーをもっと身近に。「淡雪coffee」で楽しむ、コーヒーの様々な表現。
――「淡雪coffee」ではスペシャルティコーヒーが飲めると聞きました。そもそもスペシャルティコーヒーとは、いったい……?
五十川さん:コーヒーは味わいや香り、酸味の質などの評価基準から点数をつけて、豆をいくつかのグレードに分けているんです。その中でも80点以上の上位のグレードにあるものが「スペシャルティコーヒー」と呼ばれています。新潟の人に魅力をもっと伝えたいと思って、このお店では「スペシャルティコーヒー」だけを扱っているんですよ。
――五十川さんは、そのどんなところに魅力を感じたのでしょう。
五十川さん:コーヒーとして表現できる幅が広いと思ったんです。コーヒーなのに、フルーツの香りや味がしたり、甘かったり、他のコーヒーとの違いがはっきりしているんです。はじめて飲んだときにハマったんですけど、お店をはじめてからは、さらにのめり込んでいきましたね。

――こちらでは、県内外のロースターさんが焙煎した「スペシャルティコーヒー」が楽しめるんですね。
五十川さん:お世話になっている「ナカムラコーヒーロースターs」 さんをはじめ、東京や福岡、京都のロースターさんの豆を使用しています。それぞれのロースターさんによるコーヒーの表現が楽しんでもらえますよ。実際にお店に足を運んで、お店の取り組みや品質管理など、お話を聞いて選びました。ここでお出しするときは、それぞれの豆が持つ個性を楽しんでもらえるように、品質管理を徹底していますね。
――選りすぐりの中でも、五十川さんオススメは?
五十川さん:はじめての方には「ナカムラコーヒーロースターs」さんにお願いしてつくってもらった、オリジナルブレンドをオススメしています。それ以外のコーヒーでも、飲みたい味わいや香りの好みにあったものもご提案できますよ。他にも、水出しコーヒーとトニックウォーターを使った「コールドブリュー」や、アルコールを使った「エスプレッソ・マティーニ」もお出しできるので、コーヒーの幅広い表現を楽しんでいただければ嬉しいですね。


――季節やシーンにあわせて、いろんなコーヒーが楽しめそうです。ところで、店内には可愛い雑貨が販売されていますね。
五十川さん:僕の奥さんが選んだ雑貨を販売しています。オランダの「SUSAN BIJL(スーザンベル)」は正規取扱店として、常時販売をしています。他にも来てくれた方の感性をくすぐったり、ときめいたりするアイテムを用意できればと思っています。ラインナップは季節ごとに変えていて、コーヒーを飲むついでに見てもらえたらいいなと思います。
――コーヒーを飲んで、雑貨を見てときめいて……。なんだか、ここにいるだけで心が満たされます。お店をはじめてみて、手応えはいかがでしょうか。
五十川さん:このお店をはじめてから、お客さまとの会話を通じて人との温かさを感じています。 ITエンジニアをしているときは、そういった場面があまりなくて、人見知りが出てしまうこともあったんです。でもここに来てくださるお客さまのおかげで、それも克服できていますし、何よりも楽しめていますね。
――最後に、五十川さんの今後の目標を教えてください。
五十川さん:もっとコーヒーに向き合っていけたらいいなと思います。具体的には、来年あたりコーヒー豆の焙煎もはじめてみたいって考えていて。お客様によりコーヒーを楽しんでもらえるサービスを提供していきたいですね。あと、これはちょっと先になってしまうかもしれませんが、他のお店とのPOP-UPもできたらいいなと思っています。

淡雪coffee
新潟県上越市滝寺2455-3
11:00-17:00
定休日はInstagramをご確認ください。
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